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Sustainable Game の代表に就任します。代表理事としてもがいていきます。

6月1日から一般社団法人Sustainable Gameの新代表理事になる川村賢人と申します。
旧代表の山口由人からバトンを受け、来年18歳になるまでの約一年半代表理事を務めていきます。退任にあたって本人のブログに代表としての想いを書いていますのでぜひこちらからお読みください

「Be a social tackler」
愛を持って社会に突っ込め。
一人でも多くの若者が社会に「愛」をもち、そして声をあげるだけではなく大人を巻き込んで、企業を巻き込んで、社会を巻き込んで大きな流れを作る。そんなクレイジーな社会を作っていきます。

Sustainable Game二代目の代表として、そして3年目に突入するSustainable Gameを100年続く組織にするために、これからの私たちについて話させてください。

「引き継ぐ」

私は元々青森県の田舎で生まれ育ちました。
生まれてから中学校までそのまちで育ちました。
今でこそSustainable Gameの代表ですが、「プロジェクト」や「インターン」のような社会に触れるきっかけはありませんでした。
もしかしたら私が知らないだけで本当はそういったチャンスはかなりあったのかもしれません。しかし僕の周囲には社会と触れるチャンスを持った友達はいませんでした。

そんな中で転機が訪れました。

東京の高校に入学したということです。
そして挑戦をしている多くの友人に出会いました。
前代表の山口もその一人です。
自分で行なっているプロジェクトやインターン、国際交流などやっている人に出会う確率は青森の田舎にいた時に比べてはるかに上がりました。

しかし私は「東京」という存在をあまりにも理想化していました。
「東京」にいけばどんな学生でも何かのアクションをとっていて、自分の手で社会を動かそうとしているいるのが普通、そんなふうに思っていました。
実際は「何か」を行なっている人の数は青森に比べて確かに多いけれども全員ではありませんでした。

私は考えてみました。
なぜ自分が東京を理想化していたか、なぜ自分が知りもしない「東京」の普通を決めていたのかということを。

おそらくその答えは自分の中で理想化された当たり前があったということです。
「東京の子は人も情報も多いところにいるんだから何かをやっているのは当     
 たり前。」
自分は相対的に弱者であるから私よりも相対的に「良い」環境、経験がある人が「何か」をできる、しているのは普通という考えを持っていたのでしょう。

「当たり前」を疑ってみよう。
そんな言葉をたまに耳にします。
たしかにとても重要なことです。ただ「理想化」してる当たり前をアップグレードすることはかなり難しかったです。
「女性が家事育児、男性が外で働く」といったことのような今の当たり前だけど批判すべきものと比較して「理想化」している「普通」、私の場合だったら「東京に行けば救われる」というものです。疑いたくない、それを疑っては「東京に行く」といったような目的への頑張る意味を失ってしまうからです。

そしてこの論理は未成年社会起業家や社会課題解決型のプロジェクトを行なっている未成年にも当てはまると思います。
「このプロジェクトを行えば多くの人が救われる」
これは疑いたくない普通です。


ただ現実には大人との競争や法律面での知識不足、学校との兼ね合いなどの問題も存在しています。そのため自分が目指していた理想を諦めてしまったり、その自分の中での理想が成り立たたなってしまった時そこにあるのは絶望感です。
僕が東京に来てから感じたような信じたかった普通が崩れた時に似ています。

私たちSustainable Gameはそんな疑いたくない「普通」が理想化された普通ではなく、実際に「未成年が社会を変えられる」そんな「本当」を作り上げていきます。
理想化された普通ではなく、本当に「このプロジェクト、事業を行えば多くの人が救われる」ものを未成年や企業、自治体と「共創する」ことで生み出していく。そして未成年が相対的な弱者であることも超えて世界を動かすために、100年という長い時間をかけてでも根本的な問題を解決していく。
そのためにはまず未成年、そして私たちSustainable Gameが
「私たちは未成年だけど社会を変えられる」
と信じている必要があります。

そして私はこれを信じています。
根拠はありません。ただ、当然ですが元からわかっていることはなかなかありません。企業と未成年の共創を生むことで社会の二項対立が本当になくなるのか、私たちが行う意味は何なのか。
でもやるしかない、やってみなければ変わらないことも事実です。
そして行動のバトンと想いのバトンを繋いでいかなければならない。
この想いから由人のバトンを引き継くことにいたしました。

「受け取る」


この組織の代表理事になるということはとても重いものがあります。今まで経験してこなかった、企業への提案、事業の構想を練る、想いを相手に伝える。中学生まで何もしてこなかった人間がいきなり簡単にできることではありません。

しかも「山口由人のSustainable Game」という印象もあります。
正直苦しいと思うことの方が多いです。

しかしこの苦しさを超えた先に、見えてくるものもあるはずです。
そしてそこには100年後、社会と未成年が共創していけるそんな未来が待っているはずです。

想いを受け取り、そして繋いでいく。
まだまだ足りないことも多いです。
ただ2代目代表理事としての権利と責任を胸に代表理事としての約一年半を駆け抜けます。

最後に

Sustainable Gameを応援していただいてる皆様
ひとまず、これまでのSustainable Gameを応援していただきありがとうございました。ただここからです。
さらにしなやかで想いの強い行動していく組織を作ってまいります。
これからもよろしくお願いします。
一緒にもがいていく未成年へ
私たち未成年にできることは声をあげることだけでしょうか。
そうではないはずです。
新しくなったSustainable Gameとともにぜひ一緒に社会を変えていきましょう。



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