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サブディレクトリの異なるコンテンツをタグマネージャとutmタグを使って管理する

サブドメインでコンテンツを切り分けている場合、お互いのアナリティクス上では『参照元:refferal』となります。
しかし、
「本サービスを訴求するメディアをサブディレクトリに作った」
「SEO評価をまとめる為に複数コンテンツをサブディレクトリにまとめた」
など、何かしらの意図を持ってサブドメインを切らず、サブディレクトリで運用しているケースがあります。

サブディレクトリで異なるコンテンツを運用しているとアナリティクス上では『参照元/メディア:Direct/none』となってしまいます。そうすると、送客目的のコンテンツなのに導線が追えない問題が発生します。

この問題を解決する為に、送客元のコンテンツにutmタグを割り振って適切な計測ができる様、タグマネージャを使った設定方法をご紹介します。

特定ドメインの送客先に自動でutmを埋め込むJavaScriptを設定

まずはタグマネージャを開き、タグ新規作成を行なってください。
タグの種類は『カスタムHTML』を選択します。

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次に以下コードを埋め込んでください。各リンク部分やutmの指定は各サイトに合わせて変更してください。
(jQueryで書いている&素人ソースですいません)

$(document).ready(function() {
    // サブディレクトリ等のリンクは除外。本流サイトへのリンクだけにパラメータ付与
    $('a[href^="http://hogehoge.com"]').not('a[href^="http://hogehoge.com/sub"]').each(function() {
        var url = jQuery(this).attr("href");
        var set_url = url;
        var fragment_text = "";
        if ( url.match(/\#/)) {
            var tmp_array = url.split("#");
            set_url = tmp_array[0];
            fragment_text = "#" + tmp_array[1];
        }
        if ( url.match(/\?/)) {
            //メディアのバナー訴求であれば、自分ならutm_source=media&utm_medium=bannerにします
            set_url = set_url+"&utm_source=[参照元]&utm_medium=[メディア]";
        } else {
            set_url = set_url+"?utm_source=[参照元]&utm_medium=[メディア]";
        };
        set_url = set_url + fragment_text;
        $(this).attr('href',set_url);
    });
});

次にトリガーを設定します。トリガーは『ウィンドウの読み込み』を選択してください。

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これでサブディレクトリからの流入全てにutmタグが自動付与される為、流入元が確実に管理できる様になります。

サブディレクトリの参照元計測方法の知見がどこにも載ってなかったので、是非参考にしてください。



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