ロストヨノワール

現在の環境、特性によるダメカンのばら撒きを防ぐにはラブトロスVの”あいのしゅごしん”という特性を使う以外に方法がありません。
(他にもあったらゴメンナサイ)
この特性の効果を受けるには効果を受けたいポケモンに超エネルギーがついている必要があります、一般的に攻撃するポケモン以外にはエネルギーを貼りませんのでラブトロスVの特性は汎用性が低く現在の環境で利用出来るレベルのちからを持っていません。
ですので、実質特性によるダメカンばら撒きへの対策は回復するグッズや特性によってのみ行われると考えていいでしょう。

これまでの特性によるダメカンばら撒きは大抵はダメカンが2~3個止まりで相手のポケモンをきぜつさせるというのを狙う類のものではありませんでした、また、ダメージも小さいので先述した回復手段によって対抗することも十分に可能でした。

さて、ナイトワンダラーからヨノワールという新しいカードが登場することになりました。

特性で13個もダメカンを乗せられるのは破格!
対象が1匹だけなのが使いにくいところ

このカードは特性の効果でダメカンを13個も相手のポケモン1匹に乗せることが出来ます、特性によって相手のポケモンをきぜつさせることが可能なレベルの攻撃性能を備えています。
効果をつかうと自身もきぜつしてしまうため、1匹のポケモンで連発することは出来ませんが複数体並べることで特性で一気にダメカンを26個ばら撒くことも可能でこれがなかなか強力だろうということでデッキを1つ考えてみました。

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ロストボックスにヨノワールを加えたデッキです。
ロストボックスは手札を増やしながら終盤にツツジを使ってヤミラミ、ガチグマやかがやくリザードンのアタッカーでサイドを捲っていくタイプのデッキです。

ヨノワールの特性の効果でこちらがサイドを取りながら相手にサイドを取らせることでツツジの使用条件やガチグマの攻撃条件を満たすことが出来ます、相手のアクションを待たずに捲るための行動を行えるため奇襲性が高く不意をついて圧力をかけていくことが出来ます。

ヨノワールは盤面にヨマワルが2体出ている状態からアメを使って進化させて特性を使い、トラッシュにあるヨノワールを夜のタンカで手札に戻して、再びアメを使って進化させることでダメカンを26個ばら撒くことを狙うことが出来ます。
3回目のヨノワールは相手がサイドを取り進めてこない場合にのみ狙えますが基本的にそういうことは稀なので無いものと考えていいでしょう。

ヨノワールを2回起動するとだいたい相手のサイドは残り2~3枚になるので、ここからツツジを使って相手の手札を細くして、こちらはガチグマやかがやくリザードンで一気に畳み掛けます。
ロストゾーンが10枚貯まっているならヤミラミからサイドの一気取りを目指すのもいいかもしれません。
この構築には入っていませんがヨノワールの特性によるダメカンばら撒きからデヴォリューションで進化ポケモンを一網打尽にするという戦い方も出来そうです。
他にも、ヨノワールと同じく新カードで登場したニュートラルセンターとツツジを絡めつつex、Vポケモンを無力化して勝ち切るプランも強そうです、Eレギュのときのツツジ+雪道カウンターみたいな使い方ですね。

ということで、ヨノワールを使ったデッキの一案の紹介でした。

相手をきぜつさせることが可能な量のダメカンばら撒き、サイドのコントロールが出来るという部分から1ターンの間でこれまでは出来なかったアクションが取れるようになるので非常に面白いポケモンです、他にも面白い構築が作れそうです、これからどのような構築が出てくるのかとても楽しみですね!

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