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「誰かが私を殺した」

Audible無料体験2冊目。
湊かなえと同じく東野圭吾も読みたい(聴きたい)と思ってたのだけど、現時点で東野圭吾のAudibleは最近配信が開始された本作のみ。
これを始まりにして今後増えていくのかもしれない。

「誰かが私を殺した」はAudibleのために書き下ろされた作品で、読み手の人数が多く、ラジオドラマに近い感覚だった。

亡き夫の月命日。墓前で手を合わせていると、突然背中に衝撃を受けた。気づいた時には、魂だけがこの世に留まっていた。どうやら私は誰かに撃たれたらしい。警察の遺体安置所で出会ったのは、警視庁捜査一課の加賀恭一郎警部と部下の女性刑事・新澤。
私は彼等による捜査の行方を見守りながら、なぜ自分が殺されたのかを考えた。国重ホールディングスの「女帝」として、すべて完璧にこなしてきたつもりだし、母親としては、来月結婚する一人息子に愛情を注ぎ続けてきた。
だが公私において、気に入った人間はとことん守って盛り立てる一方で、信用できなくなった人間を容赦なく切り捨ててきたのも事実だ。私に恨みを持つ者は少なくない。その中の誰かが私の命を奪ったということだろうか。
やがて加賀はほんの些細な手がかりを積み重ねることで、事件の真相に迫っていく。彼の推理の先にあったものは、私が想像さえしないものだった。

Audible

事件の意外な真相。物語の余韻。良いミステリーだった。
それに、知っている俳優が演じているというのはそれだけで楽しい。みんな上手かった。
再生時間が2時間47分で長くなく、もっとボリュームがほしかったくらいだ。

加賀恭一郎シリーズに初めて触れた。
過去作、阿部寛のドラマや映画も未視聴なのでそちらも手を出したいなぁ。
高橋克典のAudibleも続いてほしい。
逢田梨香子が演じる女性刑事の新澤がパートナーとして今回新たに登場したという事だったけど、すごく良いコンビだった。

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