マガジンのカバー画像

BUMP OF CHICKENの話

12
BUMP OF CHICKENのリスナーとして感じたことや考えたこと。
運営しているクリエイター

#BUMP

”be there”の全容が明かされたBUMP OF CHICKENツアーファイナルとオリジナルアプリのリリース

「明日の君の日常に僕は付いていくことができない。でも僕にできないことが、僕の音楽にはできる。君が望んでくれさえすれば。」 バンドのフロントマン、藤原基央氏(以下「藤くん」)は最後のMCでこう言った。 「BUMP OF CHICKEN TOUR 2023 be there」、2023年2月11日に有明アリーナで始まったツアーは、同年5月28日にさいたまスーパーアリーナで幕を閉じた。 この最終公演は、メンバーと観客が信頼の絆で繋がり、安堵の空気で満たされたライブだった。すべて

BUMP OF CHICKEN「be there」長野2日目(4/2)出がらしになった藤くんレポ

「出がらしです。俺がお茶っ葉だったならば水に入れても色も出ません。」 すべての曲目を終えたあと、両手を広げながら藤くんは満身創痍の姿を披露した。 ここまで出しつくしてふらふらになった姿を見たのは初めてのこと。 2023年2月11日の有明から始まった「BUMP OF CHICKEN TOUR 2023 be there」ツアーは、4月1日〜2日の2日間のライブで折り返しとなる。 4月2日に参戦した長野ビッグハットでのライブは、演奏がとにかく熱くエネルギッシュで、観客の熱とぶつ

BUMP OF CHICKENツアー「be there」有明アリーナ初日(2/11)感想&レポ

BUMP OF CHICKENライブツアー「be there」。 バンド結成27周年にあたる2月11日が有明アリーナで開幕。 最高でした。2019年11月の「Aurora Ark」以来で観る単独ライブ。 ライブが素晴らしいのは、遠慮なく感情解放できるところ。 普段抑制されている日常を解き放ち、心のままに身体を揺らし、歌い、叫び、涙を流す。それがどれだけ自分に必要なことだったのかと、その場で体験して初めて気付く。生きているってこういうことかって真に感じられる。 日常でも僕は比

チャマ活動再開で見えたバンプの覚悟

2020年9月から9カ月間に渡って活動を休止していたBUMP OF CHICKENの直井由文氏(以下「チャマ」)が、復帰して活動を再開するという。まずは、純粋に活動再開できてよかったね、という気持ち。 不祥事とメンバーの活動休止という難局にありつつも、僕が一貫して感じてきたのは、バンドのフロントマンである藤原基央氏(以下「藤くん」)の覚悟だ。 復帰のタイミングに早いも遅いもない2020年9月18日付の文春オンラインにて、チャマの不倫報道が明るみに出た。これを受けて、メンバ

BUMP OF CHICKEN aurora arkツアー映像化に寄せて

ツアー映像を視聴し、aurora arkツアーはついに1年越しで完結した。 「BUMP OF CHICKEN TOUR 2019 aurora ark TOKYO DOME」のDVDがリリース。11月4日からNetflixで配信されるので、あと1日待てばわざわざ買いに行くことなく観られるのに、先行予約して発売予定日前の入荷情報を得て、新宿のタワーレコードまで足を運ぶ。一刻も早く映像を観て、あの感動をもう一度味わいたい。それほど強い衝撃を得たライブだった。 2019年のaur

BUMP OF CHICKEN藤原基央氏インタビューに思うこと

2020年11月号「ROCKIN'ON JAPAN」のBUMP OF CHICKENインタビューを読み終えた。 「『aurora ark』ツアーから最新曲の誕生まで、1年間のすべてを藤原基央が語る」とのサブタイトルで、2019年のツアーから最新の「アカシア」「Gravity」までを、BUMP OF CHICKENのボーカル担当でかつ全楽曲の作詞作曲を手掛ける藤原基央氏(以下「藤くん」)が語り尽くすという、リスナーにとって相当贅沢な内容になっている。 ここしかないタイミングイ