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ポンジスキームとは?

今日はよく詐欺で使われるポンジスキームについて解説したいと思います。

ポンジスキームとは「高配当」を謳い文句としてお金を集める詐欺の手法です。

この方法では新規客が預けたはずのお金が「配当」と偽られ横流しされることで、顧客はあたかも本当に資産運用されているかのように思ってしまいます。

ポンジ

これがわかりやすい形です。流れとしてはこんな感じです。

①「預けるだけで月利20%」などと謳いお金を集める

②運営者は集まったお金を運用しているようで実際は何もしていない

③新規顧客から集めたお金を「配当」として横流しする

④実際に配当が配られるので初めは多くの人が信じる

⑤顧客が増えるにつれ、新規顧客が預けたお金の横流しではシステムが回らず破綻

⑥運営雲隠れ

この実例としては

・ナスダック事件
・Bitclub事件
・プラストークン事件

があります。この事件については後日詳しくやりたいと思います。

ポンジスキームの勧誘の手口

金銭貸借契約で投資を募る

高利回り運用での勧誘

数十万からの少額での投資が可能

配当を毎月支払うと約束

高額な紹介料

確実に高利回りを得られる投資はないと認識すべき

一般的に利回り(リターン)が高くなるものには、相応のリスクが伴うと考えられます。投資の世界に絶対儲かる仕組みのものはないと考えるべきです。また、投資詐欺の手口には、有名企業や著名人の名前を挙げて勧誘するものが多くみられ、「大手有名企業だから安心」とか「みんなやっているから大丈夫」という油断を持たない方が良いかと思います。

投資対象を考える基準として以下のことを認識して見てください。

① 絶対こうなると良いことばかり言って勧誘していないか。
② リスクをきちんと明示しているか。
③ 投資の実体が示されるものなどを確認することができるか。

どういうものに投資するかは自分の判断になります。しっかり調べてこれなら投資したいというものに大切なお金を使いましょう。

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