玉川徹の頭はおかしいのか？

玉川徹氏、ＭＬＢでの日本人選手の大活躍に「あんまりやりすぎると反発招かないかな？」

「このまま行くとですね。例えば、本塁打王が日本人、最多勝が１、２、３位が日本人とかね。うれしいけど、あんまりやりすぎると反発招かないかな？　米国で」

すげぇ発言ですね。これが例えば今、大谷翔平がもう20HRくらい打って独走してて、ピッチャーも3人7勝とかしている状況ならまだ分かりますよ？

実際には大谷選手は7HRでMLB全体で11位タイ（トップとは3本差）、NLで5位タイ（トップとは2本差）。
今永投手が5勝でハーラーダービー1位タイ（MLB全体で他に5人、NLで他に4人）、防御率0.78はMLB全体でトップ（2位は1.32）。ものすごい活躍ですがこれは1人だけで、次に勝ち星が多い日本人先発投手は3勝で山本由伸（MLB全体で12位タイ、NLで8位タイ）、2勝の菊池雄星（MLB全体で48位タイ、ALで25位タイ）です。

確かに、スポーツの世界ではスキージャンプで日本人が強すぎると日本人の体格を狙い撃ちにするようなルール変更を疑われるような事例が過去にありました。

ただ、MLBでは野茂英雄、イチロー、佐々木主浩など活躍した日本人選手はいても、野球自体をつまらなくするような超次元の活躍をする選手が居た例はありません。（それは日本人に限らず、ですが）

何か、「あまりにも目立つ活躍をすると目を付けられるから、ちょっと手を抜くことを覚えた方が良いのでは？」みたいな論調は、たとえ冗談でも全力でプレーする選手に失礼以外の何ものでもない、と思うのですが、如何でしょうか。

まぁ、ワイドショーなんてそんな軽言が許される低レベルのものですから、どうでもいいんですけれども。

実際に毎シーズン4割以上、100HR以上を続ける野手と、防御率0点台、25勝、奪三振率20以上を続ける投手が日本から出るものなら、見てみたいですね！