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本気で信じた、17歳の春


※この物語はノンフィクションです。





こんばんは、よどです。


皆さん夢を見ますか?

夢って目標のような夢じゃないです。

寝てる時に見る夢の話です。

私は昔からよく夢を見ることが多いです。

それが嫌で高校生の時に夢について調べまくったことがあります。

「夢をコントロールする男になる」

そう決断した、夢をコントロールする事を本気で信じた、17歳の春。

今回はそんな私の青春の物語になります。


なぜ夢を見る?

まずは、なぜ夢を見るか。

結論から言うと、まだわからないそうです。

夢の科学的な研究が始まって60年程度しか経っておらず、まだわからないことだらけとのことでした。

しかし、夢を見る理由としては様々な仮説が立てられており、

いくつかの条件が積み重なった際に夢を見ると言われています。

※読まなくても良いです↓

一晩の眠りは、ノンレム睡眠とレム睡眠(が繰り返しやってきます。そして、鮮明な夢はレム睡眠中にみることが分かっています。レム睡眠中には、名前の語源にもなっている急速眼球運動(Rapid Eye Movement:REM)、 自律神経活動である心拍や呼吸などの変動、起きているときと類似した脳活動、そして体を支える筋肉の力が抜けるなど特有の生理活動が生じます。レム睡眠中に出現するこれらの生理活動が鮮明な夢を作り出していると考えられています。急速眼球 運動については、目の動きが活発なほど夢を見ていることが多く、内容もより鮮明になります。さらに、心拍数が増えることで夢の情動要素が強まることや、視覚・情動・記憶などの夢内容に関わるそれぞれの脳部位が活性化する様子も観察されています。
 レム睡眠中には脳は比較的活発に活動する一方で、目覚まし時計の音や匂いなどの外界の情報の知覚は鈍っています。そのため外からの情報ではなく、すでに頭の中にある情報(記憶情報)を使って脳活動を行っています。夢に小学校時代の友達など過去の記憶が出てくるのはこのためです。また、レム睡眠中には、理性や知性と関連する脳の前頭部の活動が日中よりも低下しています。そのため、夢の内容はどこか奇妙で不合理なことが多くなります。
正確には「いつもみているが、覚えていない」ということになります。大学の研究室では、参加者に実験室で寝てもらって、夢聴取実験を行っています。実験者は夜中に参加者の脳波をみて、レム睡眠が来るたびに参加者を起こして夢聴取を行います。こうすると、95%以上の確率で夢報告をしてくださいます。(広島大学大学院総合科学研究科 准教授 小川景子 先生)

簡潔にまとめると、

皆さん一度は耳にしたことがあるかもしれませんが、
睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があります。

レム睡眠中に目覚めると夢を覚えているという感じです。

こういった初歩的なことから調べあげ、

17歳の淀澤賢治は、半年以上にも及ぶ夢との対話を始めるのでした。


夢日記

夢を覚えていることはありますか?

ここからは私の経験談に基づく夢の記憶の話になります。

朝夢の途中で目覚めた経験、みなさんも一度はありますよね?

「もう少しで良いところだったのに、、!」

「危なかった、、」

こんな目覚めの時が。

では「もし、夢の中で自由に動くことが出来たなら」

そう思ったことはありませんか?

私は幼少期からよく夢をみる少年でした。

先ほどの話で言うなら、レム睡眠中に目覚めることが多い人でした。

それが嫌で、夢について調べました。

そして、
「夢をコントロールする事」を習得しようとしました。

もしそれができるようになれば、眠っていながらもう一つの人生を楽しむことができる。

すなわち、「人の二倍人生を楽しむことができる!!!」

当時17歳の私は本気でそう思ったのです、、、

そして夢の中で自由になる方法を調べ、

当時見つけた方法が、

「夢日記」だったのです。

方法は簡単です。

毎日起床するとすぐに記憶の限り夢を日記のように書きます。

それを毎日繰り返すことで脳が夢を記憶しようとし、

いつしか夢の中でも夢を記憶しようとする。

そして、夢の中で思考するようになる。

その結果脳が「夢の中にいる」ことを自覚し、

夢の中で行動できるようになる。

そのようなことが書かれていました。

それを見つけた瞬間は、好きな人ができたような気持ちになりました。

「この人を誰にも渡したくない。自分だけのものだ!」

そう思い、この情報を誰にも共有することなく毎日必死に、

購入してきた赤色のキャンパスノートに夢を記録し続けました。

この時期は毎日寝るのが楽しくて仕方がありませんでした。

「今日で俺は夢をコントロールする男になるかもしれない」

そう、「今日から俺は」状態でした。

なんか振り返っていて自分でもバカみたいです、、(笑)

記憶がある日は毎日、夢日記を更新しました。

サッカーの試合のリアルな夢

殺人鬼に追われる夢

芸能人とキスしそうになった夢

嬉しい夢から悲しい夢まで。

毎朝、毎朝、
自分と夢をコントロールできる未来の自分を、信じ続けました。


そして半年ほどしてついに、





夢日記を諦めました。



苦渋の決断でした。


まだ一緒にいたい。

でも一緒にいればいるほど相手に期待してしまい、

その期待は毎日裏切られる。

一緒にいたいけど、一緒にいると辛い。

僕と夢日記は、離れるしかなかったのです。

悲しい現実を受け止め、

ある朝心の中で一人、別れを決断しました。


現実が全て

残念ながら17歳の私の希望は打ち砕かれました。

夢をコントロールすることは私には出来なかったのです。

「夢をコントロールし、人生を二倍楽しむ計画」は失敗に終わったわけですが、

そのおかげで当たり前の事に気がつきました。

現実で頑張って、
人の二倍人生を楽しんで生きるしかないと(笑)

結局は今を生きるしかないんですよね。

なのでその時から、

いっぱい寝て、起きている時は一生懸命生きる。

「なんかわからんけど、あいつって幸せそうよな」

って感じの人を目指すようになりました。

現実には辛いことも沢山あります。

時には折れそうになることも、いや、折れてしまうこともあります。

関係ないかもしれませんが、

「たまに、死にたいって思うことは健康な人間の正常な感情ですよ」

と2ヶ月で中退してしまった専門学校の解剖医?の先生が言っていた事を思い出しました。

なのでみなさん、
今日も明日も一生懸命、現実を生きましょう。

そして人生を二倍楽しむつもりで強く生きましょう。


ありきたりな言葉かもしれませんが、

「何かを始めるのに遅いことなどありません。」

もしよろしければどなたか、夢日記を始めてみてはいかがでしょう?

「夢をコントロールできる人」になれたならば私にご連絡ください。

ではまた。

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