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健康経営会議2023 セミナーレポート
「未来を築く、健康経営」‐健康経営の10年を振り返る-
2024年3月15日(金)開催
※noteの推奨環境 https://www.help-note.com/hc/ja/articles/360008947573
健康経営は、2006年にNPO法人健康経営研究会が、その言葉を生み出し、日本の未来を創るために必要な概念として、社会に発信してまいりました。そして本年度は、国がすすめる「健康経営優良法人認定制度」が誕生してから10年をむかえる節目の年でもあります。
今、健康経営は、産官学に関わる皆様のご協力をいただき、多くの企業にとって、当たり前の経営として定着しつつあります。改めて、今回の「健康経営会議2023」では、健康経営優良法人認定制度の創成期から携わる、有識者、官僚、企業人とともに、健康経営について、これまでの10年を振り返るとともに、これからの日本の未来に向けて、大切にしていきたいことについての議論を深めました。
■開催概要
健康経営会議2023
「未来を築く、健康経営」 ‐健康経営の10年を振り返る-
日 時:2024年3月15日(金)15:30-17:30
開 催:Zoom ウェビナー を使用したオンライン会議
定 員:1,000名(先着順)
参加費:無料
主 催:健康経営会議実行委員会/NPO法人健康経営研究会
共 催:健康長寿産業連合会
後 援:経済産業省、(公社)スポーツ健康産業団体連合会、中央労働災害防止協会、東京商工会議所
協 力:健康経営会議応援団
※健康経営会議2023 開催告知協力先(五十音順)
株式会社イーウェル、株式会社VACAVO、株式会社エムティーアイ
一般社団法人健康な食事・食環境コンソーシアム
スマートライフプロジェクト、サントリー食品インターナショナル株式会社
株式会社日本能率協会マネジメントセンター
公益財団法人 枚方市スポーツ協会、株式会社マイナビ
■開催内容
<挨 拶>
斎藤 敏一 健康経営会議実行委員会 委員長
<講 演>
講演1「2006年発健康経営とこの10年」
岡田 邦夫 氏
NPO法人健康経営研究会 理事長
健康・医療新産業協議会 健康投資WG委員
講演2「健康経営で目指す社会像」
藤岡 雅美氏
経済産業省 ヘルスケア産業課 総括課長補佐
講演3「健康経営と企業価値」
栗原 美津枝 氏
株式会社価値総合研究所 代表取締役会長
健康・医療新産業協議会 健康投資WG委員
講演4「10年の実践と研究で見えてきた”成果が上がる健康経営の道筋”」
森 晃爾 氏
産業医科大学 産業生態科学研究所 産業保健経営学 教授
健康・医療新産業協議会 健康投資WG座長
<パルディスカッション>
「10年を振り返り、これからの健康経営に期待すること」
パネリスト
岡田 邦夫 氏 NPO法人健康経営研究会理事長
森 晃爾 氏 産業医科大学 産業生態科学研究所 産業保健経営学 教授
栗原 美津枝 氏 株式会社価値総合研究所 代表取締役会長
藤岡 雅美 氏 経済産業省 ヘルスケア産業課 総括課長補佐
司会モデレーター
樋口 毅 健康経営会議実行委員会事務局長
■開催報告
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2024年3月15日、「健康経営会議2023」を開催しました。
11回目となる今回は、当日オンラインライブ配信にて、講演およびパネルディスカッションを行いました。
事前1236名のお申込をいただき、当日は、838名(約600法人)の皆様にご視聴いただきました。
当日の開会は健康経営会議実行委員会委員長斎藤敏一より、健康経営の10年と健康経営会議の歩みをふりかえ、これからの健康経営の未来について考える場にしていきたいと、本会の趣旨を説明いたしました。また、企業の価値は人の力によって生み出されるものであり、これからの日本の持続的な発展には健康が最も大切な視点であることをお伝えし、経済産業省、健康経営会議応援団の会社の皆様、並びにいつもご参加いただいております企業・団体の皆様にも引き続きお力添えをいただきながら、取り組んでいきたい旨のご挨拶をさせていただきました。
