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ふら・ふり・ふる・ふれ・ふろ

2004年に“はてなダイアリー”というフォーマットでネット上に物を書くようになって以来、こんなに意味のないタイトルは初めて付けるけれど、ふっと降りてきたので、そのままにお付き合いを。

ふら

富良野へ誕生日に行きたいと思ったとき、貴方ならどうするだろう?
ちなみに、ふらっと行ける立地ではなく、予算もないという条件である。
私の友人ミサさんは“サポートを募る”という、とても勇気が要る方法に打って出ている。

ミサさんと私とは、昨年AZさんが主催された壮大な船旅、“collection 01 present”で出逢って以来の友人なので、その船旅にご一緒された数百名の方であれば、彼女がいかに受け取り下手“だった”か、あるいは覚えていらっしゃるかもしれないけれど、“カンパを募る”という半ば死語になりつつある言葉はともかくとして、現代ならば返礼を捻り出してクラウドファンディングをしてみる手もある中で、見返りなしの応援を求めるという行為を、こうして出来るようになられた様を見て、私はシンプルに感動している。

“私なんて”という思考を唾棄できるかどうかは、これから益々重要になるに違いなく、その中で先陣を切って“自分の望みを叶えるために応援して欲しい”と願い出るのは、本当に勇気がいることで、そこで応援してもらえるだけの自分であるかどうか、と自問自答されることも多かろうと推察する。
応援してもらえるかどうかは、詰まるところどれだけ普段から自分を曝け出しているかどうかにかかっているわけで、その意味でミサさんは間違いなく応援を集めると信じているけれど、ご本人の真面目さから言って、本当に大変なバンジージャンプだったろうから、私としては良き旅になることを心から祈るばかりである。
 
<フライミー・トゥー・ザ・ムーン>


ふり

振り返るにはまだ早い、とは人生行路のこと。
何歳まで生きるかどうかは、人間にとって大事な問題のようで、ほとんどの人間は普段そのことを意識もせずに過ごしているという意味で、実際にはそうではないのかもしれない。
私自身は、まさに“大事ではない”と考えている者であって、それは冒頭に書いたように最期の最期(という漢字変換はおそらく日本語的に間違っているが、ここは敢えて)、今わの際まで来たときか、あるいは死語の世界があるとしたら、そちら側からでもゆっくり振り返れば良いわけで、過ぎたことよりも今何ができるのか、に意識を向けたいと思う。
今できることを、今したいことを、日々重ねていった先に、気付いたらゴールテープを切っていた、というくらいでちょうど良いのではないだろうか。
 
<目覚めの光>
 https://youtu.be/yL0rmSmhmAo

 

ふる

降る雨音が大きくなったり小さくなったりしながら、今のところ大雨警報が発令されている関西の9月19日。
止まない雨はない、という言葉はこういう天気に気持ちを落ち着かせてくれる。
雨男だった私としては、今まで散々に降る雨に打たれてきたけれど、一度たりとも止まぬことはなかった。
今、実際の豪雨に見舞われている人も、また何らかの涙雨に暮れている人も、いつかは晴れ間が訪れる。
台風の雨風が、心身に纏わりついたモヤモヤまで吹き飛ばしてくれるから、無理せず今は過ぎ去るのを待ちましょう。
 
<Rainy days never stays>

 

ふれ

“賦霊の自然哲学”なんてタイトルの本が、哲学科を卒業してから、あと半年で15年にもなろうというときに手元にあるなんて、当時の自分が知ったらどう思うだろうか。
確かに入学前、“哲学は学部生である間にだけ究めるものではないから、ぜひずっと続けてください”と、とある方のホームページにて、叱咤激励をもらったことを今でも覚えている私だから、ある意味ではその通りになっている。
まして、当時は積極的にthemeに組み込んでいなかった、霊の部分までを射程に入れて自然哲学をしている方が、九州大学出版会という、旧帝大の認める出版物として上梓されているのだから、本当に良い時代になったと感慨深くさえある。
本との出逢いを(多少乱暴に)くださったミチルカさんも、やはり上述の船旅でご一緒だった戦友、もとい船友である。
 
<CAPTAIN FINGERS>


ふろ

フローリスト、というジャンルがあることを知ったのは、“花を飾ると、神舞い降りる”という本の著者である須王フローラさんが、“エネルギー哲学者。フローリスト”と名乗っていらっしゃったからで、まさに花の如く雄弁に語られる本著を拝読していると、花と同心になれる方に相応しい言葉である。
この本と出逢うきっかけをくださったyujiさんは、折しも昨晩に花についてYoutubeでご紹介されていて、こちらもぜひご覧いただきたい。

ちなみに牡羊座は“貴方の姿に酔いしれる”という花言葉のクルクマだそうで、これを拝聴して頷いてしまった私としては、美しい“Flower”でこの不思議な文章を閉じたいと思う。
 
<flower>





















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