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熊谷知事のお知らせ『航空燃料の安定供給に関する緊急要望』

航空燃料が確保できないが故に、成田を始め国内各空港で新規・増便要請に応えられない問題が発生していることを受け、昨日、全国知事会を代表して花角新潟県知事とともに経産省の齋藤大臣、国交省の尾崎大臣政務官に「航空燃料の安定供給に関する緊急要望」を行いました。

両省には対応頂き、感謝します。

背景に、ガソリン需要の低下に伴い、製油所等の統廃合が進み、航空燃料供給能力が減少していることがあります。また、統廃合により、各空港と航空燃料を生産する施設の距離が遠くなり、内航船やタンクローリー等の需要増大と確保困難が発生しているほか、空港で給油に当たる関係人材の不足も挙げられています。

コロナによる便数の急減とその後の急回復によって、航空燃料の供給側の対応が十分に追いついておらず、成田空港だけでも航空燃料不足を要因として57便が就航を断念している状況です。

要望には広島県、静岡県、熊本県の事務方も同席し、それぞれの苦しい状況の説明もありました。

政府は官民タスクフォースを立ち上げ、議論を開始しており、速やかに結論を得て、石油元売りへの支援や内航船等の確保、人材育成・確保など、短期・中長期の課題解決に乗り出すことを期待しています。


※転載に当たっては熊谷知事の許可を得ています。

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