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令和3年度 東シナ海の小さな島ブランド株式会社 入社式挨拶

4月5日は、東シナ海の小さな島ブランド株式会社の創業9周年でした。現在、10年目がはじまったばかりですが、今年は、正社員3名、パートスタッフ1名 計4名の新しい仲間たちが、island companyに入社してくれました。

これから、ここで過ごしていくそれぞれの時間に、期待と不安で少しだけ緊張していることと思います。入社にあたって、わたしから5つのメッセージを送ります。

まず1つ目は、これから「自分で決める」ということが、あなた自身を成長させてくれます。ここで働こうと決めたこと。島に暮らしてみようと思ったこと。なにを食べるか、休みの日に誰と会うか。なにをするのか。

なにかを決めるということは、そのウラには、必ず選ばなかったものやことが常にあります。また、誰かに言われたこと、誘われたこと、アドバイスを受けて行ったことも、最後は自分自身が決めているということを忘れてはいけません。どんな決断も、過去には、戻れない。だからこそ、その選んだ道を後悔のないように、何事も他責ではなく自責で生きていく。自分で決めるということは、誰でもない自分の人生を生きるための最初の必要条件です。

そして2つ目に、正しい「習慣」を身につけることを心がけてください。朝起きたら、まずはじめに何をしますか。ごはんを食べた後、歯磨きはしますか?脱いだ靴下は、どこに置いていますか?ジュースを飲んだあとの空き缶や、ペットボトルは、どうしていますか?車はどうやって駐車していますか?こうしたことを、いちいち深く考えて決めてはいないと思います。

朝起きてから寝るまで、人の行動のほとんどが、意志ではなく「習慣」でおこなわれています。だからこそ、正しい習慣を身につけることが重要です。正しい習慣は、正しい判断と行動を促します。そして、その行動こそが、より良い人生をあなたに運んできてくれます。

何かを決意したのに、出来ない。続かない。結果が伴わない。そういう時、自分はダメな人間なんだ。意志の力が弱いからできないんだ。というふうに自分を責めるのではなく、意識を自分の内側に向けて、ありたい姿を習慣づけることを意識してみてください。ときどき、自分のした悪い習慣に自分自身がハッとさせられることが起きてくるはずです。

3つ目は、嫌われる勇気を持つことです。あなたが挑戦したとき、必ず何かにぶつかったり、つまづいたり、あるいはひとから嫌われたりすることもあります。それらは、決してうまくいっていないということではなく、あなたが成長に向かっている証です。もしも、挑戦をはじめて、何にもぶつからない、つまづかない、嫌われないときは、自分の行いがうまくいっているんだ!と考える前に、自分自身の挑戦そのものを疑ってみてください。

例えば、誰からも好かれており敵がいないということ。これは、一見とても良いことのようにも聞こえますが、務めを果たさんと戦いに出る者は、必ず敵を作ります。敵がいないとすれば、それはまだあなた自身が敵の存在に気づく力がないか、

まだ戦っていないかのどちらかです。

4つ目に、自分の行いの結果にこだわることです。物事のプロセスは、人を育てます。けれども、ひとや動植物にも命があるように、物事には限りがあります。だからこそ、ひとも動植物も、限られた時間や条件の中で、花を咲かせて行くのです。色々なものが「ない」ということは、ある意味では、とても素晴らしいことです。ひとは、ないことで、知恵をつけていきます。そうして、努力を惜しまずに、学び続け、行動し続けた先に、一輪の花を咲かすことができるでしょう。

結果にこだわり戦うプロセスの中で、知り得た情報や、学び、ひととの出会いは、あなたの行動によってはじめて、自分のものとして体得できるようになります。よく、人から〇〇を知っているか?と聞かれたとき、知っていると答えてしまうことは多々あるのですが、本当に知っているか?と改めて聞かれたとき、少し考えてしまいませんか?

知識として知っているだけなのか、それとも自分の経験や体験として知っているのかは、大きく違うということです。知っている、という状態と、自分ができる。ということの間には、天と地ほどの差があります。それを繋ぐものは、実際にみてみる、やってみるという「行動」しかないような気がします。

他人の言葉でなく、自分の言葉で語れるようになったとき、自ずと結果はついてきます。その結果をよりよいものにするために、プロセスを大切にしてください。すべては、結果が知っています。

最後に、5つめのことです。
常に相手の期待値を超える(与える)努力をすること。お客様に求められたとき、求められたものだけを返していたら、その頼みごとは、ひとまず成立はします。けれども、私たちに大切なことは、求められたものを返すのではなく、それ以上の喜びや感動をプラス1ポイントだけ与える努力をすることです。

返すではなく、与えるということが大事です。

この与えるということは、簡単ではありません。だからこそ、最大限の努力を惜しまないことです。期待値を超える努力というのは、学び続けることであり、工夫を忘れないことであり、相手の気持ちを思い図ることであり、行動そのものです。それができた者に、再び機会が訪れます。

よくチャンスが巡ってくるといいますが、チャンスは、どこか遠くから突然やってくるものではないのです。結局は、

自分が与えたものが、返ってきている

んだということを覚えておいてください。つまり、なにも与えずとも、いますでに、ひとりひとりの内側に、次の成長の機会が秘められているということです。それを、誰かに与えるひとこそ、与えられる。とわたしは信じてきました。

1.自分で決めるということ
2.正しい習慣を身につけること
3.嫌われる勇気を持つこと
4.結果にこだわること
5.相手の期待値を超える努力すること


いま、ここからisland companyというチームを改めてスタートしましょう。私たちの可能性は、己を信じることから拓かれていきます。ここにいる、自分を信じて、仲間たちを信じて、よりよい人生を歩みましょう。

本日は、入社おめでとうございます。
一緒に日本の未来を面白くしましょう。

令和3年4月13日
東シナ海の小さな島ブランド株式会社
代表取締役 山下 賢太

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