ラーメン百名店2023_TOKYO


 

このページは何だよ

 皆さんご存じのグルメサイト、食べログには、「百名店」という分類があります。要するに各ジャンルで評判の店を100個選んだぜ、とそんな感じのやつです。
 フォロワーの皆さんは僕をミュートしていて知らないかもしれませんが、もう本当にやることがビートマニアしかないので、暇つぶしを兼ねてラーメン百名店2023TOKYOを巡っていました。ラーメンはあまりにも店舗数が多いので、全国じゃなくて東京、大阪、東日本、西日本の4エリアに分かれています。
 今回は、東京を(ほぼ)全店回ったので、特におすすめな場所を備忘と布教を兼ねて書き記していきます。

https://award.tabelog.com/hyakumeiten/ramen_tokyo

食べログ百名店TOKYOのページ

意味のないおことわりだよ

 おすすめするにあたり、以下の表現を用います。ミシュランの星付けと同じような感じです。
 Tier1 :ラーメン/つけ麺という食べ物の中で傑出して美味しい。ラーメン好きでなくても食べるべき。
 Tier2 :醤油・塩・味噌・つけ麺といった各ジャンルのラーメン/つけ麺の中で特に美味しい。ラーメン好きなら食べてほしい。
以下、各店舗の凡例はこんな感じです。
 店の名前(最寄り駅):ジャンル
 簡単な説明
また、Tier1,2の記載順は各店舗間の序列を示すものではなく、記載していない店がお勧めできないというわけではありません。本当におすすめできない店は聞いていただければ教えます。
 予約制の店は一応書いてますが、情報が古い場合はご容赦ください。
 この店入ってないのはおかしい!みたいな意見は受け付けません。書くの面倒なんだよ美味い店多すぎだろ

Tier1:

①Ramen Break Beats(東急:祐天寺) :淡麗
 地鶏メインの中では最高峰の旨味。他の地鶏淡麗醤油にはもう戻れない。トッピングの美味さも随一。特にロースのレアチャーシューは全店でも最強ではないか。以前はエスプーマムースが乗っており、その時はさらに1段階上の美味さだったのが惜しまれる。毎週日曜10時からの予約制。

②銀座 八五(各メトロ:銀座、東銀座) :複合スープ(コンソメ)
 動物・野菜が複雑に交じり合ったコンソメのようなスープ。フォアグラとトリュフで作られたラビオリは至上の逸品。絶対に一口で食べきらず、中身をスープに浸してほしい。世界がそこにある。毎週土曜9時からの予約制。

③Ramen FeeL(JR:日向和田(どこ?))  :淡麗
 飯田商店から受け継いだ動物系旨味MAXの淡麗系。おすすめはつけ麺ダブルスープ。醤油のつけだれは旨味が凝縮されすぎて旨味のシュヴァルツシルト半径内、塩は豚しゃぶと麺のマリアージュ。昆布水との組み合わせも異次元に美味い。一番美味しいつけ麺を挙げるならここ。毎週水曜の予約制(ゆとりあり)。

④創作麺工房 鳴龍(JR:大塚) :担々麺
 辛さが、痺れが、じゃなく純粋に担々麺として味がブッチギリすぎている。肉の旨味と辛味のある上層、ナッツの甘味とコクが貯まる下層のミッドガル構成。違うのは下層も豊かなこと。営業日の8時から整理券配布。

⑤Homemade Ramen 麦苗(JR:大森) :淡麗
 地鶏をメインにした淡麗系。鶏油もありよくある淡麗系…かと思いきや、その奥のコクは他の追随を許さない。医者に止められてもこのスープを飲む手は決して止まることはない。麺、トッピング、酒も上質なものばかり。ラーメンと酒のマリアージュを探求する店に外れなし。営業日9時頃から記帳制。

Tier2:

①麺屋 一燈(JR:小岩) :つけ麺
 魚介・甲殻類の旨味ほとばしるつけ麺。王道の豚骨魚介とは一線を画す味わい。ただの幼馴染だったはずなのに他の異性とは何かが違う…そんなつけ麺。

②中華蕎麦 ひら井(JR:国分寺、北府中) :つけ麺
 濃厚かつなめらかな動物系のつけだれに極太麺、バカでかいチャーシュー。巨乳金髪ギャルのような肉感。

③煮干しつけ麺 宮元(JR:蒲田) :つけ麺
 ニボ感全開のつけだれにムチムチの麺。煮干に柚子は鬼に金棒、美女に知性。チャーシューへのこだわりも余念がない。つけ麺と結婚するならここのつけ麺。

④桜上水 船越(京王:桜上水)   :謎の白湯
 カオスな旨味がうごめく中の太麺の存在感。そろそろ卓上調味料のニンニクを使おうと思ったら丼がカラになっていた。俺たちはラーメンを食ってるんじゃない、ラーメンに食わされている、そんな一杯。味玉はマストバイ。

