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僕の母親は使い古した衣服を八つ裂きにする

話は今日のお昼に遡る。

僕は粉で作るタイプのミルクティーをこぼした。サイドテーブルに。

水気はティッシュやらタオルでどうにかなる。

だが、おそらく砂糖が原因であろう「べたつき」はそう簡単にはとれないのだ。

しかし、我が家にはこれがある。

そう、使い古しのTシャツ等を引き裂いて作った使い捨て雑巾だ。

乱雑に切り裂かれた布は片手に収まるほど小さく、しかし、「必ず汚れを落とす」という意思すら感じるほどの貫録がある。

水で若干濡らし、強くこすればさらさらな机へに元通りだ。

この手法ならではの利点といえば、普通の雑巾のように「洗って、干して」というフェーズを踏まなくてよいこと、そして何より、タダで手に入るということ。

これは、革命だ。


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