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AIセミナーレポート「人生を変える言葉の授業2024」

AI時代と「言葉」の役割

おつかれさまです。今日は「人生を変える言葉の授業2024」ということで、講義をしていきたいと思ってます。
結構気楽に聞いてもらってもいいかなと思ってて、オレも実際、この飲み物にはお酒が入ってるんすよ(笑)

この前、地方創生チームの会合で飛騨高山に行って、そこで作られているリモンチェロを今飲んでるんですが、世界で何か所か賞を取ったリモンチェロみたいで、結構美味しいんで、もしよかったらみなさんもどこかで飲んでみてもいいかなと思います。

今日どういう話をするかというと簡単に言うと、「AIが作る未来はこうなるんじゃないか」という話をしたいと思ってます。

だからと言って「AIやれ」といった話はしません。どうせやりたくない人はやりませんから。
やりたい人にはもちろん、コンテンツを提供したりしますが、どんなに「やれ」と言ってもやらない人もいると思うので。

そんな中で、AIがこれから席巻してくる世の中では、どのような世界になるのかという話をしていきたいと思います。そのとき、言葉がどのような役割を果たすのかということについて話していこうと思います。

ベストセラーに騙された!
AIに関する「2つのウソ」

オレの中では、恐ろしいというか(ビビってるっていう意味じゃなくて)、AIの進化スピードがめちゃくちゃ速いと感じています。

1つ目のウソ「AIは記述式問題が解けない」

まず、1点言えるのは、かつて『AIvs教科書が読めない子どもたち』という本があって当時結構売れたのよ。
オレなんかもそれを題材に、「これから必要な読解力だよ」なんてさ、話を結構してたんだけど。

記述式の問題はAIには解けないので東大に入れない。ただそうじゃない教科書が読めない読解力ない子どもたちは、AIに負けちゃうけど読解力がある人はAIには負けないよみたいな話があったんだけど。

ただ、「それは本当かな?」と。
うんこれねまず1個言えるのはかつてね、何か『AIvs教科書の読めない子どもたち』ってさ、あの本が売れたのよオレなんかもそれを題材に結構「これから必要な読解力だよ」なんて話を結構してたんだけど、その本で書いてあったのは、「記述式の問題は、何かAIには解けないと東大とか入れないんだ」と。

「ただ、そうじゃない教科書が読めない・読解力ない子どもたちは、AIに負けちゃうけど読解力がある人はAIには負けないよ」みたいな話があったんだけど、「本当かな?」みたいな。

おそらくこれは本当じゃないでしょって言えるんですね読解力が重要じゃないって意味じゃないよ。読解力はめちゃくちゃ重要って話は後でもするけれども。

そもそもその本に書いてあった通り、AIがテストの問題記述式のテスト問題がなかなか苦手なんじゃないかって話は出てたわけだけど、それはもう絶対ない。

オレはもう実際、スタンフォードオンラインハイスクールの星校長と一緒に話をしたりすると、星校長なんかも言ってたけれども「アメリカの大学受験ではエッセイがメイン」なわけよ。

簡単に言うとエッセイっていうのを送るのね。エッセイ以外にもいろんな資料とかも含めて送って、この子を採ろうみたいな形なるわけだけど、エッセイをもうAIが書けちゃうじゃない。

だからそれを何か見抜くことできるのかって話になったときに、おそらく無理だねって思うわけ。だから今、アメリカのテスト大学のテストで変わるんじゃないかななんて言われてるよね。

今まではテスト例えばアメリカだったらSATとかね、ああいうテストが気嫌いされたというか、「テストができたってその子は優秀と限らないじゃん」みたいな話があって。
だからカリフォルニアの大学なんかは、テストの点数見ちゃいけないみたいなのがあったわけよ。今でもそうなわけね。その法律で決まってたりとかする。

でもなんかMITとかもテストに帰ってきてるらしい、やはりおそらくAIが出てきてねエッセイとかじゃ(その子の能力が)わかんなくなるってことだと思うんだよね。

だからまず1個思うのは、「AIが記述式が解けない」とかそんなことなくても今は何でもできます。かなりできます。
だから「AIをやれやれ」みたいな話をしたいわけじゃない。それはそれはそれで面白い話かもしんないけど、今更感あるじゃないですか。またそんな話すんのと思われたくないんで。

