現実的に考える大人のための学び直し英語2:現状を知る
今回から、大人がどう英語を学び直していけばいいかを具体的に考えていきます。やはり、現状としてどのくらい英語の運用能力があるかを、おおまかにでもいいので把握する必要があります。しかし、たとえば大人にとっての定番の試験であるTOEICにいきなり挑むのはお勧めしません。それは、受験料が高く、本人確認が厳しいからです。(何年か前に仏検を受験した際には、厳しい本人確認はありませんでした。一方、TOEICは、就職や昇進にも必要になる資格試験ですから、本人確認を厳しく実施することは当然でしょう)
では、どうするか。英検の過去問題を解いてみましょう。各級ともに実際の問題用紙と同じものがPDFで公開されています。また、リスニング音源も公開されています。PDFに制限がかけられていて印刷はできなかったと記憶していますが、パソコンやタブレットを使用すれば、字が小さすぎるということもないでしょう。
ご自身の英語運用能力がどのくらいか全く想像がつかない方は、「中学卒業程度」であり、習得目標が「使える英語の登竜門」である、3級に取り組んでみてください。ライティングはやる必要はありません。時間を気にせずにやってみて、90%以上の正解率になる方は、2級に同じように取り組んでください(準2級に取り組む必要はありません)。同様に、2級の次は準1級、準1級の次は1級に取り組めばいいのですが、2級で90%以上の正解率になる方はこのシリーズを読む必要はないと思われます。ご自身のお好きな方法で学習を続けるべきです。
では、「2級を90%以上正解」にならない方はどうしたらよいか。次回以降、さらに具体的に考えていきます。
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