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鯉と注射法-12月の魚病対策-

鯉の病気に注射が頻用されるようになってきましたが、一般的には余り勧めたくない方法です。

背や尾筒あるいは胸鰭の筋肉部分に注射し、即効性でかつ、確実な効果を得ようとするわけですが、Aseptic(無菌的な)という概念がマスターされていない場合は注射や手術は思わぬ合併症を引き起こします。鯉の常に水に接している特異性を考えるとき、鯉からの薬物の吸収や、もしこの部分のbarrierがないとするならば、最も安全で確実性のある、そして即効性でも劣らない方法ではないかと思います。

多少薬代がかかるかもしれませんが、やはり魚病は薬浴法が基本であることを忘れないでほしいと思います。そちらの研究がもっとなされるべきと考えます。

※画像はイメージです。

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