見出し画像

持続化補助金 「コロナ型 第5回 採択結果」と「低感染リスク型 ビジネス枠」の話

※以下は2021年4月1日時点に投稿している記事です。その後の開示情報などは反映されていない場合がありますのでご注意ください。

この記事では小規模事業者持続化補助金について以下を記載しています。
・今までの採択傾向
・コロナ型 第5回 採択結果の分析
・低感染リスク型ビジネス枠 公募要領の概要

小規模事業者持続化補助金に関心がある方にとっては、2021年3月31日はドキドキの1日だったのではないでしょうか?

「コロナ型 第5回の採択結果 発表」と「低感染リスク型ビジネス枠の公募要領 公開」が重なる日でしたからね。

コロナ型 第5回、残念ながら不採択になってしまった方、低感染リスク型ビジネス枠に切り替えて頑張りましょう!

■今までの採択傾向

小規模事業者持続化補助金「低感染リスク型ビジネス枠」の公募要領が公開されました。

簡単に言うと、昨年まで実施していた「コロナ型」の名前が変わって(公募要領も少し変わり)再登場ということです。

そこで、コロナ型含む令和予算の持続化補助金の採択傾向を振り返ってみたいと思います。
以下が「一般型」と「コロナ型」の応募受付回ごとの採択率。

採択実績

ネットやSNSでは「持続化補助金は第1回が通過しやすい」というのが通説のようですが、まさにその通りのようです。

コロナ型 第1回の採択率は82%、第2回も81%。
しかし、その後は大きく下がって第3回、第4回は30%前後の推移となり、先日発表された第5回も少し回復したものの38%となりました。

個人的には、この採択率の突然の下落は「行政ふざけるな」という思いもあります。小規模事業者は基本マンパワー足りない中で時間割いて申請書作っているので振り回すなよ〜と。

一方で、コロナ禍に対応するため補助金を特設したものの、状況がどうなるか読めない中で第1回第2回の採択率が高いのは当然かもしれません。
第3回第4回は「採択率が高い」と聞きつけて行政の想定以上に応募が殺到、言い方悪いですが有象無象が紛れ込んだという見方もできます。
実際、経験豊富な方々の申請は第3回〜第5回でも無事に採択されているようです。


まあ、どちらにせよ補助金交付を希望されるなら低感染リスク型ビジネス枠 第1回の応募には申請した方が良いと思います。

本来であればコロナ型の採択率の急下落の要因を解き明かしておきたいのですが「残予算が少なくなったので採択者を絞り込んだのか」「応募が殺到したから条件を厳しくしたのか」が現状では憶測の域を出ません。

なので、"低感染リスク型ビジネス枠 第1回だから通りやすいよ〜”とは断言できないのですが、チャンスがあることは間違いないです。

■コロナ型 第5回 採択結果の分析

コロナ型 第5回は採択率38%と依然厳しい採択率だったようですが、、

お陰様でサポートさせていただいた企業様のほとんどが無事に採択となっていました。ほっ。

採択結果発表後のルーティンとして「採択された経営計画書」と「不採択の経営計画書」の比較分析を行っています。

断言はできないですが採択された経営計画書の傾向としては・・・

①明らかに売上が落ちている(2020年3月以降特に)
②見積もり金額の妥当性が記載されている

くらいでしょうか。
他にも細々したものはあったのですが、上記2点は傾向として強めに出ていました。(例外はありましたが)

特に①についてはグラフなども用いながら分かりやすくした方が良いです。

売上グラフ

また、仕事上でお付き合いさせていただいている補助金サポート経験が豊富な方とも情報交換しました。
コロナ型 第4回では「同じ郵便局から同じタイミングで各企業の申請書類を丸ごと郵送すると不採択になる」という傾向があったそうですが第5回では問題なく採択されたそうです。
とは言っても、普通に申請している分には発生しないでしょうし(そもそも書類記載まで丸ごと代行してしまうのは補助金の理念に反します。この方は代行ではなくアドバイスを実施しています)、もしこのような機会があっても、なるべく同じ郵便局・同じタイミングというのは避けた方が良いでしょうね。

■低感染リスク型ビジネス枠 公募要領の概要

では、気になる低感染リスク型ビジネス枠 公募要領についてお話します。

2021年3月31日 17:00頃に小規模事業者持続化補助金「低感染リスク型 ビジネス枠」の公募要領が公開されました。

(申請書類のフォーマット等は4/1現在まだ公開されておらず別日に公開とのことです。他の応募回の採択通知がかなり遅れている、なんて話もよく聞きますし、人手足りなくてパンクしている感じですね...)

内容は以下の通り。

・補助率:3/4
・補助上限:100万円
・第1回受付締切:2021年5月12日
・電子申請が必須
・感染防止対策費については、補助金総額の1/4(最大25万円)を上限に補助対象経費に計上することが可能(緊急事態宣言の再発令による特別措置を適用する事業者は政策加点の他、補助金額総額の1/2(最大50万円)に上限を引上げ)
・2021年1月8日以降に発生し発注・契約・納品・支払い・使用が行われた経費について遡及適用が可能

「コロナ型」と同様、補助率・補助上限ともに一般型より優遇されていますね。

また、今回も遡及適用が可能。

本来の補助金獲得のフローでは、採択された後に「補助金交付決定通知書」が届くのですが、「補助金交付決定通知書」が届いた後の発注・契約・支出でないと補助金交付の対象になりません。

しかし、今回は遡及適用が可能となっているので2021年1月8日以降に発生した経費を遡って補助金交付の対象とすることができます。


そして忘れてしまいがちですが、今回は電子申請が必須となっております。

電子申請にはgBizIDの取得が必要です。
↓↓ 取得はこちらから
https://gbiz-id.go.jp/top/

4月1日現在で「gBizIDプライムアカウントID発行までの期間は3週間以上のお時間をいただいております。」との記載があります。

低感染リスク型 第1回締切が5月12日であることを考えると、4月第1週には取得申請をしておかないと間に合わない、と思います。
未取得の方お急ぎください!!

終わりに

低感染リスク型 の採択率がどうなるかはまだ読めませんが、チャンスではあると思いますので補助金交付をご希望の方はぜひ応募してみてください。

もしやり方が分からない、申請書類についてアドバイスが欲しい、という方がいらっしゃいましたらご連絡ください。お金はいただいておりませんのでご安心を。
https://note.com/info/n/n033f422de5bb

追加情報があったら更新します〜。ではでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?