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i-Treeについて

 i-Treeは、都市の街路樹がどれだけ地球環境に役立っているのかを試算できる仕組みです。屋外で、街路樹のデータ測定を行った結果を基に、その地域に街路樹が存在することによる二酸化炭素の吸収効果、大気汚染物質の除去効果、雨水流出量の削減効果、冷暖房使用量の削減効果などを金額ベースで試算できます。

 i-Treeは、街路樹を一本一本測定しさえすれば、それの環境貢献の度合いの概算値を試算することができます。身近な街路樹を大事にすると、具体的にどれだけ地球温暖化に貢献できるかを簡単に測定するしくみ市民も参加できる環境保全活動の一つとして、欧米諸国では広く活用されているそうです。最近は、日本でもその活動は広がっていて、柏市、東京23区、川崎市、京都市、吹田市、高松市等での活用事例がすでに報告されています。これらについては、i-Treeおすすめリンク集の中で紹介しています。

 i-Treeは、アメリカ農務省が提供しているサービスです。上記の通り、日本でも多くの活用事例があります。i-Treeの活動に熱心に取り組んでいる研究室の1つに、千葉大学の加藤顕先生の研究室があります。


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