まずそれが1個だよね。まずそれがオレが信じたことの1個が嘘がそれだなというふうに思ってて。

2つ目のウソ「クリエイティブな仕事は奪われない」

もう1個目の嘘っていうか2つ嘘があるなと思ったんだけど、
もう1個目の嘘は「クリエイティブな仕事とかは意外と残って、ルーティンというか事務的な単調な作業は全部AIに取られる」みたいだったけど、
実際蓋を開けてみたら意外と、「動画とか画像とかクリエイティブな方が結構早くね?」みたいなのがオレの中で印象としてあるわけね。

もちろん「そういうジャンルの方がそういう新しいものを使い始めたい人ってのは多いのかな」って思うんだけれども、
でも実際そういうふうに起こってるな、なんて思ってるわけ。

2つの嘘があるなって感じするわけよ。結局、オレたちが予想してたのと違うことが今起き始めてるってこと。そんな中でオレたち、特に日本人がこれからどうなるんだろうかってことなんだけど。

例えばSNSで発信したり、オレがいつも言ってるようにコンテンツを売ってビジネスしようみたいな話だったり。要するにSNSで情報発信して起業したり、お客さんにアドバイスしたりする仕事ってのがこれからどうなるのかって話をしていきたいなと思います。

そういう仕事がなくなるのかって言ったら、それはなくならない部分があると思ってるんだよ。ただ、もしなくなるとしたら、こういう人はなくなるんじゃないかみたいな話をしていきたいな。今言ったとおり、「やれ」とか言うんじゃなくて、今後こうなるよみたいな話なわけだけどさ。

例えば、インターネットってあったじゃん? 今じゃインターネットを当たり前のように使ってるじゃないすか。

多分これ見てる20代の人らは、もう生まれた時からインターネットがあったんだと思うんですけど、物心ついた頃にもインターネットはあったわけだし。ってことは、AIもそうなるわけ。

間違いなく、AIもそうなるんだということをまず理解しなきゃいけないんだよね。これ、絶対に起きるんだよね。

イノベーター理論とAIの現状

何度も言うけど、今日は「やれよ」って話じゃないよ。
皆さんも知ってるだろうけど、イノベーター理論ってあるじゃん。物事は浸透していく過程があるってことだよね。

イノベーター理論ってのがあってさ、これって何でも新しい商品とか導入されると起きるって言われてるわけだけど、これってこうやってカーブを描くってことなんだよね。

例えば、大体こういうふうに分かれるのかなって「イノベーター」ってやつが、最初に何かそういうのを作るような奴がいるとすると、ここが「アーリーアダプター」なんだよ。だからオレが思うのは、今そのAIってのがここにあると思うんだよ。

「イノベーター」ってのは大体2.5%で、「アーリーアダプター」ってのは13.5%くらいかな。ここから先はマジョリティとかでどんどんパーセンテージが上がっていくわけだ。オレが言いたいのは、今がこの辺りで「アーリーアダプター」の段階だから、ビジネスをやるんなら今、ちょうど今からAIをガンガン活用すれば、結構ビジネスチャンスはでかいんじゃないかなっていう話はあるわけ。

「イノベーター/アーリーアダプター」の例

何回も言うけど今日は「やれよ」みたいな話じゃなくて、今どういう世界になるのかみたいな話でいうと、例えばこのイノベーター理論なんかも、みんな知ってると思うけど、直近でわかりやすい例を挙げるとすごくわかりやすいのは、コロナになってからのライブ配信の話かな。

それまでは、リアルタイムのライブ配信なんてみんなやってなかったじゃん。でもライブ配信でセールスするようになったわけだ。
ライブ配信でセールスするようになって、ガーッと儲かる時もあったじゃん。そのタイミングって、オレがライブ配信でのセールスとかやってたのがまさにイノベーター的だったわけね。

オレ自身がアメリカに住んでたから関係あるから、オレは誰よりも早くZoomを使ってたし、アメリカからライブでセミナーなんてよくやってたわけよ。

ところがコロナが来た時に、女性起業家の第一人者でもある鈴木美歩さんと一緒にRFPプログラムというのをやって、それがライブでプライムマーケティングしよう、ライブプロモーションしようというコンテンツだったわけよ。

