見出し画像

隙間がゼロなら其れは連続体になるだろうか

「ないも同然」という言い回しがある
それほど珍しくは無い表現だと思う

辞書によれば「同然」とは「同じ状態であること」らしい

では「無いも同然」は「無い」という意味になるのかな

貴方に触れない私なら
無いのと同じだから
流星群/鬼束ちひろ

コギトの原理から言えば、「無いも同然と考えている自分は疑いようもなくこの世に存在する」ということになるんだろうか

そんな言葉を持ち出さなくても、わざわざ「同然」という表現を使うのだから「物理的には『在る』という前提で、「無いも『同然』」というのは存在の多重性をわたしたちが当たり前に前提としているということなのかもしれない

「存在は多重的である(べき)」という考え方が浸透しているから、目に見えない精神だとか魂とかいうものを、否定し難く多くの人々に信じさせているのかもしれない

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?