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80分のプロセス

2次試験で必ず皆様が構築しなければならない事があります。

それは「80分のプロセス」です。

要は皆様が診断士2次試験を80分の中でどういう手順で解くか?というプロセスです。

そんなのいらん。私はその時の気分で解くぜ!!という方もいるかも知れません。

ただ試験時間は80分です。言い換えれば80分しかありません。

プロセスなしにその時の感情や気分で問題を解いているようでは、短い試験時間の中で最適な解答を答えることは難しいでしょう。

本番の試験では相当緊張しています。試験開始後、緊張で舞い上がって何がなんだか分からない内に試験終了!!という事が起こる可能性は十分にあります。

 でも初学者の皆様の場合、どうやって解いたら分からないという方がほとんどだと思いますので、一般的にやられているモデルを紹介します。一般的と書いたのは人それぞれやり方は当然違うからです。あくまでも参考までに(ちなみに私のプロセスとも違いますので・・・)

★一般的なモデル

①設問分析(開始から10分程度)

最初に設問から読む受験生が多いと思います。設問で何が聞かれているか、始めに把握します。聞かれている事が分かった上で与件文を読んだ方が効率が良いからです。

「聞かれている事が分かる」=「与件文に探すべき事が明確になっている状態」であるからです。ピンポイントで与件文に解答根拠を探しにいけるというメリットがあります。

「制約条件」をチェックする。文字数をチェックする。

他にもいろいろな作業がありますが、混乱すると思いますので、後で深堀りをしていきましょう。ちなみに開始から10分と書きましたが、私の場合最終的に5分なりました。私のプロセスをまた紹介します。

 ②与件文を読む(10分から20分)

設問分析で作問者から聞かれている事を把握した上で与件文を読んでいきます。これもいろいろなやり方があります。人によってバラバラ。一般的にはSWOT分析、わざわざ表現、社長の想いなどをチェックしながら読んでいく方法を良く聞きますが。ここで細かく書くと混乱すると思いますので、後でまた書きましょう。

ここまでが診断士的に読むパートになります。

 ③解答を考える時間(20分から40分)

設問文、与件文を読んで解答を考えます。設問文で「聞かれている事」を把握しました。聞かれている事に対して与件文から「根拠」を探し解答骨子を構成していきます。

ここはあくまで解答を書くための準備作業です。下書きレベルといったところでしょうか。ここまでが診断士的に考えるパートになります。

 ④解答を書くパート(40分から試験終了まで)

考えるパートで解答の下書きは出来ました。これから解答用紙に書いていきます。40分までの工程でおおよその解答は出来ていますから、それを完全な解答に落としこむ作業です。

ここまでが診断士的に書くパートになります。
ものすごくザックリ書きました。

予備校に行かれている方はまず予備校の教え通りにやれば良いと思います。講師もその方法に則り講義を進めていくと思います。独学で全く情報が無い方は、上記の手順でまず事例問題を80分で解いてみて下さい。

慣れるまではこの手順で進めてはどうでしょうか?

そして複数年受験されている皆様、80分のプロセスって改良していますか?これは2次試験までに少しずつカスタマイズする必要があります。

これはまた後で話していきましょうか。

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