宇宙猫vsクレイグ博士3日目(In Norway)
2022年9月15日 宍戸健。
宇宙猫(Hodlonaut)とクレイグ博士の誹謗中傷裁判がノルウェーのオスロで行われている。3日目にクレイグ博士の尋問が行われた。前半はクレイグ博士側の弁護士による尋問、後半は宇宙猫側の弁護士による尋問が行われた。合計3時間55分という長丁場である。
そのなかから以下21点について以下をまとめた。
誹謗中傷は私本人に対してよりも、妻や娘、経営していた会社の社員がそれらのコメントを見ていたので恐怖であった。妻や娘をレイプするというコメントもあった。
“I have nothing but contempt for trash like Roger, Faketoshi, PedoCalvin and all their enabling scum.”「私は、ロジャー、フェイクトシ(偽サトシ)、ペドカルビン(幼児性愛カルビン)、そして彼らを崇拝するクズどもについて軽蔑するだけです。
“Craig Wright is a very sad and pathetic scammer. Clearly mentally ill. Everything about him induces deep cringe. I suffer from obviousness fatigue after still having to read posts arguing why he isn’t Satoshi.” 「クレイグ・ライトは非常に悲しく哀れな詐欺師です。明らかに精神病だ。彼についてのすべてがうんざりだ。なぜ彼がサトシではないのかを議論する投稿をまだ読まなければならないため、私は自明性疲労に苦しんでいます。」
16才の時に自閉症と診断された。中学校のときはいじめられていた。ソーシャルメディアでの誹謗中傷の攻撃は自殺等につながる可能性がある。
「クレイグは詐欺師だ。」というキャンペーンはビットコインの本質について大衆をあざむき、私の技術、法的説明に耳を貸さないようにするために行われている。
おじいさん(Ronald Lynam)は電子技術、暗号技術者だった。小さいころはおじいさんの家で遊んでいた。暗号を解く問題で遊んでいた。(クレイグ博士のお父さんはベトナム戦争に出兵しており、帰国した後に家庭内暴力が原因で離婚。そのため母子家庭で育った。)
おじいさんはイタリア系移民。タスカニー訛りの英語でイタリア人軍人を装い2年間フィリピンのマニラに潜入していた。そのとき日本帝国軍人と接近し、フィリピンで日本帝国軍の暗号解読任務に従事していた。
クレイグ博士のおじさん(Donald Lynam)は空軍軍人として米国に駐在していた。
BDO(大手監査会社)で働き始めたのは会計監査は理論上理解していたが実際の経験がなかったため経験をしたかった。BDOの役員会でBitcoinが複式簿記(Double Entry Accounting)からの進化系3点式(Triple Entry Accounting)コンセプトであることから、Bitcoinの普及について会社でサポートしてもらえるようプリゼンをした。しかし、役員会の証人を得ることができなかった。
結果的にBDOを2008年12年に退職パッケージに申し込み退職した。これはリーマンショックで設けられた仕組みだった。
その直前には米国マイクロソフト本社(シアトル)のサーチエンジン部門(Bing)のプロダクトマネージャー職に応募していた。その時にはマイクロソフトにビットコインの知的財産を譲渡するつもりだった。しかし、リーマンショックで採用枠がフリーズされたので実現しなかった。
ホワイトページを書き始めたのは2007年8月だった。約80ページ。これは裁判に証拠として裁判所に提出されている。
Gavin Andreasenは自分より近代的なコードの書き方を知っており、個人的なことを聞いてこなかったのでとても助かった。2010年10月ころはオーストラリア税務署との裁判等もありワイフとのごたごた(離婚)があったのでSorce Forgeの権限をGavinに渡した。
nChain設立の出資をしたRob McRegor氏は私をBBCでセンセーショナルにデビューさせ(2016年5月2日)、nChain社をGoogleに売却する計画だった。このため、私は当初はカメラなしで、GavinとMatonisに署名をする約束だったが、BBCのカメラインタビューがあることは知らなかった。Robがこの企画をした。
Rob McRegorは当初はnChainの知的財産価値を数十年に渡り成長させる計画に賛同した投資家だったが、2015年12月のGizmode, Wiredのスクープで、態度が変わり、早期にnChainの売却を考えるようになってしまった。
Block1からBlock12のいわゆるSatoshi Keyは現在アクセスできない。2016年5月のBBCインタビュー後にトラストに移した。Satoshi Keyが格納されていたハードディスクとUSBに入っていたがそれを壊した。
2016年5月3日にストレスから自殺未遂をした。失敗して入院した。
Satoshi Keyでアイデンティティーとして証明することはできない。なぜなら「Satoshi Keyをクレイグ博士が所有している。」ことを先に(2009年に)公開しておき、その後に署名しなければ意味をなさない。BBCインタビューの時にGavin Andreasen, Jon MatonisにSatoshi Keyを使ってメッセージに署名したのは、それをすることによって納得する勢力が多くいたから。法律的に意味があることではなかった。しかし、GavinについてはSatoshiとGavinしかしらないプライベートメッセージの内容等を話した。これによってGavinは納得したと思う。
宇宙猫側弁護士尋問:「クレイグ博士、あなた自身はTweetで「ジュリアン・アサンジはレイピストだ。しかしアサンジはレイプの罪で起訴されていないと思います。」など非常に強い言葉を使います。自らはこのような強い言葉を使うのに、攻撃されたときに被害者を装うのはどのどのような心境なのでしょうか。」、クレイグ博士「ジュリアン・アサンジについてはレイプされたという女性と話しました。私の理解ではレイプの罪でも起訴されています。そのた私が攻撃しているクリプト関係者は事実をTweetしています。もしそれが間違っていた場合については責任をとります。」
裁判官:「確かにSatoshi Keyを使って署名をすることで所有権を証明したり、Satoshiであることを証明することは法律的に有効でないことは理解します。しかし、多くの人がSatoshi Keyを使って署名することで納得するはずで、それが可能なのになぜしないのですか。」
クレイグ博士:「署名をしてしまうとそれで終わりになるからです。私が今まで説明してきたように法律的に、私の過去をしる多くの人々の証言でアイデンテティーを証明したいのです。また、署名をしても「それはSatoshiから盗んだんだろう。」という主張が出てくるからです。クレイグ博士側の証人として10名が予定されている。当初のノルウェーの弁護人は証人を呼ぶことになぜか反対しており、それよりも書類の提出を重視していた。このため現在の弁護人を変更した。
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