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The Satoshi Trial 15日目

2024年2月26日 宍戸健

「クレイグ博士はサトシじゃない裁判 by COPA」(通称:COPA裁判、サトシトライアル)続きます。2024年2月23日(金)の審理は15日目です。スケジュールに変更があり、COPA側弁護士によるクレイグ博士への追加尋問が午前、午後と行われました。

1.Schedule

2.COPAのプリゼン
クレイグ博士がBitcoinのWPをLaTexで書かれたと主張することについて、COPA側がファイルのLogを分析して、アニメーションを作成しメタデータの日付が整合性が取れないことで、クレイグ博士はOriginalのLaTexファイルを約3日かけ改ざんしたと主張しました。(WizSec Securityはこれまた東京に拠点があるCORE系のリサーチ会社。昔から知ってますがヤバいやつらです。)

3.まとめ。
私もライブで見てたんですが、何がなんだかさっぱりわかりませんでしたww。どうもクレイグ博士が説明されるには、15年も前のUSBドライブに入っていたLaTexオリジナルファイルを、オンラインアカウント(Overleaf)経由でエクスポートするときに、当時使っていたパソコン、環境、オンラインアカウント側の設定をまったく同じに再現しないとファイルにいろいろ新たなメタデータ、日付が付くため、事実上は再現することは非常に困難なようです。また、そもそもOverleafのアプリ側もアプデしないとアクセスできない、それをアプデしたあとに、「ダウンロード」とCOPA側が操作したみたいでそれにより、さらに余計なメタデータが付随されるようです。(2023年9月25日にクレイグ博士の自宅で古いUSBドライブが見つかり、その中にBitcoinのWPが書かれたLaTexファイルが見つかり、それを証拠資料で提出した経緯についてはこちらをご覧ください。)

というわけで、これまた午前中2時間30分、午後2時間30分と合計5時間の尋問でしたが、そのKurtの議事録と、JackPitsのライブツイートです。読んでもなんかよくわかりませんが、ご参考まで。

その他、同日23日(金)にMartti Malmi(Cobra)から2009-2011年、彼とSatoshiのPrivate E-mail約260通が初めて公開されました。この資料は裁判所に追加証拠資料としても提出、採用されるのかはわかりませんが、この週末からいろんな人により分析されています。本件については後日書きます。

本日は以上です。

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