飲食店は今が勝負どころ

世界の高インフレから少し経ち、今は日本で価格高騰によるインフレが進み、日本の市場全体で大きなうねりを上げながら1日1日で状況が変わるほどの変革期にきている。

そんな中でも飲食店は今、なかなか厳しい状態だ。

その理由としては
①エネルギー価格の高騰
②生鮮食品等の仕入れの値上げ
③今後の最低賃金引き上げ
④給付金や行政の支援がなくなる
⑤コロナ融資の返済がくる

これらの影響で今が一番厳しい時期になりそうだが、過去と現在、そしてマクロとミクロの目線から経済を見てみると、今後どうなるかがなんとなく見えてきて、今後どうすればいいか仮説を立てて対策をすることはできる。


例えば今後①に関して、今は2022年の5月〜9月ごろの一番高くなった資源価格が反映されているが、最近になって世界的に資源価格が落ち着いていて、今ぐらいが天井で今後上がることはあまり考えられなさそう(4月からの規制価格の値上げはあるが)。

ただ、ロシアウクライナ戦争や中国とアメリカの軍事緊迫化による再度価格高騰など不測の事態は可能性としてなくはないので注意しておくべきではある。

そして②に関しては需給によるものだし、生鮮食品は価格変動が激しいので予測は難しいが、今のインフルによる鶏肉や卵の高騰は少しは落ち着くだろう。


③は今後具体的な発表があると思うが個人的におそらく10月に3%ほどの最低賃金の引き上げがされる予想。900円の場合927円になるということで、〇〇だけでも今より月に約1万円ほどの費用がかかる。他の飲食店ではもっと多くの人を雇っているとこも多くあるので今後消費者価格への転換を急務で行わなければ負担は大きくなるだろう。

④⑤はコロナが明けて、コロナの給付金もなければ、コロナ期間中に融資を受けた企業が返済の期間になってくることによる負担は大きくなってくるだろう。


まとめると、今のエネルギー価格の高騰と生鮮食品の高騰による負担が大きい中で、GOTOeatみたいなものもなく、給付金もなく、コロナ融資の返済が迫る日々。それにおそらく2月〜3月ごろに最低賃金の大幅引き上げが発表されるので、それらが一気にのしかかり、2月〜4月あたりにはお店を閉めるところが一気に増えると思う。

ただ、過去と現在までの世界情勢、日本情勢等を考えると飲食店にとっては今が山場でこれを乗り越えるとまだ楽になる。ただ、それをただ見てるだけでなく、会社としてしっかりと中長期目線で今のリスクに対応し、改革をしていく。

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