売上は手段

【売上はあくまで手段】

事業は顧客がいる以上、社会に価値をもたらすものである。そしてその循環を終わらせないために(継続していくためには)お金が必要。

そのために経営者側からすると利益が1番重要であり、売上はその手段ということを知っているが、一般的に会社員の人は売上が最重要と考え、利益の重要性を理解していないことが多い。

これは当たり前っちゃ当たり前だが、利益は粗利から営業利益、経常利益、当期純利益など様々あり、費用や投資、戦略によって変動するので社員に伝えるとなると売上の方がわかりやすいので売上を目標値として設定するからだと思う。

多くの場合、家賃や原価、消耗品、借入返済金を考えてないし、もっと言うと自分の人件費すら計算できず自分の人件費も入れずに売上だけ見て「売上こんなに上がってるのに自分の給与は上がらない」みたいなことをいう(Twitterのニュースコメントでよくみる)が、優秀なひとであればあるほど「売上が75万で費用が75万やから10人分の給与を上げるためには変動費も組み込んで少なくとも売上100万円が必要。売上100万円になったら利益〇〇分出るのでその分の○%である○円を自分の給与にください。そのために自分は〇〇をします。」みたいなことを考える(いや超優秀すぎた)。

経営者と雇用者の差は埋まらないのが当然だが、働く上で「売上-費用=利益」ぐらいの認識は必要だろう。 


【問題は根にあり】

問題解決において、表面的な応急処置のみであればすぐに対応して解決できることが多いが、根本から解決するのであれば根元まで探る必要がある。

腰が痛いという表面上の問題だけでアドバイスをくださいと言われても***二が困るように、問題には理由があり、その理由を見つけるまではとにかくヒアリングしたり確認するしかない。

だからこそ、コンサルは何十時間もヒアリングに費やて時間をかけないといけないし、デザインもまず話を聞くことに時間を1番かけてから始める。

デザインは特に一つの言葉や写真、POPひとつとってもまずはどんな想いで誰をターゲットにして、そのターゲットが何を求めているのか、そして1番自分達が伝えたいのは何かを聞いた上でそれにあった色や書体、並び順を決める。

根の部分がどうなっているのか、何センチあってどこに体重が乗っててどんな経路で。水が巡っているのかまでもを把握しておくことが本質的な問題解決といえる。

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