お休み処の告白

人が目の前で死んだ時、僕はどう思うのだろうか。
交通事故で跳ねられて死んだら、心不全で突然倒れたら、誰かに包丁で刺されたら、老衰で死んだら、

まだ目の前で人が死ぬということを経験したことがないが、もしそのような場面がこの先の人生で起こったら、

泣き崩れるのか、ただ心が無に帰すのか、人の儚さに体が震えだすのか、
はたまた興味が湧いて死体をいじり出すかも。

 わからないが、自分の人生においての価値観が540度ぐるりんと変わるだろうな。そう思う。
 令和に入り、ただ世間が言う貴重な体験ではなく、自分が本当に価値を感じる物にお金を使うことが重要視されてきた。そんな世の中でこの体験は本当の意味で体験価値のあるものなのかもしれない。

異文化に触れるより世界遺産から歴史を学ぶより人間国宝に会うより

人の死を目の当たりにする、という体験。

体験価値として高すぎるのではないか、ここに価値を見出してみてみる。

そんな儚くも耽美な妄想。



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