「流れに従って生きる」ー再独立編ーACT67:Ho建材社長の株の行方(E氏の墓穴)
STさまの一件は、結果としてE氏の思惑とは全く真逆の結果になりました。
Ho建材の社長さんに株を抜いてもらう話をするときも、E氏の手法は尋常ではありませんでした。
皆さんもお考え下さい
(さて、ここで考えてみてください。:あなたがE氏の立場で想像して、Ho建材の社長に400万円の株を抜いてもらおう思ったとき、どういう方法を考えますか?)
私のイメージはこうでした。
「白鳥が㈱木の香の家を辞めて岩手に帰るので、白鳥に期待して400万円の出資をいただきましたが、その意味も薄れるので400万円の株を抜いてもらっていいでしょうか。
あとは私(E氏)と牧田で切り盛りしていきますので。」・・・と
『素直』に『丁寧』に説明して、『円満』にHo社長に株を抜いてもらう。
私もそれを丁寧にお願いして、Ho建材の社長の400万円の株と、私の200万円の株を抜いて、きちんと清算して気持ちよく岩手に戻る。
私の役目はそれをお願いすることだと思っていました。
多分、普通に考えれば100人中99人はそうすると思います。
E氏の尋常でない手法
しかし、E氏の手法は驚くものでした。
丁寧に説明して株を抜いてもらえばいいものを、軌道に乗ってきた成金社長みたいに人に頭を下げるのが嫌みたいで、わざわざ泉パークタウンにあるロイヤルパークホテルの高級バーに「臨時株主総会」と題してお酒飲みに誘い出して、株主の4人で話を始めると言い出したのです。
そのスキームはこうでした。
臨時株主総会と題して、Ho建材の社長を呼び出して、Ho建材の社長を怒らせる → 「お前らみたいな会社に出資などできるか!」と怒らせて、株を抜いてもらう。
なんとその理由は、丁寧に説明すると黒字決算なので多少配当を上乗せして株を抜いてもらわなければならない(と言っても1年目なので大した金額ではありません)。
その配当のお金すら渡したくない → だから怒らせて株を抜いてもらう。
私は、「開いた口が塞がらない」とはこういうことか・・と感じました。
出資してくれた御礼として少しくらい配当を渡したっていいじゃないか・・とも思いました。
私は『会社を辞める条件』で『Ho建材の社長の株を抜いてもらう手伝いをする』ことになっていたので、とりあえず無言で通そうと決めました。
私を信用してくれたHo建材の社長を怒らせる意味がまったく理解できないので、完全に第3者的な振る舞いで時間をやり過ごそうと考えました。
ロイヤルパークホテルでわざわざ株主総会をする理由は、Ho建材の社長が怒っても、その場所では周囲の目もあるので怒鳴れないから・・という理由でした。
なんで、こんなに手の込んだことをする必要があるのかも理解できませんでした。
Ho建材の社長 には、理由を説明することなく「臨時株主総会を開きたいのでご出席お願いできますか」と私から伝えました。
全員の都合を合わせて、会議は平日の夕方に決まりました。
ここから、話はとんでもない方向へ進んでいくのでした。
事実は小説よりも奇なり。
お天道様は見ています。
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