前半の講演の部では、健康経営優良法人認定制度創設から関わっている4名の有識者である、NPO法人健康経営研究会理事長の岡田邦夫氏、経済産業省ヘルスケア産業課総括課長補佐の藤岡雅美氏、株式会社価値総合研究所代表取締役会長の栗原美津枝氏、産業医科大学産業生態科学研究所産業保健経営学教授の森晃爾氏に、「未来を築く、健康経営」-健康経営の10年を振り返る-という視点で、それぞれの立場からご講演をいただいました。
またパネルディスカッションでは、NPO法人健康経営研究会理事長の岡田邦夫氏、産業医科大学産業生態科学研究所産業保健経営学教授の森晃爾氏、株式会社価値総合研究所代表取締役会長の栗原美津枝氏、経済産業省ヘルスケア産業課の総括課長補佐藤岡雅美氏の4名に登壇いただき、「10年を振り返り、これからの健康経営に期待すること」と題して、「健康経営の今までの歴史やこれからの健康経営で大切な部分」および、この10年を振り返りながら「健康経営でどんな価値が生まれたのか」の2つのテーマについて、活発なディカッションを行いました。
<詳細については開催レポートならびに講演動画・資料をご覧ください。>
※健康経営会議2023開催につきまして、ご参加者された皆様からのご好評やご意見につきましては、以下のアンケート結果にてご報告させていただきます。
■講演サマリー・動画・資料公開
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NPO法人健康経営研究会 理事長
健康・医療新産業協議会 健康投資ワーキンググループ委員
1977年大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部卒業、1982年同大学院医学研究科修了。1982年大阪ガス株式会社産業医、2006年同人事部健康開発センター統括産業医、並びに特定非営利活動法人健康経営研究会理事長就任。
現在、経済産業省「健康・医療新産業協議会健康投資WG」委員、健康長寿産業連合会理事。その他、厚生労働省「職場のメンタルヘルス対策検討会委員」、文部科学省「教職員のメンタルヘルス対策検討会」委員、スポーツ庁「スポーツエールカンパニー」委員等を歴任。
■岡田邦夫氏 講演サマリー
2004年に「健康経営🄬」という言葉をつくり、2006年にNPO法人健康経営研究会を立ち上げてから、現在に、至るまでの経緯と変遷についてお話しいただきました。アメリカと日本の労働法の違いなどから、日本流の健康経営についてお話しいただくとともに、人口減少が進む、これからの日本の未来に向けて、健康経営が果たす役割についてご説明いただきました。また、「人という資源を資本化し、企業が成長することで、社会の発展に寄与すること。」と、健康経営の考え方を深化させた背景などについてもお話しいただきました。※講演内容の詳細につきましては、講演動画と資料を公開しておりますのでご確認ください。
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経済産業省
ヘルスケア産業課 総括課長補佐
2010年に京都大学医学部人間健康科学科(保健師・看護師の免許取得)を卒業。経済産業省に入省(経済職)し、同省ヘルスケア産業課やAMED、健康経営やベンチャー支援などを立ち上げる。また、厚生労働省に出向し、「健康寿命延伸プラン」や「医療DX」の立ち上げに携わる。現在、経済産業省に戻りヘルスケア政策全般を担う。その他、働き方改革等にも従事。
■藤岡 雅美 氏 講演サマリー
健康経営を通じて生み出される価値とこれからの期待についてお話しいただきました。1つめは、組織風土の醸成を通じて、健康無関心層を健康にしていくことの期待。2つめは、健康経営を社会実装していくため、健康の多面的な価値に注目することの必要性。3つめは、新たな健康経営市場を創出することの期待について、お話しいただきました。健康は、生活あるいは人生を幸せにするための一つの要素(手段)であることから、健康経営に取り組む際には、経営者のコミットメントを土台として、健康になること以上に、健康が生み出す価値(目的)について、評価していくことの必要性についてもお話しいただきました。※講演内容の詳細につきましては、講演動画と資料を公開しておりますのでご確認ください。
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氏式会社価値総合研究所 代表取締役会長