それが大ヒットしたわけじゃん。これってまさにアーリーアダプターのとこだったわけ。ここでライブ配信やつは、こののイノベーターとアーリーアダプターに入る直前ぐらい。

ここで商品をガーッといったから、この後ライブ配信とかやる人がいっぱい増えたわけ。だから一番稼いだのは多分オレたちみたいな形になるわけじゃん。

そうすると、そこへのはイノベーター理論と新しいものが導入されるときの話なわけだけど。
今はAIってのはこのアーリーアダプターの段階なんじゃねかなってオレが勝手に思ってるわけね。

そんな中で、どうなっていくのかというと、今オレたちはライブ配信も含めて、ライブ配信もやっているし、そもそもSNSとかもよくやってるわけじゃないですか。多分これを見てる人も、SNSをやってない人はほとんどいないんじゃないかなと思うんですよ。

「ノイズ」と「つながり」の重要性

SNSのコンテンツを待っていたら、一生懸命作っている時間、多分もうこれ、全部AIが作りますよ。既にアーリーアダプターの人たちは、自分の発信を全部AIに変えていますね。別にそれで遜色ないです。

それなりのものができている今、今はそれなりのものができているわけ。ところが、今はこれまで通りでいいよって話をしているわけだけど、何が起こるかっていうと、みんなが使い始めるとコンテンツ自体が似てきちゃうわけよ。

オレが本をプロデュースしている中でね、さっきから名前が出ているスタンフォードオンラインハイスクールの星校長との対談でも話してたけど。
AIが出てくると、それなりのクオリティのものを全員が出せるようになるわけ。何のクセもないそれなりのものが出てくるって感じ。

だから例えば、スキルとか、役に立つよみたいな情報とかって、マジで情報自体がね、別に不要とは思わないけど、その情報を出してる人が稼げるようなことはあり得ない。っていうことが起きるわけだね。

ノイズの重要性

まず1個目のヒントとしてあるとしたら、これからの時代重要になってくるのは、そこの「ノイズ」みたいなところ。ノイズって「雑音」みたいな意味だけど、重要なのはそこだと思うんだよ。

例えば、オレが前にちょっと話したクラシック音楽を使って子どもたちに英語をマスターさせようっていうプログラム。つまり、英語の曲を歌うことで子どもたちが英語の発音を覚えるっていうのを作ろうとしてたんだけど、そのときにアメリカの音楽の先生と一緒に作ってたんだ。その先生が言ってたんだけど、人間っていうのはコンピュータで正確に作った音楽には反応しないこともあるって。

要するに、雑音だったりミスったりする部分が非常に重要なんだって。それによって人間は何かを感じたりする、っていう話があったんだ。

これを聞いて、なるほどなと思ったわけ。だからオレの中では、これからの時代にはノイズがすごく重要になってくるんじゃないかと思ってる。AIの時代において、効率よく何かをする、何かを伝えるっていうのはもうAIがあるから誰でもできるわけじゃん。

それに付随するノイズというか、アナログ的な部分だよね。例えば、レコードを聞くときに針の音やちょっと埃があるような音があった方がムードが出るよね、みたいなものも含めて。

そういう時代なんじゃないかなって思うんだ。人は無意識にそういうノイズに反応するんじゃないかと思ってるわけ。まずこれが重要だよね、ノイズっていうものが非常に重要になってくる。

つながりの重要性

そしてもう1つは当たり前なんだけど、「つながり」。何でつながりが重要かって言ったら、人ってのはつながりたいわけじゃん。

だからオレもよく言ってるけど、SNSなんてさ、デメリットしかないじゃんっていう感じ。ビジネスとかやってる人にとってはメリットあるけど、別にそんなにビジネスやってない人にとって、SNSでそんなにメリットがあるわけじゃないんだよ。

簡単に言うと、ビジネスに関わってない人にとっては、SNSをやったってしょうがないんだよ。なのにみんなやってるじゃん。ね、なんか辛いなんて言ったってやってるじゃん。しょうもないことをさ、発信してるわけだよね。

