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ストーンを身に着け始めた話と、その作り手について

ストーン。日本ではパワーストーンという呼称がそれを指し示す言葉として、最も使われていて、“好きな人は好き”、あるいは“分かる人だけ分かる”代物という扱われ方である石について、身に着け始めて間もない者として少しばかり書いてみたい。

鉱物の成り立ちについて詳しくない私でも、少なくとも人類や哺乳類、そして私達が現代の科学において動物として分類している存在のほとんど全てより、石の方がずっと前から存在しており、つまりは地球やあるいは宇宙から降る隕石などから成る鉱物に記憶があるならば、それは人間の知識を遥かに超える叡智とも言うべきものであることは、どうも間違いなさそうである。
“土地のエネルギー”なんていうスピリチュアルっぽい言葉を遣わずとも、そして日常で意識するか否かに関わらず、地球上の全ては石や岩の上に乗っかっているわけで、根を張らぬ植物が育たぬように、地に足を着けていない人間が浮ついているように、やはりしっかりと地面という形をした石達によって、私たちは支えられているとも言える。
そんな石から影響を受けていないという方が、あるいは非科学的なのではなかろうか(ここで言う“科学的”とはKen Wilberが“科学と宗教の統合”で語ったような意味で、再現可能性の有無をその尺度とするものである)。

それと言うのも、組んでいただいた石を左手に着けるようになって以来2ヶ月弱、既知の(あるいは狭義の)科学では今のところ説明がつきそうもない体感の変化や、現実的(あるいは世俗的と言ってもよい)における変化が起こり始めている。
石を組んでいただいた栄子さんが仰っていたことに、私向けの処方は胸の辺りにおけるエネルギーを強めるとのことで、実際の体感として、例えば不安を感じる際にはドキドキと、期待を感じるときにはワクワクと、擬音で表すような心の振動をはっきりと感じられるようになった。
こういう目に見えぬ話を言葉で表現するのは、なかなか厄介なのだけれど、敢えて喩えるならば河村隆一に“BEAT”という名曲があるから、この類まれなる声が鼓膜や身体に響かせる振動を、感じてみられると良いだろう(なんのこっちゃと言わず、そして酒池肉林みたいなPVに惑わされずにw、ぜひご一聴を。1年前にアップロードされた公式をリンクさせておくけれど、14年に亘ってYoutubeから消されずにある非公式版の武道館ライブも強くお薦め)。

現実の変化というのは、思いもよらぬ方向から声がかかったり、想像以上に大きな仕事を依頼されたりしていることで、これはyujiさんが“石読み語り”のnoteで、露店のお兄ちゃんよろしく描かれていたタイガーアイの賜物であろう。
他の石についての説明を忘れてしまいそうなくらい(苦笑)印象的な、タイガーアイのページは、きっちりと関西弁あるいは土佐訛りで読んでいただきたい。
ちなみに、私は相手が関西人であれば関西弁、関東の方であれば標準語、中四国であれば中四国のイントネーションを、すぐにミラーリングwする癖があり、yujiさんにお会いした際も、歩き出して数分でそのことを指摘されたくらいなので、この記事を子どもがいる前で朗読した際はw、爆笑を誘ったのであった爆

そもそも、自力では“しれたことしか起こせぬ”この世界で、“しらない世界の力を貸そう”と人智を超えたところから語りかけてくれる存在を、ブレスレットとして肌身離さずにいられるというのは、とても有り難いこと。
個人的にも世界的にも激動であったこの数ヶ月において、その変化率は益々加速するばかりで、そろそろ始まる年の後半戦(というかまだ前半戦であったことに驚きを隠せない)が終わる頃はおろか、ほんの数日先のことでさえ皆目見当がつかないけれど、変わること自体は間違いない。
年の瀬には、そうそうあの時は石が力を貸してくれたなぁ、と振り返ることになるのだろう。

さて、そんな心強い石達を組んでくださった栄子さんは、岐阜県大垣市にルーツをお持ちで、当地の特産品である“枡”を作る職人さんとともに、ご自身の石をしまうための38designオリジナルプロダクトを、クラウドファンディングに取り組んでいらっしゃるところ。
隣り合う滋賀県の中でも、大垣と最も近い米原や長浜といった土地に所縁のある私としては、県境である伊吹山の薬草(そう、当地は日本随一の“艾(もぐさ)”の産地である)を用いてハーブバスソルトを作るワークショップに、申し込ませていただいた。
ここまで根気よく読まれた読者の方なら、言わずとも下記にリンクするご本人のnoteや、その先にあるクラウドファンディングのページへ行かれることと思うけれど、この小さな石や薬草、あるいはその上を飛び交う蝶によるバタフライエフェクトは、世界における面白い変化となるに違いないから、あと3日と迫ったクラファンの期限までにその一翼を担ってみると、ご自身の変化にもきっと繋がることと思う。

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