【交換note】剣のぶつけ合い

交換noteとは、対話・実践ラボの参加者が「対話」について考えたアレコレを「交換日記」のように書き綴っていく取り組みです。

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先日ラボでの対話が終わりました。ふと思いを残したくなり、ドトールに来ています。


振り返ってみて

対話って大変

日英通訳士の長井鞠子さんがこんなことを言っていました。

“I mean, we interpreters respond instantly to what we
receive. This is similar to a sword match in martial arts.”

訳すと

「私たち通訳士はまるで格闘技の真剣勝負かのように受け取った言葉に素早く反応する」

 今回の私たちの対話を回顧すると、

真剣勝負


っていうのがピッタリなんじゃないかな。

「勝負」という言葉の物騒さは端に置いておくとして………

対話は、

・相手の言葉と意見を受け取って
・相手の言葉に対して自分なりの言葉を投げて

このループが途切れないで続いていく。これが真剣勝負に似ている。

そして彼女はこんなことも言っています。

We take turns interpreting every 20 or 30 minutes. This is because the job requires deep concentration.
「深ーい集中力が必要なので、20−30分くらい毎に交代するんです。」

覚えていますか?第一回のラボが終わった後の皆さんの表情

こんな感じでした。これくらいエナジーを消費するのですね。

私たちには5回のラボしかなかった

5回だったからこそ、ゴールがあった。みな何かを求めて参加していた。キックオフからすごい熱かったですよね。

短い時間だからこそ、僕は理解し合いたかった。相手のことを知りたかった。話し合いたかった。考えたかった。

限られた時間で対話をするから、言葉を選んで、自分が伝えたいことを詳らかにする。

僕にとって対話って、人と人が関係を構築する上での基礎みたいな感覚でした。

対話は何を創るのか

今回このラボを通して、自分が得たものについてよーく考えてみました。

………

対話のスキルは得られませんでした。

正直最初はこんなふうに考えていました。
「ラボに参加すれば、対話のスキルが身に付く」
「対話を繰り返せば、コーチになれる」

私たちはコミュニティを創りました

方法論にばかり気を取られて、目の前の対話を楽しめていないなと思い始めた3回目のラボ。プライベートと重なり、耳だけ参加だったけど、聞いていると楽しかった。

このとき気が付きました。

対話とは、人と人が話をする。
そのただの会話がコミュニティを作る。
この創造物を

対話というんじゃないかな

という考えに至りました。


また会える日を楽しみにしています。

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