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世界経済危機で経営者が犯しやすい10の過ち


東洋経済オンライン「世界経済危機で経営者が犯しやすい10の過ち 〜コトラーが教える「乱気流」時のマネジメント」

  新型コロナウイルスが世界経済に大きなダメージを与えています。
  目下の不安は、これが一時的な不景気なのか深刻な景気後退なのか。

  一方で、このように事業環境の不確実性が増すと顧客の動きは慎重になり、顧客の望むことが見え難くなることで企業は自社のコアとなる基本方針を見失ってしまう、という内容です。


  記事は、そうして行なわれる「新たな取り組みに関する過ちトップ10」を以下のように挙げています。
①有能な人材を解雇する
②技術費を削減する
③リスク覚悟で思い切ったことをしない
④製品開発をやめる
⑤トップを成長志向型からコストダウン志向型の人物に代えてしまう
⑥グローバル化路線から撤退する
⑦重要戦略である新たな取り組みをトップが撤回してしまう
⑧業績指標を変更する
⑨協調路線よりも序列関係を強化する
⑩安全な場所に逃げ込む

  その上で、アップル、ジレット、インテルの例を挙げ、新しい取組みを続ける力があることこそが、競争力を維持し、ライバルに差をつけるために残された数少ない手段であり、新たな取組みいかんで、業績・成長・株価が変わる。すなわち、景気が厳しいときに研究開発や新製品開発に投資している企業は引き続き収益を上げることができるだけでなく、景気が最も厳しい時期に決まって現れて、なにか斬新なものを武器にライバルをほぼ間違いなく打ち負かす“勝ち企業”となるとしています。

  単なる“逆張り”ではなく、短期的な景気の上がり下がりに囚われずに、長い期間をかけて培った強みこそが真の優位性となる、ということを教えてくれる記事です。

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