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大谷翔平が分水嶺を迎えようとしているのか

そんな気分になる。

自分の人生はどんどん行き詰まってきている。
自分なりに頑張っているのだけれど、どうやら働く人生は早晩終わりを迎えそうだ。
まさかこんな急激に終わりを迎えるとはなぁ……
と、名もなき一般人の嘆きはどうでも良い。

ただ、最近また有名人の自死が続いたこともあって、あの人もあの人も、自分の人生を続ける気がなくなってしまったのか、と思うとやはり切ない。

ついでに、自死というセンセーショナルなものでなくても、またいきなり人生の難局(?)に直面した2人の人物が視界に入った。
MLBエンジェルスのマドン監督と大谷翔平選手だ。

昨年、大谷は契約の切れ目を前にして、「ポストシーズンに行けるようなチームが良い」という主旨の発言をし、自身は大活躍し、リーグMVPに輝いた。
今年はMLBが「大谷ルール」を制定し、ピッチャーとして降板してもDHとして残れるようにした。
エンジェルスもいろいろ補強をした。
そして、今年は大谷選手が所属するエンジェルスは好調なスタートを切った。5月にはチームの貯金が10を超えた。ポストシーズンが地区優勝チーム+ワイルドカードが2チームから今期は3チームに増え、念願のポストシーズン進出に向けて視界良好だった。

もちろん、エンジェルスの監督 マドンの視界も良好だっただろう。
ところが、いきなり12連敗でチームの貯金がなくなり、監督を解任された。
半月前まで好調なチームの長だったのに、半月後にはクビである。
そんなこと、誰が予測しただろうか。

マドン監督が去って、大谷選手にとっても一気に状況が変わった。
二刀流の理解者であるマドン監督は後ろ盾でもあった。
監督として、大谷の二刀流に理解を示す監督はそう多くはないらしい。大谷の二刀流は一選手の問題ではなく、中6日の登板間隔を必要とする?大谷選手は、投手のローテーションに多大な影響を与える。
先発5本でまわしたい監督にとっては、大谷のローテーションは邪魔になる。
なので、監督によっては投手に専念して中5日で投げろ、ということを言う可能性もあるらしい。

今期の大谷選手は、現時点での成績はあまり芳しいとは言えない。
打撃では打率が.250を切っており、本塁打は2桁、打点もチーム上位だが、チームの中心選手として期待されているよりかは幾分下回っている状況だ。
投手としても去年と比べると精彩を欠いている(去年は9勝2敗、今年は現時点で3勝4敗)。
去年のリーグMVP、今年もそれに準じる活躍を見せれば、1年あたりの年俸20〜30億円の複数年契約、二刀流を付加価値と見れば前代未聞の40億円という可能性だってあったが、今年の活躍(投手でも打者でもWAR 1.0未満らしい)では、そんな華々しいオフにはなりそうもない。

そして、明日(日本時間6月10日10:30頃から)は、大谷選手の「二刀流」の試合だ。
チームはマドン監督が去って、代理監督になっても負けを2つ積み重ね、球団ワーストの14連敗となっている。
ここで万が一、大谷選手が1回から大量失点なんてことになったら、まだ借金2だがそれが3に増え、何より「シーズン終戦ムード」が漂ってしまうかもしれない。

そういう意味では、大谷選手にとっても明日の試合は今後の人生に大きな影響を与える分水嶺になるかもしれない。
いやぁ、正直、一時期の不調はあっても長く活躍する選手になると思ったけど、「そうじゃない可能性」が発生していることに、正直驚きを隠せない。人生は大変だ。

もちろん、個人的には大谷選手の活躍を願っている。
7イニングを自責点1、10奪三振、打つ方でも4打数2安打1HR2打点2得点1盗塁、5-1くらいで降板してチームの連敗を14でストップしました、なんてことになったら最高だねぇ🍻

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