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熊谷知事のお知らせ『日本デー』

ケラー市長との会談、姉妹提携5周年記念式典、ヨーロッパ最大級の日本紹介イベント「日本デー」開会式、経済関係者や留学中の県内大学生との意見交換会、花火レセプション出席など盛りだくさんでした。

歴史と伝統あるデュッセルドルフ市役所にてケラー市長や市幹部と会談(伊藤県議会議長も同席)。

2年前にケラー市長が来葉した際の思い出話、文化・スポーツ・経済など幅広い交流を促進すること、ウクライナや世界情勢の悪化などによって価値を同じくする日本とドイツの二国関係はより重要性を増していること等について意見交換しました。

また、フォルトゥナ・デュッセルドルフが1部昇格プレーオフで大逆転負けを喫した件について、6人目の内野選手がPKを外して敗退となった際、選手やコーチが内野選手を慰めている姿が印象的だったこと、内野選手は千葉市出身でジェフやレイソルのユースに在籍していたことを伝えたところ、「内野選手がこのシーズン、ポカール(ドイツ杯)も含めてどれだけ活躍しているかをデュッセルドルフ市民は知っている。彼を責める人はいない」とケラー市長。

その後、県議団も合流し、姉妹提携5周年記念式典にて交流促進に関する確認文書に署名し、関係者と交流。

そして、いよいよ「日本デー」開会式へ。ステージに登壇して挨拶したほか、ケラー市長や州大臣、日本の経済界の方々とともに鏡割り。

会場は既に多くの人で埋まっており、日本のアニメ作品等のコスプレをしている人も多かったです。毎年60万人以上の人がドイツ内外から訪れるイベントで、今年で21回目を数えます。

千葉県もブースを出して、折り紙体験や萬祝着付け体験、さらには発酵文化の紹介などを行いました。

その後はケラー市長や関係者とともに主だったブースを回りましたが、本当に参加者が心の底から日本を楽しんでいる様子が伝わってきました。

さらにホテルの会議室にて経済関係者との意見交換会を行い、ドイツの経済情勢、千葉に投資を呼び込むための方策、千葉県産の農林水産物等の輸出についての助言、ドイツのカーボンニュートラルへの取組などについて伺いました。

夕方には麗澤大学の留学生達と意見交換。ドイツ語を学ぶきっかけ、留学前と後で変わったドイツのイメージなどについて伺いましたが、共通して出てきたのは、「ドイツは移民が多く、外国ルーツの人は良くも悪くも珍しくない」など、ドイツの移民の多さに関する感想でした。

日本よりもはるかに多い移民を受け入れてきたドイツには優れた面と、多くの課題があり、イデオロギーではなく実態に基づき、その評価をしていく必要があります。生活者の視点での話は大変意義深かったです。コーディネートして頂いた山川教授に感謝します。

最後に再びデュッセルドルフ市役所に戻り、花火レセプション。

日本デーを締めくくる花火は日本の職人によるもので本格的なものでした。23時を過ぎていましたが、会場はライン川周辺も含めてビッシリで、大型の船も多数出ていました。

明日もタイトなスケジュールなので、ゆっくり休みたいと思います。

※転載に当たっては熊谷知事の許可を得ています。

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