南国でカフェ創り その6(完)

ぐるぐるぐるぐる考えたけど、また孤独になって同じような失敗を繰り返すのだけはイヤだった。

もしお金があったらどうするだろうか?
セミリタイア?南の島に住む?

結局、回り道しても何しても最期は同じ答えに辿りつく。
「南の島で生活したい。人と関わりながら、日々の生活をかみ締めたい」
また大金を稼いでも、どうせやることは同じだろう。

それならお金を稼ぐことにフォーカスするのを辞めて、
いま、やりたいことをやって
「お金を稼ぐ」という過程も楽しめばいいのではないか?

いまお金持ちになろうが、10年後にお金持ちになろうが
結局は同じなんだから。
大切なのは、生活コストをしっかり稼ぎながら
日々を楽しんだり、やりたい事をやれることじゃないだろうか?

そのうえで余分なお金儲けも頑張ればいいんだから、
一気に稼いでしまいたい、っていうのは
きっと、

「将来が不安」だからだろう。

それなら、

・どこにいても稼げる自分、稼げる能力
を鍛えて身につけてしまえば

「お金の不安から開放される」

という意味では同じだろう?という結論に至った。

だから、一旦お金から離れて、いかにエンジョイするか?
日々を楽しむか?ってことにフォーカスしてみた。
そのスキルを磨こうと。

自分がどんな時に幸せを感じるか?
何をしてる時が楽しいか?
どんなことが思い出に残ってるか?
それを他の人に提供する側にまわれないか?

そんな感じで考えて、僕が浮かんできたのは旅行。
旅行がやっぱり好きで、初めての街をぶらぶら散策したり、旅先で地元の人達が集まってるお店にいったり。

そこでしかないお店や人との触れ合いが思い出に残ってるし、
何気なく過ごしてるけど、そういうお店や人達にお世話になってたなと。

じゃあ、今度はぼくが、
「旅行者や地元の人に喜ばれるお店を作って、一緒に楽しめないだろうか?」

南の島でそういうお店を作れば、それほど稼ぎが無くても楽しいかもしれない。
なにより、いくらお金があって、それがやりたいことなんだから、いまやってみたらいいんじゃないだろうか?

そんな感じの思考過程を経て、好きなコーヒーの勉強を始めてみた。

もともとコーヒー豆を買って自分で淹れてみる、ってのも
破産してお金がないから・・・・
その生活の中でなにか楽しめることを探して
見つけた新しい趣味のひとつだった。

フィリピンで美味しい豆を探してみたけど、無い・・・
美味しいコーヒーはフィリピンにはほとんど無い。

日本みたいに、コーヒー専門店で気軽に美味しいコーヒーが飲める、
というのは、特別なことだったんだと気付いた。

「誰か」が努力して創ってくれた環境だったんだと。
じゃあ、僕もその誰かになれないだろうか??


そんな、社会への恩返しの意味や、
いつまでも自分のことだけ考えて生きていく自分への嫌悪感もある。笑

トレードって行為は、やっぱりあまり価値を生み出さない
と個人的には思うから。
何より孤独だしね。

だから
・世の中への自分の恩返し
・価値を生み出す練習
・社会との繋がり
・住みたい場所に仕事を創るというチャレンジ
・国や誰かに依存しなくてもどこでも暮せる能力

こんな理由で、南の島にカフェを創ってる。
忘れてることあるかもだけど。笑

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このnoteではあえて、作るじゃなくて、創る、って
自分が存在しなければ、この世に無かっただろう
「新しい価値を創造する」って希望を込めて使ってみた

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もともと小資本で小さく、コーヒースタンドで考えてたんだけど、
小さい面積のお店が見つけられなくて
大きいテナントにも対応してターゲット増やせるようにしたかった。

そこで思いついたのが、
前に住んでたフィリピンの郊外にあったイタリア人のピザ屋
そこが安旨でよく通ってた。

さっそく「レシピを売ってくれない?」と交渉に。
僕も始めてだし、向こうも始めてで驚いてた。笑
結局、レシピは70万で購入。

なんでも、聞いてみる、言ってみる、ってしないとわからないからね。
やる前、聞く前に、自分の頭で否定的な答えを
勝手に弾いちゃう人が多いから。
向こうはそうは思ってないかもしれないのに。

結局その後シェフを雇ったから、あまり意味なかったんだけど。笑

レシピが無いと始まってないし、最初に型があってこそ、
だとも思ってるから後悔はしてない。
お金は勿体なかったけど、それが無ければピザを作るっていう
新しいストーリーも生まれなかったし。

自分で料理作って、毎日キッチンに立って・・って生活をイメージしてたんだけど、たまたま縁あってシェフを雇うことになった。

雇うことにした理由は、
自分一人ではできない価値の創造を、チームを作ることによってできるかもしれない。
そういうチーム創りの練習にもなるかもしれない、と思って。

あと、人件費勿体ないから雇うの辞めとく、って考えが浮かんだ自分が
ちょっと小さくてイヤだなと。笑

実は破産中も、国税に税金返済しながら、
スイス、スペイン、ドイツ、フランス、って感じで、
こっそり日本抜け出して旅行行ってた。笑

知人がそんな状況でも誘ってくれるし、
ヒドイ状況だから、お金が無いから・・

そんなトラブルに負けて、目先のことにビビッて
旅行にも行けない自分になってしまいそうで、、

ここでひるんだら、もう立ち上がれないかも、
いまだからこそあえて行こう。
そんな気持ちで、誘ってくれた知人に借金して行った。笑

返済済ませてスッキリして行きたいから500万貸して?っていったら断られたけど。笑

長くなっちゃったけど、キリが無いから今回はこれでお終い。

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もちろん自分の満足のためでもあるけど、

「訪れてくれた人の心が少しでも温かくなったり、思い出の欠片に残れば」って気持ちでお店を作ってるから、
この気持ちを忘れないように残しとこうと思って、noteに書いてみた。

飲食素人だし、まだまだ詰めれてないし・・って感じだけど
お店の掲げる目標は「カスタマーサクセス」
お客さんに成功してもらうこと。


基本的に僕は、
一度しかない人生だし、時計は戻らないし、
とにかく楽しもうよ、この人生を自分なりに!
って日々、思いながら生きてる。

そんなノリが少しでも伝わったり、読み物として消費して貰えたら嬉しい。
駄文をここまで読んでくれて、本当にありがとうございます!

お店のトラブルとか、文化の違いとか、実際いくらかかったとか
気が向いたら、また書いてみたいと思う。笑

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