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【YouTube】切り抜き動画とは?収益化できる?

最近YouTubeでひろゆき氏の「切り抜き動画」が流行っています。
僕も興味深いタイトルの動画はついつい見てしまいます!

でも・・・
「いったい切り抜き動画てなんなの?」
「違法じゃないの?」
「投稿してる人は収益化できるの?」
といった疑問が出てきます。

どうも、動画制作会社8hammerのケンちゃんです!
この記事では切り抜き動画についての説明と、切り抜き動画で収益化はできるのか?について説明していきますのでご興味ある方は読み進めてみてください。

切り抜き動画とは?

切り抜きとは、長時間動画(主に生放送)が第三者によって特定場面のみを抜粋され、カット等編集の上で再投稿されたものである。
ニコニコ大百科(仮)

投稿者側の視点に立つと、LIVE配信はとても楽です。
編集(カット、テロップ、BGMなど)しなくて済むからです。

本来であればLIVE配信した動画を編集して、ダイジェスト版をアップロードすると視聴者に優しく再生数も伸びると想定できるのですが、なかなか大変なんですよね。

VTuber界隈では、ファンの方が善意で面白いところだけを切り抜きして編集するという習慣があったようです。

違法じゃないの?

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著作権侵害にあたるので違法と言えるでしょう。
著作権を侵害されている方が訴えることで刑事責任を問うことができます。
逆を言えば、訴えない限り刑事責任は問われないということでもあります。

著作権者が切り抜き動画を作られることで得るメリットもあるため、黙認したり感謝したりすることもあります。

切り抜き動画の投稿者は収益化できるの?

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結論から言うと収益化できます。
しかし条件、注意点があります。

◆著作権者と有効な関係を築く
◆著作権者と別途契約を結ぶ
◆Content IDを利用していない著作権者の動画を切り抜き、収益化されたとしても動画を削除されたり訴えられる可能性がある

著作権者がコンテンツにContent IDを割り振っていなかったとしたら、切り抜き動画で収益化は可能かもしれません。
しかしそれが、著作権者や善意の第三者に通報されたら動画を削除されたりすることでしょう。

ところでコンテンツIDとはどんなものなのでしょうか?

YouTubeでは「Content ID」という仕組みがある

ひろゆき氏はこう語っている。

「実はユーチューブで『コンテンツID』っていって、切り抜いた人の収益も僕が取れる仕組みがあるので、そこで折半するみたいになってるんですよ」
東スポWeb

このことからひろゆき氏はContent IDを利用して、切り抜き動画で収益を得ているようです。
切り抜き動画の投稿者も半分収益を上げられているようですね。

余談ですが、現在ひろゆき氏は切り抜きを許容しており、チャンネル登録者数1,000人、総再生時間4,000時間を超えたチャンネルに関して連絡を貰えればお話しましょう、というスタンスのようです。
そこで収益の配分などを決めているのだと思われます。

Content IDってどんな仕組みなの?

著作権者は Content ID というシステムを利用することで、YouTube 上の自分のコンテンツを簡単に特定して管理できます。YouTube にアップロードされた動画は、コンテンツ所有者が提出したファイルのデータベースと照合され、スキャンされます。
YouTubeヘルプ

Content IDにも手続きが必要で、著作権者はまず音声や映像の参照ファイルをYouTubeに提出します。
そうするとフィンガープリント(コンテンツの特徴を表すデータ)が作成され、データベースに保存されます。
あとは、YouTube内で著作権者のコンテンツに一致している動画があれば検知してくれます。

その後、著作権者は以下の選択をすることが可能になります。

1.動画をブロック
2.動画に広告を貼り収益化
3.視聴者データを追跡して詳しいアナリティクスを入手

しかし、このContent IDを利用するには注意する点があります。
それは、著作権者がコンテンツの独占的な権利を所有している必要があります。

以下の場合には独占的な権利を所有していない、ということになります。

1.ゲームプレイ動画
2.使用許可のない音楽や動画
3.使用許可はあるが、その権利が独占的でない音楽や動画
4.パフォーマンスの録画

ゲームプレイ動画ではゲーム自体の著作権があります。
この時点でゲームをプレイする実況者は独占的な権利を所有していない、ということになります。

仮にマヂカルラブリーの野田氏が「野田ゲー」をプレイする動画であれば、野田氏は独占的な権利を所有していると言えるでしょう。

音楽や動画は使用許可のないものであればもちろん、著作権者は別にいるでしょうし、フリー素材など使用許可はあるものであっても、作者が著作権者になります。
つまり、独占的な権利を所有していないということになります。

ダンスや大道芸などのパフォーマンスの録画は、実際パフォーマンスしている方の著作権があるため、独占的な権利は所有していません。

上で挙げた内容では「私の動画だから守ってね」とContent IDに登録しようとしても弾かれてしまうことでしょう。

どんな内容だったらContent IDに登録できるのか?

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ひろゆき氏のようにトークのみでコンテンツを成立させてしまうのが、確実でしょう。
BGMなどフリー素材を使用すると独占的な権利ではないコンテンツになってしまいます。

まとめ

YouTubeではコンテンツや著作権者を守るためのシステムがあります。
それを活用するには著作権者もContent IDに申請するなど準備が必要です。

そして切り抜き動画投稿者は、著作権者に許可と収益化の配分を個別に交渉する必要があります。
それだけ手間暇かけてやる必要があります。

繰り返しになりますが、切り抜き動画で正しく収益化するには著作権者に許可を取り、収益の配分を決めた上で動画を配信するようにしましょう。

ではまた。

書いた人ですよ

本多キャラ

ここまで読んでくれてありがとうございます。
8hammerのケンちゃんです。
ひろゆき氏の切り抜き動画は好きでよく見ていたのですが、収益ってどうなってるのかなーと思ってました。

ひろゆき氏の話だと切り抜き動画を作っている人と折半しているという話だったのですが、YouTubeにそんなシステムあるのかな??と思ったり。

推測が多く含まれていますが、YouTubeのヘルプを読む限り収益を折半するというのはシステム的にはないのかな・・・と。

コンテンツ所有者が、他の人が作った切り抜き動画に広告を貼れて、収益はすべてコンテンツ所有者の元へいく、というのがYouTubeヘルプでの説明だと読み取れました。

ひろゆき氏はその収益を折半にし、たくさん切り抜き動画を作ってもらってチャリンチャリンするという仕組みを作ったということで頭いいなーと思います。

私が所属する8hammer株式会社では動画広告をはじめとした広告代理店業や動画制作を主にやってます。(私はWeb系のお仕事です)

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