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千葉科学大学公立大学法人化について議員協議会の議事録

5月29日10時より、【千葉科学公立大学法人化について】を議題として議員協議会が行われました。議事録を作成しました。聞きながらパソコンにて打ち込みをしております。全文ままでは有りません。多少の言い回しなど言葉が足りない部分は有るかもしれません。どの様な事が話されていたのか、皆さんの参考になれば幸いです。誤字脱字など御座いましたらご了承ください。

Q.今回の協議会で議員からの質問は終わりでは無いと思うが、念の為、確認です。一般質問には答えて頂けるのか?(笠原幸子議員)
A.一般質問を制限するということは考えていない。(市長)

Q.(銚子市側の発言で)財政的な負担は出来ない。との発言があったが?これまで財政的な負担を行なって来たが、銚子市にとっての負担をどのように考えるか?(笠原幸子議員)
A.市に交付税を超える負担が生じないという考え方に変わりはない。様々な財政的な負担が生じたということは事実。(市長)

Q.交付税が先々、どの様に変わっていくかわからない。当初は教育者としての理念があったのではないかと思う。加計学園としての姿勢を市はどの様に受け止めているのか?(笠原幸子議員)
A.学校法人なので法人としては把握していないが、千葉科学大学としてのコメントから公立化できなければ撤退という言葉が出てきている。検討委員からはなぜ公立化を数年かけてできなかったのか?また何故スリム化してから渡さないのか?などコメントがあったが市としても同様の考え方。(市長)

Q.市長から市民の意向を聞くという発言があったが、その点についてどう考えるか?(笠原幸子議員)
A.市民説明会や議員とも議論を交わす。5回の検討委員会の後、答申が出た後に意見交換をしたい。(市長)

Q.日本全体の動向を見ると公立化に向かっていって良いのか?と疑問に思う。人口減少の中で、(大学を市が)背負って良いのかということをよく考えて貰いたい。どの様に市長は考えているのか?(笠原幸子議員)
A.18歳人口が減って行く中、公立化する事で学生が増える。という大学側の話には疑問の声が上がっていた。検討委員会の中で『国家試験の合格率を上げるべき』『預金資産や賃借対照表を示して欲しい』『40億円の減価償却分も新しい大学に移行するべき』という話が出ていた。その辺も論点になってくると思う。また『スリム化をしてきちんと渡せる状況にするべき』という声もあった。スリム化には雇用の面での課題があると思っている。市が受けた後にスリム化するとなると大勢の職員に退職をお願いしないといけない状況になる。

Q.賃借対照表の提出を求めていたが、大学が検討委員会二回目以降出席しないとなると賃借対照表が無い状況で検討委員会を進めて行くのか?(桶谷範幸議員)
A.大学側から「現金や預金などの資産は会計の中に含めているので、提出するかどうか検討する。」という発言がありました。提出を求めていきたいと思う。(銚子市)

Q.(大学経営の)スリム化の話だが、検討委員会内で何パターンか検討シュミレーションを出して欲しいという話が出ていたが、何パターン考えているのか?(桶谷範幸議員)
A.どの程度定員数が減ったら赤字なのか。収支がどの程度で損益分岐点かという事を何パターンか出しているところです。(銚子市)

Q.学生の定数を削減した場合、教職員も同様に減らさなければならないと思うが、そこもシュミレーションには入れているのか?(桶谷範幸議員)
A.大学設置基準というのを調べているが、そこまでは読み取れない。算出が困難。市で作る事は難しい。学生を半分にしたから先生も半分かというと、そうではない。算定するのは難しい。学部ごとでのシュミレーションを積算しているところです。(銚子市)

【要望】納得できない。スリム化した場合の財務シュミレーションを検討してほしい。(桶谷範幸議員)

Q.ネットで調べると薬学部は1200万円学費が掛かると書いてある。公立化する事により学費が下がるメリットは大きい。山口大学は競争率が上がっている。公立化した瞬間から学生の応募人数が上がる。他校では公立化が決定後、公立化する前の2年前から(公立化を見越して)競争率が上がっている。建物の老朽化の心配をしているが、今の状況を心配しても仕方がない。20年後などその先を心配すること自体がおかしい。(鎌倉金議員)
A.公立化したとしても教育の質が低ければ学生は集まらない。ご意見としては伝えさせていただきたいと思う。校舎が老朽化しているからお金が必要という事だけではなく、学生が集まらないず赤字となった場合にもお金は必要。その際の議論が検討委員会の中であったことは事実。

【要望】定員割れすることはありえない。学費が少ない学校に行きたいと思う学生はいるはず。どちらの目線も持って検討してもらいたい(鎌倉金議員)

Q.市長の姿勢が公立化はしないという様に見える。事前協議が整はない内から検討委員会を行い。検討委員会の意見が市長の意見になっているように思う(高根一芳議員)
A.公立化のハードルは高いとは思っているが、検討委員会での意見を踏まえて答申を出すという事に変わりはない。(市長)