オレなんかさ、来たねえおっさんが発信してるわけじゃない。綺麗な若い子だったら全然いいのかもしんないけど、おっさんが発信したらどうなんだって思うよね。オレは少なくともビジネスやってるからそれなりに意味があるけど、とにかく「つながり」が重要なんだよね

あともう1個重要なのはChatGPTと繋がると何かが解消されるって、オレはちょっと考えづらいと思う。もちろん、そういうのでOKだと思う人もいるかもしれないけど、うん、オレはそうじゃないと思うわけ。

例えば、いろんな機械が出てきたとき、人間がそのロボットとセックスするみたいな世界があったとするじゃん。それはそれで多分、機械のレベルでは変わらないのかもしれないけど、本当にそれでいいのかって思うんだよね。その人間としてのつながりがなくて、本当に意味があるのかみたいな話なわけじゃないですか。

オレなんかそういうのをすごい考えられないわけ。オレとかはこう見えても、本当に風俗は行ったことないんだよ。一生行くつもりもないし、人間として変わらないやつと関わりたくないみたいなのがすごくあって、そういうところも本当に1回も行ったことないし、今後ももちろんそのままでいたいし、撲滅したいぐらいに思ったりするわけだけどね。

この「つながり」ってのは人間には必要なんだよね。これは、三大欲求ってのがあって、その三大欲求の一つが「つながり」なんだよ。自己効力感や自己有能感とも言われるけど、そのつながりってのは絶対に人間にとって必要なんだ。だから例えば、よくない飲食店とかって、どうなったってあれだよなみたいな、飲食店でさ、やっぱりみんなで集まって飯を食いたいなとかあるわけじゃん。つながりっていうのも非常に重要になってくるわけ。

AI時代は「読解力」と「共感力」が必須!

こういう時代になったときに、どんな力が必要になるのかって話だよね。オレがすごく思うのは、読解力と共感力だね。例えば、読解力ってどうなのって話をしたけど、やっぱり読解力は必要なんだよ。この辺についてはちょっと説明が必要だけど、つながりを持ちながら共感力だよ。

共感力だから、読解力と共感力っていうのは本当にこれからもっと重要になってくるなと思ってます。なんでノイズが読解力なのみたいな話なわけだけど、すごく雑に言うと、いろんなことを知っているっていうことなんだよね。雑学っぽいことをいっぱい知ってるっていうのとも違うけど、やっぱりいろんなことを知ってるかな、みたいな話だよね。

普通の人があんまり勉強してないこととか、そういうことを知ってるって話だよね。やっぱりそこにめちゃくちゃ価値が生まれる気がするんだ。例えば、お金の稼ぎ方みたいなのをAIに教えてもらうとする。それは教えてもらえるかもしれないけど、そこに関連する全然他の情報とか、付随するものがノイズだと思ってるわけ。

その中で何か面白いものがあったりとかね、そういうものがノイズだと思うんだけど、それを例えば、何だろうな、そういうものが何かおまけみたいな感じで、おまけみたいな部分がゴミみたいなものだったり埃みたいなものが、実はその人の味になったり、そのコンテンツのスパイス的なものになるんじゃないかなって思ってるわけよ。

読解力の重要性

なんで読解力なのって話になると、ここの部分っていうのは、やっぱりオレは読書しかないと思ってるわけ。要するに、読書とかの知識とか、もちろん読書以外で言えばいろんな体験をすることなんだけど、体験もね、やっぱり知識ベースなんだよ。オレからすると、まっさらな状態で何かを体験しても何も感じなかったりするわけよ。

例えばさ、映画とかでもよく言うんだけど、映画の撮影現場に行ったことがあるかどうかで見る感覚が違うじゃん。例えば、『ミセスダウト』って映画があるんだけど、結構いい映画なんだよね。それでサンフランシスコの家を舞台にしてるんだけど、オレがサンフランシスコに住んでたから、その映画を見たときに「あ、ここだったんだ」みたいに思ったりするわけ。

あとは、最近ロサンゼルスに行くことが多くて、ザ・グローブっていうショッピングモールがあるんだけど、そこに行ったら『モダンファミリー』っていう面白いドラマがあって、「あ、ここで撮られたんだな」って思ったりするんだよね。そういうのってあるじゃない。