⑤らぁ麺や 嶋(メトロ:西新宿五丁目)  :淡麗
 おそらく淡麗だが、注文後に炭火焼きされる大量の肉たちで濁りまくる。夏の海、むさ苦しい日焼けした男たちの饗宴。嶋は芸術。

⑥宍道湖しじみ中華蕎麦 琥珀(JR:蒲田、京急:雑色)  :淡麗
 しじみ特有の旨味と雑味の狭間、クリアな旨味を可能な限り凝縮した極旨スープ。多分二日酔いにも効く。池袋の支店と比べるとトッピングが洗練されよりクリアな味わい。前は殺人的行列だったが最近予約制になったらしい。もっと早くやってほしかった。

⑦入鹿TOKYO(西武:東久留米)  :淡麗つけ麺
 ポルチーニ香るつけだれ、昆布水、後のせオイル、バカでかいかき揚げ。見た目は派手だが味は唯一無二の美味さ。白鳥は水面下で懸命に水をかいているのよ。(諸説あり)メニューはつけ麺しかない。
 カレンダー通りの社会人にとって来店難易度は最強クラス。

⑧入鹿TOKYO 六本木(メトロ:六本木)  :淡麗
 ポルチーニの香りやトリュフの高級感、魅惑のカルテットスープ。これが欲望の渦巻く街六本木。本店とは違い普通に普通ではないラーメンを出している。連食もできるので醤油、塩両方食べるのもいいだろう。味玉の美味さは神域に到達している。

⑨麺屋吉左右(メトロ:木場)  :豚骨魚介
 豚骨魚介といえばつけ麺の王道…だがこちらはラーメン。ムチムチの麺、トロトロの豚、豚でミルキィなスープたまんねぇ〜!豚骨魚介は百名店にいくつかあるけど、幸福感はここが一番だった。

⑩中華そば 西川(小田急:千歳船橋)  :煮干
 見た目は濃厚、味わいはクリア。矛盾している気がするが、この世界では成立している。ワンタンが美味いらしいのと、和え玉(替え玉)もハイレベルそう。そいつらも食ってから書けよ、と言われかねないが、ラーメン1つで煮干の王を確信。再訪したらランク変動するかも。

⑪一番いちばん(JR,小田急:町田)  :淡麗
 極太手揉み麺の完成系は町田にあった。ほぼ神奈川だと思う。地鶏系淡麗醤油だが、極太の手もみ麺を支えるべく醤油立ちのはっきりした顔立ち。頑固親父を支える良妻賢母の家庭。肉もワンタンもガッチリ醤油が染みていて美味い。

⑫あさひ町内会(メトロ:板橋区役所前)  :味噌
 純すみ系と言われる味噌ラーメンの店。味噌ラーメンの力強い旨味をラードでバカほどブーストしている。こんなん嫌いなやついるわけない。味噌ラーメンアンチの自分が初めて味噌を好きになれた。
(同じようなのだと三ん寅も美味いが、先に食ったのがこっちなのでこっちをエントリーしました。)

⑬麺処 しろくろ(京王:八幡山)  :淡麗
 あさりの旨味が甘露な雫となり全身に染み渡る。トッピングのムール貝のほのかな苦味が頑張って現実に戻そうとするがなかなか戻れない。ガリバタライスにスープをかければそのまま天国に行けるかもしれない。てかこのラーメンで1000円は異常だよ、この国の経済はどうなってんだ

⑭一条流がんこ総本家 分家四谷荒木町(メトロ:四谷三丁目)  :がんこ
 何を使って作ってるのか1ミリも理解出来ない、ただあらゆる旨味を総動員してるのは分かる。店舗の公式アカウントが何を言ってるのかは分からない。二郎のコールよりも分からない。
それに魅せられた男達が朝から集う。俺以外毎朝来てるとしか思えない。

本題

TierGOD 
Japanese Ramen 五感(JR:池袋) :淡麗
 塩らぁ麺が特におすすめ。ラーメンで一番美味しい。
 醤油らぁ麺もおすすめ。醤油ラーメンで一番美味しい。
 つけ麺もおすすめ。淡麗系つけ麺の中で一、二を争うくらい美味しい。
 毎週日曜11時からの予約制。
 ここのラーメンは本当に次元が違う。一度食べると、他のラーメンを食べても「いやでも五感の方が美味いな…」という考えがオートスキルで発動して戻れなくなる。
 百名店巡りを始めたのもここを食べてから。もっと他に美味いラーメンがあるのでは?と思って食べ歩いた。結果はご覧のとおりです。

終わり

いかがでしたか?
入れるか迷って入れてない所もかなりありますが、書くのが面倒でした。再訪して気が変わったら加筆するかも。

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