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滝行 in 東京都檜原村九頭龍の滝

 7月某日、私は東京都あきる野市にある武蔵五日市駅に訪れた。訪れた理由は、滝行だ。
 最近仕事や私生活も慣れてきた。9月の佐渡島トライアスロンマンに向けて、毎日トレーニングして充実している。だが、なぜか心が乾く。仕事とトレーニング漬けで、マンネリ化している。何か外的な刺激を与えないと、変わらないと感じた。
 自己成長するには精神を鍛える必要がある。「健全なる精神は健全なる身体に宿る」という言葉があり、身心を鍛えるのは大事だ。

 私は都内に住んでいるため、関東圏内で行ける滝行を検索した。東京都檜原村で滝行を開催しているHPを発見した。お寺の和尚さんの連絡先が記載しており、電話をかけてみた。滝行の希望日、人数と交通手段を伝える。
以下がHPである。
https://www.ensenji.or.jp/contents/category/waterfall/
 男性はふんどしを着用して滝行するが、抵抗ある人は水着でも可能。
持ち物:タオル、サンダル
 公共交通機関のバスや車、バイクで檜原村の檜原温泉センター数馬の湯に現地集合だ。

 滝行決行の前日に、滝行を指導してくれる和尚さんから武蔵五日駅に集合してくれと連絡があった。滝行の最寄りまで送迎してくれた。当日私と1名の女性が車に同乗して、檜原温泉センター数馬の湯に到着した。さらに4名が現地集合して合計6名(男:5名、女:1名)となった。若い2人組以外のメンバーは個人で参加していた。
 まずは、九頭竜神社で参拝。その後和尚さんから滝行時の心得などの説明がある。滝行できる場所が、九頭龍の滝と龍神の滝の2つから選べることができる。九頭龍の滝の方が龍神の滝と比べ水量が多い。今回参加するメンバー全員が水量の多い滝で滝行することになった。

 当日の流れは、九頭龍神社で参拝→滝行説明→滝行。
 滝行の服装に着替える。男性はふんどしを履いて、額にハチマキを巻く。着替え終わると、滝まで歩いて向かう。到着後、みんなで準備体操をする。

 滝行作法については、滝行は3回で1セット
一度目は、水に身体を慣らす。
二度目は、身体を清める。罪汚れ、重いものを洗い流す。
三度目は、清められた体に、自然の恵みを頂けるようにする。

 今回滝行に参加したメンバーはみんな未経験で、滝を目の前にすると緊張感が漂ってきた。6名いるので3人ずつ2グループに分かれた。私は後半の組になる。前半組の滝行が行われている間は、水に浸かり身体を慣らしたり、ビデオ撮影など自由時間。
 前半組の滝行が終了した。滝行前と後では顔つきが異なっており、どこかスッキリした表情をしていた。

前半組の滝行

 後半組のスタート、まずは身体慣らしの滝行。滝行している間は和尚さんが般若心経を唱えてくれる。約1分30秒間滝に打たれるのだが、想像以上の水量で水圧が凄まじい。体幹を意識して直立しないと流されてしまう勢いだった。 
 1回目の滝行を終え、2回目を行う。そして3回目と続く。自然パワーと和尚さんの組み合わせでスピリチュアルな体験で、身体から余計なゴミが無くなった気がして軽くなった。滝行参加したメンバーは滝行後の顔つきはどこか引き締まっていた。

滝行。精神が鍛えられる
気合入りました。押忍

 今回参加したメンバーと少し談笑をした。すると、全員は冬に滝行をしてみたいと言っていた。私自身も冬にする予定だ。現に、年の閉めや、初めに滝行する人は多いそうだ。 滝行後は着替えて現地解散となる。参加メンバーにまた滝行で逢いましょうといい解散した。滝行の一期一会。良き刺激となった。

 都会の喧騒でイライラや心にモヤモヤがある人は自然に触れる滝行をオススメする。是非滝行を!





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