知識の重要性

そういうのがあるってことは、体験もどんな知識があるかによって変わるじゃん。簡単に言うと、だから知識ってのはめちゃくちゃ重要になってくるわけよ。そのときに大きな役割を果たすのは本だよね。やっぱり読解力ってのはめちゃくちゃ大きいよ。

そしてさらに読解力が必要だなってAI時代に思うのは、情報生産能力なんだよ。だから、なんでかっていうと、読書とか読書による知識がないと情報の精査ができないんだよ。

情報の精査ができないと、要するにジャッジできないってことね。それがやばくないって思うわけ。情報精査ができないってどういうことかというと、情報生産能力が欠けてるってことなんだよ。AIが出力したものをどう判断するのかって話になるわけで、決してオレが全部AIに頼ってるわけじゃなくて、AIをベースにいろんなことを考えて今やってるわけね。

例えばセミナーもそうなんだけど、こういうセミナーをやりますとか、こういう本を書きますなんていうのも、全部こういうテーマでやるんで何か考えてみたいな感じで出てくるわけじゃないですか。出てくるけど、本当にそのまま使うわけじゃないんだよ。

おそらく3割も使ってないよね。そのままでももしかしたら通用するのかもしれないけど、「これはオレじゃないな」みたいな話になるわけ。それはなんで使わないんだって話なんだけど、やっぱりそれは脳の刺激になるからなんだ。人間っていうのは、やっぱりいろんな知識が入ってるわけだからね。

オレなんかもいろんな本を読んでるわけじゃん。いろんな本を読んで、いろんな知識もあるんだけど、簡単には引っ張り出せないんだよ。なんか忘れっぽいとか記憶がどうのこうのっていうより、ただ引っ張り出せない感じ。よく「なんか思い出せないな」ってあるじゃん。それを思い出せるようになるには、何らかの外的な刺激が必要なわけじゃないですか。

それがオレからすると、AIにやってもらうという感じなんだ。AIがガンガンオレの脳を刺激してくれて、オレの知識とかからいろんなアイデアが生まれてくる、みたいな状況なんだよ。

こういう使い方をしてる人は多いんじゃないかなと思う。特にさっき言ったアーリーアダプター的な人たち、イノベーターやアーリーアダプター的な人たちは、そういう形でAIを使ってるんじゃないかと思うわけよ。

読書量の重要性

ってことは、やっぱり純粋に読書量とかってすごく重要だね。ここでさらにヒントって絶対読書だなと思ってるのは、インターネットの話だ。最初にインターネットが出てきた時代において、インターネットが出てきたからね。

今、世の中で成功してる人たちが読書してないかって言うと、そんなことないじゃん。インターネットが出てきて、これだけ膨大な情報の中で生きようと思えば、より読書をして情報生産能力がある人間、世の中の情報を読解する力がある人間だけがうまくいってるんだよ。

今の世の中だって、成功者で本を読んでる人なんてほとんどいないわけよ。これからは情報の量なんてもっともっと増えていくわけじゃん。もっともっと増えていくってことは、もっともっと読書が重要視される可能性がある。

出版社で、感じた違和感

読書が重要視されるってことは、そもそも論として、読解力がなければ無理じゃないってオレはいつも言ってるんだよ。本を(読んでるようで)読んでない人っていっぱいいるなと思ってるわけ。

これは何度も話したことがあるかもしれないけど、出版社に入って一番驚いたのはそこだよね。本に書いてないようなことを平気で感想として書く人がいるんだ。平気で感想を聞いてくるわけです。そして、本人も書いてないことを平気で言ってくるんだよね。

これは、いわゆる勝手に自分の解釈で読んでいるってことだね。これについては出口先生もよく言ってるけど、オレたちは本当に勝手に読みたいように本を読んでるだけであって、論理的に読まなきゃいけないよね、みたいな話をするわけじゃないですか。出口先生の言うこともまさにそうで、現代文ができない人っていうのはそういうことなんだよね。

その大学受験の現代文ができない人たちってのは、勝手に読んでるからできないんだって。現代文で答えが出せないわけ。オレは本当不思議だったんだよ。オレはそんなにめちゃくちゃ頭が良かったわけじゃないけど、現代文だけはずっとほぼ満点だったんだ。だから、実はオレは出口先生のことを知らなかったんだよ。