Q.検討委員会の委員は選考段階で、市長は面談をしたのか?(高根一芳議員)
A.市外からの委員には面談を行なった。市内は面談をしていない。5名全員と面談を行った。県からの推薦があった方と面談をした。(市長)

【要望】銚子市を盛り上げていく重要な局面だと思う。経済効果も十分あったと思う。今までの税金が無駄になる。多少の財政負担があっても公立化に向けた検討をして欲しい。(高根一芳議員)

Q.答申までのスケジュールは?(高根一芳議員)
A.令和7年6月までに公立大学設置について市議会にかける予定。それまでの間に、市民への説明や議会への説明を行う。(銚子市)

Q.公立化しなければ撤退するという発言が大学側から有ったが、銚子市に対する不満を感じさせる発言だった様に思う。市長はどう思ったのか?(広野恭代議員)
A.撤退ありきの議論は、私としても同様に遺憾な発言であったと思っている。(市長)

Q.万が一赤字が発生した場合は、大学が負担させて欲しい。という発言があったがその点についてどう思うか?(広野恭代議員)
A.そもそも加計学園が赤字が出た場合は補填をする。大学運営も大学側が行う。というのが最初の話。そこから赤字の補填も出来ない。運営も出来ない。と大きく話が変わって来た。この点については大変遺憾。その大きく変わって来たという点が協議が整わない部分。そこについては遺憾に思っている。(市長)

Q.『東学長から検討委員会の委員に説明がされていない』という発言が有ったがどうか?(広野恭代議員)
A.検討委員会の中では説明していないが、委員には事前にきちんと説明している。(市長)

Q.69億から22億円に下回ったとの経済効果の算出があったが、22億円も有ったんだと驚く人もいる。若い力は銚子市には必要。銚子市にとって本当に大学が必要かどうか検討してほしい。(広野恭代議員)
A.これから大学の存続についてが検討委員会3回目4回目の議論の争点になると思っている。十分に議論していきたいと思う。(市長)

Q.加計学園側が感情的になっていると思う。銚子市に対する不信感が出たと感じた。もっと冷静になった方が良かったのでは無いかと感じた。前段の話がきちんと伝わっていないのではないか?大学の財政(状況)や職員雇用の話があった。(検討委員会委員に)原価償却費40億円の話は伝えていなかったのか?(加瀬庫蔵議員)
A.原価償却費の件は検討委員会委員には事前に伝えてあった。雇用の部分も含めて(大学側の)話が変わってきたという部分は話していない。(市長)

Q.検討委員会委員の皆さんには十分に伝わっていると私自身は感じていた。なぜ加計学園が感情的になるのか?要望書の中身では大学は貢献してきた。公立化すると学生が集まる。東総地区の知の拠点となる。だから大学が必要なんだ。という内容で、要望書には加計学園が財政的に赤字だということには一切触れていない。大学側の要望としては赤字なので公立化して欲しいという内容だったのか?それとも要望書の通りだったのか?(加瀬庫蔵議員)
A.6月と10月の大学側との協議では『大学が運営する』から『赤字補填は加計学園でするから』という事だった。しかし、その後、『撤退』という言葉が出て来ていた。『このままでは破綻してしまうから公立化して欲しい。』という内容ではなかった。(市長)

Q.自分もそう受け止めている。生徒数が約50%という事を踏まえてのお願いだったと思っている。我々に伝わってきているのは要望書の内容や考え方。東学長の話の内容は、市長と言っている事が違うんじゃないか?という議員の意見もあった。
話が変わってきた経過について検討委員会に伝えてきたのか?(加瀬庫蔵議員)
A.財政の事について平行線のまま終わっている。運営方針について12月28日に、いずれクローズになるという話があった。検討委員会にもこれまでの経緯について伝えていきたいと思う。(市長)

Q.文章ではまだ見ていない応接記録が有ると思う。『協議が整わない中で、応接記録は出せません。』と返答があったが、この際、応接記録について公表して欲しい。思惑とか感情といった物で我々は判断をしたくない。(加瀬庫蔵議員)
A.10月の応接記録は提出した。12月と1月の応接記録は大学側から辞めてほしいとの事で、理解が得られず示せなかった。同意がなくても示せるのか?同意が無いと示ないのか?法的に確認をしたいと思う。(市長)

【要望】大学側からの意向もあるでしょうから、その点は分かりました。しかしながら一般質問については、きちっと答えて欲しい。(加瀬庫蔵議員)

Q.公立化についてマスコミから報道されていますが銚子市として良い方向に持っていけるようにお願いしたい。(地下誠幸議員)
A.県の考え方も踏まえてしっかりと考えていきたい。(市長)

