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令和5年6月定例会 越川市長挨拶

5月定例会開会に伴い、開会前に越川市長より挨拶がありましたのでご紹介します。目次より関心のある項目だけでもご一読ください。また下記に市議会視聴冒頭挨拶のYoutube動画も貼り付けますのでそちらも合わせてご確認ください。

越川市長挨拶動画

【新型コロナの5類感染症移行】

新型コロナウイルス感染症は、5月8日から5類感染症に移行しました。マスクの着用はすでに3月から個人の判断に委ねられることになっておりますが、千葉県 教育委員会は、5月19日付けで「学校生活全般にわたり原則としてマスクの着用 は不要とし、教職員が率先してマスクを外して指導・支援を行うことも必要」とす る通知を、各市町村の教育委員会に通知しました。今後は高齢者を含めた熱中症対 策も必要になります。銚子市では重症化予防のため、高齢者や基礎疾患のある方な どを対象とした「令和5年春開始接種」を5月からスタートさせております。市民 の皆様には、ワクチン接種へのご協力をお願いいたします。銚子みなとまつりは、8月5日に花火大会、8月6日にみこしパレードを開催い たします。令和元年以来、4年ぶりの開催となります。市制施行90周年の年であ ることを踏まえ、花火の打ち上げ数を1万発に増やします。10月27日から29日までの3日間、日本ジオパーク全国大会を千葉科学大学 と犬吠埼ホテルをメイン会場として開催いたします。関東では初開催となります。 全国から多くの関係者が銚子市に訪れます。物販ブースや郷土芸能など、公民連携 による「おもてなし事業」を実施してまいります。

【子育てファーストのまちづくり】

電力・ガス・食料品などの物価高騰対策として、特に家計への影響が大きい世帯への支援をしてまいります。低所得者に対しては1世帯当たり3万円、小学校就学 前児童を養育している世帯には児童1人当たり3万円、小学校1年生から中学校3 年生を養育している世帯には児童1人当たり1万円を支給します。学校給食費につ いては昨年度同様、10月分から来年3月分まで、6か月分を無償化します。銚子西中学校のスクールバスの増便について、同校PTAから市長に対する要望 書が提出されました。帰りの便はこれまで、部活動の終了時間に合わせた1便で運 行してきましたが、保護者アンケートの結果、3年生の部活動引退後の帰宅時間に 合わせた増便要望が多く寄せられました。教育委員会と連携し、来年度のスクールバス増便を含め、子どもたちにとってよ り良い通学方法を検討してまいります。

【電子カルテ】

銚子市立病院については、常勤の言語聴覚士の増員により、脳機能障害や摂食・嚥下障害のリハビリテーションに対応できるようになりました。理学療法士・作業 療法士・言語聴覚士などの専門職が力を合わせ、回復期リハビリテーションの充実 に取り組んでいます。待ち時間の縮減、業務の効率化を図るため整備を進めてまいりました、電子カル テ・医療情報システムが6月12日から稼働を開始します。

【複合文化施設整備の検討】

複合文化施設の整備について、市の担当室長で構成するプロジェクトチームを立ち上げ、第1回目の会議を6月1日に開催しました。市民ニーズの整理、複合化す る施設の機能・規模の整理、候補地の絞り込み、事業手法などについて内容を整理 したうえで、11月には基本構想の策定に着手したいと考えています。令和11年4月の開館に向けて、作業を進めてまいります。

【地域おこし協力隊】

地域おこし協力隊の更なる拡充を目指し、新たなアプローチとして民間企業等受入型を来年度に導入します。協力隊員を受け入れる民間企業や団体の募集を6月5 日から開始しました。民間企業や団体には、地域おこし協力隊を活用した、新たな 価値の創出や市民の利便性を図る事業を提案していただき、市は選定した事業につ いて協力隊員を募集します。提案事業は、地域の活性化・利益を図り、新しい取組に挑戦するための人材とし て、協力隊員の活用を検討いただきたいと思います。協力隊の活動開始は令和6年 4月の予定です。

【地域活性化起業人】

国の「地域活性化起業人制度」を活用し、鎌倉市の「株式会社カヤック」から、人材を派遣していただくことになりました。地域活性化起業人制度は、自治体が三 大都市圏に所在する民間企業等の社員を一定期間受け入れるものです。民間のノウハウや知見を活かしながら、地域の魅力や価値向上につながる業務に従事いただき、国が上限560万円の特別交付税を措置します。 令和4年度は、全国368市町村へ618人の起業人が派遣されました。 銚子市では本制度を活用し、地域産品の開発・販路拡大など、市の魅力向上や地域経済活性化につながる取組を推進するため協力企業を募集し、株式会社カヤック を選定したものです。派遣される佐藤文彦氏は、長くインターネット業界に従事し、「ふるさと納税関 連事業」の新規立ち上げなどを担当されました。同氏には地域産品の開発や販路拡 大にご尽力いただきたいと考えております。

【地域公共交通協議会】

利用度の高い持続可能な交通体系を実現するため、地域公共交通計画の策定を進めます。交通事業者・利用者・学識経験者・行政機関など22名の委員からなる地 域公共交通協議会を設置し、第1回協議会を5月29日に開催。モータリゼーショ ンや人口減少などによる公共交通の厳しい状況について、情報共有と意見交換を行 いました。地域の関係者が一体となって地域公共交通の活性化・再生を推進する上で中心的 な役割を担い、地域公共交通に関わる多様な主体が、公共交通の最適なあり方につ いて、総合的に検討を行い、合意形成を図るものです。計画策定後も計画に定めた 取組を実施するため、各主体間の意見調整を図る役割を担います。今後は各種アンケートや地区別意見交換会を開催し、年度内の策定完了をめざし ます。

今議会には、みなとまつりの花火大会の充実、日本ジオパーク全国大会関係経 費、低所得者や子育て世代に対する物価高騰対策を進めるための補正予算など、5 議案を提案させていただきます。慎重審議をお願いし、あいさつといたします。

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