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「流れに従って生きる」ー仙台スタート編ーACT61:岩手へ戻る「流れ」が加速し始める①


 私はこの頃から、E氏とは決別しようと強く思い始めていましたが、
仙台で出会った3人のお客様の仕事だけは終わらせてからにしようと考えていました。



 まだ、正式契約までなっていませんでしたが、全てのお客さまに対して家づくりの断熱理論を熱く説明していたからです。
 




 そんな、曖昧な精神状態で仕事をしているとき、
思わぬ出来事が起きました。
 




ありえない確率のタイミング


 私は現在のかみさん(しばらく菅原さんと記します)と、
その頃付き合っていたのですが、その菅原さんからの電話でした。



 菅原さん「うちのお父さんが家を建て替えるんだって。
それで、私がプッシュしておいたから説明に来て欲しいの」という突然すぎる話でした。


 その時点で菅原さんの親御さんには、大手Mホームと、なんと私が在籍していたCホームが営業に来ているというのです。
 



そのときは、何の流れが始まるんだ(??)とビックリしました。
 

 

 Cホームは私と犬猿の仲だった上司が営業に来ていたので絶対に勧めたくなかったし、Mホームも値段の割には性能が悪かったのでお勧めできませんでした。



 しかし・・そのときの木の香の家でも建てたくないという思いも出てきました。


 自分の彼女の実家をE氏の息が掛かった会社の物件にしたくないという思いが強く出てきたのです。
 



どうしたらいいか悩みました・・。


 
 人が家を建てるのは、一生に1回か2回・・そんなめったにない出来事が、こんなタイミングで自分の彼女の家で起きるなんて・・。


もしかして「岩手に戻れ」・・という「流れ」なのか・・? 


  

頭の中がかなり混乱してきました・・。
 
 

そして、数日間・・仕事をしながら悶々と考えていました。

岩手に早く戻るべきか・・仙台で3人のお客さまの家づくりの目途が立つまで仙台の会社にいるべきか・・


 

 そんな悩んでいるタイミングで、
さらに追い討ちを掛けるような出来事が起きたのです。
 






事実は小説よりも奇なり。




お天道様は見ています。





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