健康・医療新産業協議会 健康投資ワーキンググループ委員
1987年日本開発銀行(現㈱日本政策投資銀行)入行。銀行統合事業、M&A等のアドバイザリー業務、初代医療・生活室長、ヘルスケアやサービス産業を統括する企業金融第6部長等を歴任。この間、「女性起業サポートセンター」を立ち上げ初代センター長を兼務。2015年常勤監査役。20年より㈱価値総合研究所代表取締役会長に就任。米スタンフォード大学国際政策研究所客員フェロー(2008~10年)。現在、経済同友会副代表幹事、健康・医療新産業協議会健康投資WG委員等の公職も務める。
■栗原 美津枝 氏 講演サマリー
「健康経営と企業価値」をテーマにお話しいただきました。特に、企業が非財務情報としての無形資産を企業価値の源泉として捉え直していくことが求められていく中で、健康経営が改めて、注目を集めていること。また、サスティナブル経営、人的資本経営の視点から、企業環境の変化の中で健康経営を意義のある取り組みにしていくこと。特に「社会の効果」を企業価値に転換していく視点。さらには、健康経営を、企業風土のバロメーターとして捉え、経営層のコミットメントのもとで、企業のパーパス・存在意義と結びつけていく必要性についてもお話しいただきました。※講演内容の詳細につきましては、講演動画と資料を公開しておりますのでご確認ください。
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産業医科大学 産業生態科学研究所 産業保健経営学 教授
健康・医療新産業協議会 健康投資ワーキンググループ座長
産業医科大学医学部卒業、同大学院博士課程修了。10年以上の専属産業医経験を経て、2003年より母校で産業医学分野の教育および研究に従事。2014年より健康経営に関連する各種委員会の座長を務め、国の健康経営制度の設計運用に携わっている。近著に、”健康経営を科学する!実践を成果につなげるためのエビデンス”(大修館書店)がある。
■森 晃爾 氏 講演サマリー
「10年の実践と研究で見えてきた“成果が上がる健康経営の道筋」をテーマにお話しいただきました。絶対に重要なことは、経営トップが従業員のウェルビーニングに対する想いを持ち、それをきちんと表現すること。また管理監督者層が、経営層のエンパワーメントを得ながら、この想いを同じベクトルとして整合化していくこと。そして、こうした無形資産である企業風土を評価する指標として、「知覚された組織的支援:POS(Perceived Organizational Support)」の有効性についてご紹介いただきました。POSが高まることによって、組織のコミットメント、エンゲージメント、参画意識、離職意識に対して好影響を与えることなど、今後、成果が出る健康経営を推進するために、大切にしていきたいポイントを非常に わかりやすくお話しいただきました。※講演内容の詳細につきましては、講演動画と資料を公開しておりますのでご確認ください。
モデレーター
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健康経営会議実行委員会 事務局 健康長寿産業連合会 事務局長
NPO法人健康経営研究会 理事
健康・医療新産業協議会 健康投資ワーキンググループ委員
株式会社ルネサンス 執行役員 健康経営企画部長
1997年 順天堂大学大学院 修士課程(専門:スポーツ医学)修了後、複数の企業で、健康管理、労働政策、保健事業、健康サービス開発など、「働く人の健康」に関わる業務に携わる。2013年に、健康価値共創を目的に「健康経営会議」を立ち上げ、健康経営を通じたヘルスケア産業の社会実装に取り組む。
■パネルディスカッションサマリー
■お問い合わせ
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健康経営会議実行委員会事務局
(株式会社ルネサンス 健康価値共創部)
担当:関野・深川・西川
E-mail:kenko-info@s-renaissance.co.jp
HP:http://www.kk-kaigi.com/
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