思いっきり出口先生とかの受験生世代なのに、オレは現代文ができたからね。全然出口先生の存在すら知らなかったぐらいだよ。今はもちろん仕事で関わらせてもらってるけれども、オレがすごく感じるのは、読書の重要性ってめちゃくちゃ高まっていくだろうなってことなんだよ。

例えばそのときに、読書の助けになるのがAIだったりするんじゃないかなと思う。読書を増やすとか、より効率よく読書するためには、読書や読解力ってのがめちゃくちゃ重要になってくるよね。

これがまず1つ目なんだよね。ノイズから話を始めたけど、結局あらゆる情報がどれだけ自分の中にあるかによって、AIを使いこなせるし、AIが出してきたものも自分の中の情報量によって精査できる。だから、根本的な読書量ってのはオレも増やさなきゃいけないかなって思ってるぐらいなんだよ。

共感力の培い方

だって、大規模言語モデル(Large Language Model)、要するにAIができてるAIのモデルには、言語ってすごく重要な部分があるわけだよ。やはり言語なんだよ。だから、言語の読解力ってのは絶対に必要なんじゃないかなって思う。そしてもう一つの力、読解力じゃなくて共感力、これも重要だと思うんだよね。

これは何かというと、今後、仮にオレがコンテンツで食えなくなったとしても、長いコンテンツなんてどうせAIとかでいいじゃんみたいな、AIに聞いた方が早いじゃんみたいなことが起きるとしても、オレにしかできないことってあるんじゃないかと思うんだ。それが今はお金になるかどうかは別として、オレができることって何かなと思ったら、人を紹介することじゃん。

自分の人脈から人を紹介するってことだよね。ここが例えば、人と繋がっているかどうかが重要になってくるわけで、人と繋がるときには共感力が必要なんだよね。人がどう思っているのかとか、人と人とをどうやって繋げるのかっていうところには、共感力が必要になってくるわけだ。

この共感力っていうのは、どういうところで培われるかっていうと、オレはやはり小説とかだと思う。だってさ、普通にリアルな人間関係の中でそういうものを学べることもあるけど、豊富な経験をするには限界があるよね。1人の1日には24時間しかないわけだし。

小説の力

そうだよね。そんな中で、いろんな思いやいろんな人がいること、いろんな気持ちになる人がいることを学べるのって、オレは小説だと思うんだ。だから、昔から言ってるけど、小説を読むっていうのは本当に重要だと思ってるんだよ。

もちろん、今の時代はビジネス書的な実用書を読むべきだと思うけど、それだけじゃなくて、小説もすごく重要だと思ってる。だから、ぜひ考えてもらって、小説を読んで共感力を身につけてほしいんだよ。

小説がいいのは、読解力のトレーニングにもなるし、何といっても本の中でいろんな人間関係とかいろんな世界を体験できることなんだよね。オレは「移動する人はうまくいく」なんて本を書いて移動を勧めてるけど、移動中も本とか読めるからそれはそれでいいんだけど、実際に移動するのって大変じゃん。

労力や時間、お金もかかるけど、本っていうのはすぐその世界に入れるんだよ。まるで移動してるみたいなもんなんだよね。だからこれは誰でもできるし、しかも今って本がめちゃくちゃ安いわけよ。だから、本当に買って読んで、メルカリで売ってもいいし、図書館で借りればただだしね。

それに、例えばKindle Unlimitedだったら、無料で読めるものもいっぱいあるし、そういう意味で言うと、どう考えても読書が一番いいんじゃないかと思うんだよね。

話が少し逸れたけど、本当にね、最近AIをすごく使っているからこういう話をしているし、セミナーでもAIの使い方を実演したりしているんだ。そんな中で改めて思ったのは、読解力と共感力の重要性だなってことなんだ。これらを身につけるために徹底的に必要なのが読書量。でも、ただ量をこなすだけじゃなくて、ちゃんと理解して読まないと意味がないよね。

