人だけが持つ感情というツール

年始のお休みの間に、営業に関する本を読み漁っていた。

理由は、今年の目標を新規20本を達成するため。

自分の仕事は、主にイベント企画を軸にした様々なPRを展開することである。

社内向けイベントであれば、社内の人たちがいかにモチベーションが上がるイベントを企画するか

社外向けイベントであれば、いかに多くに人に知ってもらえるイベントを企画するか

もちろんこの二軸だけというわけではないが、大枠はこういったことが多い。

そんな中で、思うのは特にモノを販売しているわけではなく、いわゆるサービスを提供しているので、なかなかハードルが高い。有形商品ではなく無形商品。無形商品の方が営業はしんどい(と思っている。)もちろん過去実績はある程度はある。弱音を吐いていても何も進まないので、やることを明確化してただただ、実行していくだけなのだが、、、それは今絶賛実行中なのである程度結果が出てきたらまたまとめさせてもらうとして。

いろんな営業の本を読んで思ったのは、当たり前のことかもしれないけど自分が相手にガンガン買ってもらおうというオーラを出していては100%ダメだということ。もちろん購入していただくのはお客様=相手から買ってもらうことで売上につなげているのは理解しているが、この「売る」という意識を「買ってもらう」という意識に変えないといけない。

どうしても、売上を上げるために人にいいところをアピールして良い効果を全面的に押し出して購入につなげようとしてしまうが、そこの気持ちをグッとこらえて、一回売り買いのことは忘れて、今あなた=相手が困っていることにフォーカスを当ててそれを解決する方法が何かを一緒に考える。時には自分の商品ではないモノコトをおすすめしないといけないかもしれない。それでも、そこは我慢してそっと他社のものをおすすめする。

簡単に書いているが、自社のもの以外を人におすすめするのって自分がその物をちゃんと知っておかないといけないから、かなりのレベルの高いコトだと思う。そんな小さなことを続けていたらいつかぽろっとお願いごとをされる時がくると思う。ただ、忘れていてはいけないのは、ここでいつかくるだろうと待ち受けの状態になってはいけない。待ち受けになると何も物事は好転しないので、いやらしくない程度に相手に自社の商品を勧める。

なんか、営業=恋愛って言われる意味がわかった気がした。

どちらも人を相手にして行う行動であり、どちらも感情をどうやって揺さぶっていくかが大事!! いかに喜、楽を提供できるか。長年イベント業界に携わっていて思うのはイベントは特にこの感情を揺さぶられる度合いが大きい。だからこそやめられないのかもしれない。


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