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「建設若者③」雑誌やテレビで引っぱりだこのイケメン板金屋さんの正体は「ドM」でした。

仕事をしていて、「この人なんでドMなんだろう。」「この人こんなに暑くて、重たくて、死にそうなのになんで嬉しそうなんだろう…」って思ったことはありませんか?

昔までは敬意を持ってストイックと言っていましたが、最近では「ドM」という言葉の方が刺さる(嬉しい)そうなのでこの言葉を使わせて頂きます。

建設業界で働いていると、現場では「汚い」「きつい」「危険」といった物理的にテンションが下がることが多いと思います。

でも、3Kのレベルが1番高いのが板金屋さんだと職人さんの間では言われているそうです。

屋根に登り、夏は体感温度45度〜50度、冬は凍って滑る。そして雨はビショビショなるし、落ちて死ぬ方も多いらしいです。

そんな環境に負けず、カッコよく働く熱き建設若者がいます。


今回ご紹介する建若図鑑3人目は、

イケメン屋根屋さんの前田祐吾さんことマエっさんです👏

マエっさんを知らない方のために

ツイッター:まえっさん@建設WokersUnion

instagram:まえっさん

年齢 :25歳

職種:板金屋さん

所属:建設WokersUnion

建若ポイント:マイナスをプラスに変えれる超ポジティブ考力


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板金屋さんになるまで〜お金は汗かいて稼ぐものでしょ!〜

建若:今回、初めてのオンラインインタビューということで、頑張りますのでどうぞよろしくお願いします〜!

ま:緊張しますがよろしくお願いします!

建若:建若図鑑3人目大変遅くなりすいません笑

ま:全然大丈夫ですよ〜。

建若:ありがとうございますウウウ。早速なんですが、なんで板金屋さんになろうと思われたんですか〜?

ま:早く働きたかったことと家系(おじいちゃんは、某夢の国を施工していたそう)が職人だったというのが理由になります。

高校2年までは勉強も好きだったということもあり、学力も上位の方だったんですけど、学校が好きではなくて将来を考えたときに、大学にいくよりも体動かしてお金稼ぎたかったんですよね。

何をしたいんだろう…って就職先を探していたんですけど、ざっくりと

「かっこいい人間でありたい。」

ってことだけあったんです。それで浮かんできたのが、おじいちゃんや家族の存在でした。

考えた結果、かっこいい人間=職人さん。だったので、塗装や足場の仕事もありましたが、1番カッコ良かったおじいちゃんのいる板金屋で修行をすることを決めました。

建若:マエっさんのおじいちゃん、某夢の国作ってはったんですね!(かっこよすぎる…)

ま:そうなんです。この仕事は、作った後にこうやって残るところも魅力的だなって思っています。

建若:それはありますよね。おじいちゃんや周りの方の影響か、動いて汗かいてお金を頂く精神など、令和稀に見る昭和のかっこいい生き方に結構興奮しました。笑

では、今もおじいちゃんのもとで働かれているんですか?

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今に至るまで〜「他の世界を知らない若者は必見!」身内から一歩飛び出して得た屈辱と変化〜

ま:5年働いたことをきっかけで今は違う板金屋さんで修行しています!って言っても一人親方みたいな感じで自由に動かせてもらってますけど笑

建若:そうだったんですね!身内から出るなんてすごいですね…!!なんでその決断ができたんですか??

ま:5年で出た理由は大きくは給料面で、どんだけ頑張ってもこれ以上お金を出すのは厳しいと言われたので転職をしました。もともと身内と言っても、母方のおじいちゃんだったので、継ぐ人も僕以外にいたということもあって、いつでも技術がついたら独立しなさいって感じだったんです。

建若:確かに。「身内だから」って色々許されますよね。僕もガッツリ身内の工務店で働いているので、給料も疑ったことないですし、他を見ることってまずないですね…

ま:そうです。他に転職して僕は、衝撃の連続でした。1番は、同世代(1つ上の先輩)に初めて会って、職人としての格の違いを見せつけられました。今まで身内でしていたのもあり、〜さんのお孫さんなんだあ。えらいね〜。って褒めれることしかなくて、同世代の板金屋さんもいなかったので、自分はなんとなくできる人だと思っていました。でも違ったんです。仕事のスピードから、お客さんとの接客・仕上げまで歳も1つしか変わらないのに、全然レベルが違うことに、自分の今までの「甘さ」に気づきました。

