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ルーフテントのかいたい。思い出ごろごろ(下)

kenjiiです。
車中泊やキャンプのことを中心に、アウトドアライフについて書いています。

昨年ついに、65歳の高齢者になり毎日愛犬とドッグランに行くまったりとした日々を過ごしながらも、まだまだキャンプや車中泊にどんどん行きたい爺さんです。

「ルーフテントのかいたい…」は、2009年に購入したルーフテントが使えなくなったので処分の方法を考え、一旦はそのまま産廃にするか粗大ごみに出すのかと思ったものを心苦しいと感じ自分で解体することにした話です。

「かいたい」のあと

ルーフテントの解体は、底のトレーを残して一先ず終了。
トレーを見ていると、何か使えそう、犬のケージに敷くトレーにするか、犬がキャンプ場で寝るときの寝床にするか。
使えなかったら、また解体することにしてしばらく残すことにしました。

「思い出ごろごろ」たくさんあるけれど、ルーフテントを使って良かったところや、気遣うこともあったので、最後ににメリットとデメリットを書いておきます。

ルーフテントのメリット

〇設営が楽で速い

キャンプに行くと、テントの設営場所を決めるのに「すったもんだ」で30分。場所が決まっておもむろにテントを収納袋から出し、「どうだったかなー」からはじまり、設営作業をはじめるまでに更に10分や20分すぐに経過します。

設営作業に取り掛かってもスムーズにいかないときは、途中で一休み。大昔のファミリーキャンプ時代は、何故か「とうさんだけ作業している」状態でしたので、途中でアルコールが入ると昼過ぎに付いたはずのキャンプ場で、設営が終わったのが夕方だったこともありました。

それが、ルーフテントだと昇降作業はハンドルをくるくる回すだけ。
なんと楽ちんなのか、設営場所が気に入らなければ、移動するっことも簡単。

〇用心がいい

車に「やどかり状態」なので、テントを収納して温泉や観光地へ車で出掛けることができる。

私のルーフテントは収納しても、デイバッグなら2~3個は入るので、キャンプ場にテントや荷物を置きっぱなしにしなくて済みます。

〇緊急時に助かる

撤収が早いのは、急いでその場から立ち去ることができます。
・大雨で、川が増水したとき
・爆弾低気圧の襲来で避難

「まさか、そんなこと」と思われるでしょうが、この2つ実体験のことです。
特に凄かったのが爆弾低気圧の襲来。
海辺でボート遊びをしていたら、黒雲が来たと思ったら爆弾のような嵐になって、近くの島陰に隠れて難を逃れ、海上保安庁の巡視艇に助けられました。

借りたボートがどこかに行って、海の家にお詫びに行ったら、何年かに1回あるかどうかの嵐だったようです。場所は、福井県の若狭。

ルーフテントのデメリット

〇天井が重くて、車の運転が難しい

重心が高いところにあるので、カーブで「ふらふら」することがよくあります。

また、横風にはどうしようもなく弱いくて、ハンドルが取られて、運転どころではありません。(新東名の強風区間)

〇燃費も悪くなります

私のルーフテントは55㎏。天井に少し軽めの大人がしがみついているのと同じです。空気艇庫いうも増えるので、燃費にも影響します。

日産ルークスは通常街乗りで12㎞/ℓくらいの燃費ですが、それがルーフテントを天井に載せると、10㎞/ℓくらいになります。

もともと軽自動車なので、ターボはついていますが、大きな負担になっていることは確かです。

あとがき

ルーフテントが我が家にきて15年。はじめてのキャンプの琵琶湖は忘れることはないでしょう。

今まで使ったどのキャンプ用具よりも大切にしたルーフテント。
自分で「かいたい」することで分かった構造の詳細。

案外頑丈に、そして丁寧に作られていました。
ひょっとするとまだ何年ももったのかな…

そう思えたのが嬉しくもあり、悲しくもあった。
ありがとう ルーフテント。


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