Fostexのイベントで弾いてきました。〜 残ってゆくもの。
昨日7月2日、「ギタリスト鈴木健治によるPM30G使いこなしセミナー」という事で、PM30Gという小さなモニタースピーカーをフィーチャーして、ギター演奏はもちろん、ギターの音作りの事、演奏技術的な事などお話しして来ました。
で、PM30Gはギター・アンプではなくて、機材ジャンルで言えばモニタースピーカーになるのですが、 ギター用と謳っているだけあって、普通のモニタースピーカーとは出音の感じが少し違います。
何か、こう、楽器っぽいと言うか、ギターアンプのスピーカー特性ではないのですが、アンプシミュレーターの音を再生するには心地よい、、というか。もちろん普通に音楽を再生出来ますし、何でもかんでもギターっぽくなる訳では無いんだけど。
Fostexスタッフの方の、スピーカーの箱と前面のクローゼットはポイントというお話で、なるほど!と思いました。
通常のギターアンプには殆ど前面にカバーがあって、いわゆる箱鳴りも重要でして、そのあたりの感じがPM30Gから感じられるのかな?と思いました。
家で弾くのに調度良い
そう、これポイントなんですが、通常のギターアンプってある程度大きな音を出さないと、本来のポテンシャルを引き出すことが難しいんです。構造や作り的にも。
で、アンプシミュレーターやデジタルアンプでは、その大きく鳴らした感じまでシミュレート出来るので、「大音量で鳴らした時の感じ」が小音量でも再現されるんです。ややこしいですが。
もちろん普通のギターアンプは大好きで使ってますし、それに代えがたい良さはもちろんあるのですが、自宅等でサッと弾きたい時に爆音出すのはちょっと、、な感じの皆さんにはシミュレーターなんかはとても重宝されるんですね。
近年ではアンプシミュレーターの性能もかなり上がってるので、プロのステージやレコーディングでも使われる事は多いですよ。僕もケースバイケースで使い分けますし。
要は自宅などでそういったギターの音を再生するのに適している。
ですね!
そうそう、noteで連載中の週間宅録ギター購読者の方も来て下さったんですよ〜嬉しかったです(^ ^)
使った機材
ギター、iPadの他に使った機材は、ギター用ケーブル、ApogeeのJam96K(ギターの信号とiPadをつなぐインターフェース)とスピーカーはもちろんPM30G。だけ…。
あとはピック数種類と生身の自分ですね。
使ったアプリ
ギターアンプとエフェクターを再現するPositiveGrid BIAS FX
ここ最近とても気に入って使っているBIAS FXです。ギター・アンプのアプリは他にもありまして、IK multimediaのAmplitubeとかAmpKitとか沢山あります。
EDM、ハウスなど様々なループを再生編集出来るGrooveMaker2
これ、簡単にカッコイイループを再生出来るんですが、結構楽しめます。見に来てくれた知人でシンガーのNOROちゃんは速攻で買ってたし(笑)
このあたりは”機械と合奏”なのですが、これはこれで弾いいて楽しいですし、見ている皆さんにも楽しんで頂けた様子でした(^^)
ぶっちゃけ上の2つだけでも、1時間くらい演奏する事も可能です。例えて言うならDJ的な事をしながらギターを弾くようなイメージかなぁ。
結構面白いですよ♪
iPadで使える本格的なDAW(音楽制作アプリ)Cubasis
マルチ音源 SampleTank
これまた強力なDAW Auria
ちなみに2年前にリリースした自分の曲は、上に紹介したアプリ等を使って、基本的にiPadとギターだけで作ったんですよ。しかもハイレゾ(笑)iPadでやってみたかったんですよ。
iTunesはこちら
で、この写真。
見に来てくれたレコーディングエンジニアの田中氏が撮ってくれた何気ない一枚なのですが、妙に未来っぽい。。派手なEDMなトラックに合わせてギターを弾きまくっているようには見え難いですね。会場のFostexショールームのロケーションもお洒落なカフェみたいだし。
それでも弾いてる時は自分の中のスイッチ入って、グッと入り込んでるんですよ。そこそこに熱く。
ここに写っている楽器、機材等はまだ暫くはバーチャルな物に取って代わられず残っていくのかなぁ。
使い慣れたギター本体はもちろん、音を出すのにスピーカーは絶対必要、質の良いケーブルも必要、あ、使い慣れたピックも。あとは自分...。
なんて考えたり。
このスタイルだとどこでもサクッと行けてミニライブや宅録セミナーなんても出来そうなので、今後増やして行こうかと思っています。iPad縛りなんかも良いかもですね。インターフェースも随分増えましたし。
週間宅録ギターでもいつか取り上げてみましょう。
ではでは。
サポートはいつでもどなたでも大歓迎です。