建若:うわ、わかります。うちも1個上の元大工さんが入ってきてくれたんですけど、もう知識も技術も何から何までレベルが違ってて本当に萎えました。笑

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ま:転職してから色々考え方も周りも変わりましたね。危機感を得ることができたので、仕事を今まで以上に頑張ることと、もっと外に出ようと思うようになりました。

建若:今色々活動されてすもんね〜!!SNSで随時拝見させてもらってます笑

ま:ありがとうございます。それもたまたまはじめたSNSで結構同年代の職人がいるんだな〜って気づき、僕もかっこいい写真を載せていたら、雑誌のお誘いがきてチャンスだと思い気づけば、飛びついてました。笑

建若:やっぱり、活躍されている方の考え方ってなんでもマイナスな考えではなくどんなこともチャンスだ!って考えれる超プラス思考なんですよね〜w 本当にその考え大事ですよね…!

ま:変わりたいなら、何かはじめてみて(今ならSNSは絶対)小さなことをチャンスだと思えるかですよね。本当に。

建若:が、頑張ります!!笑

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今後のマエっさん〜30歳までにこんな会社を作ります〜

建若:今に至るまでのマエっさんを知れました。ありがとうございます!今後が気になるのですが…教えてください!!

ま:はい!僕は、SNSでも発信している通り30歳までに独立し、会社を設立します!!

建若:やっぱり人のビジョンってワクワクしますね!「こんな会社を創りたい!」っていうのはもう決まってるんですか?だいたいでいいので教えてください!

ま:まず、経営者としてのあり方として、現場に立ち続ける。という軸はブレたくないですね。そして、会社のあり方としては、社員が全力で仕事するところは仕事して、全力で遊ぶところは遊ぶ、そして稼いだ分はしっかり分配できるようにしたいです!そして、

社員が人生を楽しんで欲しい。

そんなの甘いよって言われるかも知れませんけど、やっぱりメリハリって大事だと思ってます。そして仕事は楽しくないといけません。そんな会社がないなら、僕が創ります!

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建若:かっこよすぎる…職人さんにとって、こんな社長さんいたら最高ですね…

いつも明るくて、ドMで、頑張った分だけ評価してくれたら働いていて何より幸せですね。

ま:でしょう。こんなでっかいこと言ってますけど、意外と慎重で普通の板金屋さんなら独立してもいいんですけど、僕はまだ独立しません。ちゃんと準備ができてからじゃないと、巻き込んだ子に迷惑をかけちゃうので…

建若:独立はノリでするものではないですもん。なんかその慎重さで、本当に理想の会社を創るんだと確信しました。

ま:だから、今は全力で準備して、遊んで、外に発信していきます!

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最後に聞いた〜板金屋さんのやりがいってなんですか?〜

建若:もう時間になってきたので、最後に質問させてください!

板金屋さんをする上での「やりがい」ってなんですか?

ま:ん〜、これは一言では言いにくいんですが〜…板金屋さんって本音をいうと本当にきついんですよ笑 でもね、いつも頑張って終わらせるんですよ。その時のきつさがきついほど終わった後の達成感がいいんですよ。

建若:いや、ドMやん。(急にタメ語)なんかジムとかでよく聞きますよ、そのドM発言w

ま:あ、そう!ジムが良い例えです!苦しんだ分だけ、筋肉がついて達成感があるでしょう笑

建若:なんか板金屋さんって、もしかするとドMの方に人気増すかも…?w

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今回はここまで!

マエっさんの人柄、こんな考え方をしている建設若者もいることはわかって頂けましたでしょうか?

僕も建設業界に入り、約1年が経ちますがマイナスをチャンスと考えることって本当に大事だと思います。

しかし、今の環境では考え方など変わりません。

とにかくSNSを始めたり、何か始めてみませんか??

そして一緒に考え方を変えていきましょう!

コメントお待ちしております!

終わり。


建若図鑑説明

建設業界の若者が不足している近年、建若(筆者)の周りには、若者が一人もいません。どうしたら若者が建設業界に入ってくれるのかというよりも、建設若者がどうしたらイキイキと働けるかを考えています。現場に建設若者がいなくても、刺激し合える環境をSNSで提供したい。将来のビジョンを持ち、イキイキと働く建設若者を図鑑化し、インタビュー形式で紹介していきます!

書き手〜たてわかくん。

建若図鑑

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