当たり前だけど、ちゃんと本が読めないと駄目だよね。だから、オレがすごく感じるのは、ちゃんと読書をしよう、ちゃんと本が読める人間になろうってことなんだ。

今日の話をおさらいすると、最初にちょっと話したけど、AI vs 教科書の読めない子どもたちみたいに、AIは「例えば東大の問題ができませんよ」みたいな話があったけど、実際は全然そんなことない。記述式の問題でもこなせるようになるし、クリエイティブな仕事は奪われないって言われてたけど、実際にはクリエイティブな仕事も奪われている。

意外といろんな予想外のことが起きているわけで、今のAIはイノベーター理論で言うところのアーリーアダプターの段階だよね。アーリーアダプターってのは13.5%と言われてるわけだ。

イノベーターがあって、今はそのアーリーアダプターの段階ですよと。この段階でいろいろ思ったのは、結局当たり前だけど、AIに支配される世の中になるというより、インターネットを当たり前に使うようになったように、AIを当たり前に使うようになるんだろうなってこと。だから、今からAIに取り組んだ方が絶対にいいんだよ、アーリーアダプターの段階だからこそね。

『LIFE SHIFT』が予言した現代の生き方

リアルで会うことの重要性

でも、これだけ言ってもやらない人もいるわけだ。でもそういう人がいてもいいと思う。インターネットもそうだったし。だからそれはそれでいいし、でもこれからこういうふうになるんだから、その準備というかやっといた方が絶対にいい。そして「つながり」とか、そういうのって人生で一番重要じゃないかと思うんだよね。

よく言われるけど、人生の幸福度ってのは人間関係で決まるって言われるよね。その人間関係って、実は小説とか読んでるかどうかって結構重要だと思ってるんだよ。だから、そういうのも含めて、やっぱり読書は大切だと思う。最近、オレはリアルで少人数のセミナーをやるようにしてるんだよね。

これなぜかというと、「つながり」を重視してるからだよ。もっと言えば、オレはコロナのときからずっと「人に会いなさい」って言い続けてたよね。この発信を見てる人は知ってると思うけど、リアルに人に会いなさいってずっと言ってた。これ何かっていうと、「つながり」がどんどん重要になるってわかってたからなんだよ。

簡単に言うと、何となく本能的にわかってたのかなって思うんだよね。オレが今日こういう話をしたのも、意外と(自分で言うのもなんだけど)無意識で世の中のトレンドに乗ってるなと思ってる。

例えば、よく話してるけど、『LIFE SHIFT』なんてベストセラーがあって、そこにこれからの時代の生き方が書いてあったわけ。

20代から30代前半はエクスプローラーの時代だから、いろんなことをやりなさいと。その後はインディペンデントプロデューサーになりましょう、とかね。

その後はポートフォリオワーカーになりましょうと書いてあるけど、まさにオレは、20代にエクスプローラーの時代を過ごして、プロデューサーになって、今は会社を人に任せながらポートフォリオワーカーみたいな生き方をしているわけ。投資の物件を探したり、会社を人に任せたりして、ポートフォリオワーカー的に生きてるんだよね。

よく言われるんだよ。大学卒業したときに就職したかったやつがいないみたいな。実際に日本ではいなかったわけですよ。でもオレはなんとなく休学してそうしてた。

あと、オンライン時代が来るっていうのも、コロナが来る前から言ってたし、だからイノベーター的だったっていう話をさっきしたけど、それと同じように、何が言いたいかっていうと、オレがすごいって意味じゃなくて、なんとなく感じてきたものが意外とリアルに起こってるから、今日も皆さんに読書が重要だよって改めて言いたいんだよね。

毎回言ってるけど、AIが出てきたことで改めて思った。本当にこれからは、読書をちゃんとしているやつじゃないと生き残れないなって。ちゃんと読めるかどうかが、早く読めるかどうかに繋がるし、定着するかどうかにも繋がるんだよ。

ということで、ここからはですね、本当に何か取ってつけたような話かもしれないけれども、改めてオレは読書が重要だなと思ったんだ。これ何でかって言ったら、本当に6月9日にやったセミナーで、AIとかいろいろ披露しながらやったわけだ。

少人数セミナーで、そのときの皆さんの反応とかを見ながら感じたのは、やはり読書だってこと。やはり読書をちゃんともう一度学ぶべきだなって思ったんだよね。

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