Q.東学長の話と市長との話が大学側からの説明と違う。減価償却費の算出について公認会計士が(加計学園)グループで行なっているという説明が有った。築20年経つ校舎の減価償却費が4億円(大学側)と40億円(銚子市側)で10倍の差がある。(岩井文男議員)
A.当初の『財政負担はかけません。』という協力の意味が変わってきてしまっている。(大学側の)寄付という言葉が貸付という言葉に変わった部分が大きな変化。協力という学長のお言葉だったが、貸付なのか寄付なのか、そこの違いは大変大きい。減価償却費の現金や預金の引き継ぎがなければ市が負担する事になる。学生が集まらず赤字が発生した場合も銚子市が被ることになる。それが正確な話である。(市長)

Q.法人化されないなら撤退という話も出てきたが、もっと掘り起こした議論をしていただきたい。(岩井文男議員)
A.公開の場で人口減少の問題。銚子市としての方針を定めていく。公立化するとなれば当然、市が責任を全て受ける事となる。慎重に見極めていきたい。(市長)

Q.的確に情報をおろして欲しい。
A.現在は大学側と協議する事は避けている。

Q.撤退か存続かという二つに一つという乱暴な議論ではなく。スリム化する事によって銚子市がこの条件で有れば公立化する事が可能だという答申を出す事は可能なのか?(池田健一議員)
A.答申は検討委員会に委ねられているので、銚子市からその様な注文を付ける事は出来ない。条件付きの公立化など私立として教育の室を上げていくなどの考え方も有るのでは無いかと推察はしている。(市長)

【要望】これまで借入をして借金を払って来た。これまで市民に我慢をしいて来た経緯が有る。大学にかけて来たお金と時間を無駄にする事なく、先を見通した議論をお願いしたい。(池田健一議員)

【要望】銚子市にとって重要なテーマではないかと思う。将来大学を使っていけるのか?ということも踏まえて検討していって欲しい。国立大学に匹敵するような事業だと思う。しっかり議論して頂きたい。議会として特別委員会のような物を設置して欲しい。(石上充廉議員)

Q.2回目の検討委員会の中で、どれだけ銚子市がお金を出す事が出来るのか?大学側からは40億円に対して4億しか出せない。スリム化を銚子市がするとなると大学職員に対して銚子市が辞めて貰う選択をしなければいけない。経緯を見ていると銚子市と大学(加計学園)が手を取る事はないなと感じました。二千人の雇用が確保できなくなる可能性がある。議論のもっと前、東学長が公立化の要望書を提出する前に、赤字になったから公立化という事ではなく。銚子市から「もっと経営努力をしなさいよ。」という議論が出来なかったのか?「万が一、(公立化)出来ないなら他の私立大学に起業買収をしてはどうか?と提案しなかったのか。努力しなさいよ。譲渡先を探しなさい。」と銚子市から今からでも話してみてはどうか?(石神嘉明議員)
A.銚子市としては私大として存続して貰うのが一番良いという話はした。以前にスリム化についても提案はしている。その際は、「検討します。」という返答でした。その後、公立化出来なければ撤退だという話が有り正直、驚いている。答申の結果は分かりませんが、公立化の可能性について残り3回の話し合いで結論を出す。その結果を大学側が受けてからどうするかは大学側の判断に委ねられる。(市長)

Q.成功や失敗した大学の現地調査の話が検討委員会で出ていたが、執行部の取り組みはどうなっているのか?(高根一芳議員)
A.12大学については3月に調査票をお送りして戻って来ている。第3回目の検討委員会で検討する事となっている。現地までは行っていない。

【要望】直接現地に行ってみないと分からない事も有ると思うので、現地に行って欲しいと思う。(高根一芳議員)

Q.大学のスリム化について議論する必要があると思う。銚子市としても考えて行く必要があると思う(加瀬栄子議員)
A.今のままでは難しいという検討委員会委員の方向性は出ている。スリム化して国家試験の合格率を上げてからだという事だが私もそう思う。
銚子市が独立法人の中で運営して行くのは難しい。スリム化と国家試験合格率のアップの後になると思う。(市長)

【要望】先生の雇用については大学側としっかりと話して欲しいと思う。どちらにしても市民の為になるように、判断をお願いしたいと思う(加瀬栄子議員)

Q.撤退の発言や東学長の発言を聞く限り、そこには銚子市と科学大学の間で溝が有るように思う。大学が残った場合には財政的な負担が大きい。大学も大事だけど小中学校が大切だという意見が検討委員会委員の中からありましたが、そこも大切にして欲しいと思う。大学を公立化しないという結論に至った場合。代替え案は何かあるのか?(野平仁人議員)
A.小学校については義務教育ですので、こちらは勿論、しっかりやらなければならない。どちらが優先かというと小中学校で有るという事は当然。ご意見は真摯に受け止めたい。これまで財政的な負担をかけてきた背景もある。跡地活用の議論については、公立化検討委員会の答申の後の議論だと考えています。(市長)

Q.千葉科学の通信高校についてはどうなるのか?分かれば教えてほしい。
A.通信高校については公立化について特に要請が来ていない。そちらは大学側で考えるべき事だと思っています。(市長)

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