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熊谷知事のお知らせ『活動報告』

国交省への要望活動、午後は松戸市にある関東DX・i-Construction人材育成センター視察、東京に戻って埼玉県知事・神奈川県知事と3県合同での文科大臣・こども施策担当大臣・総務大臣への要望活動と盛りだくさんでした。

まず、成田空港と圏央道を結ぶ新たなインターチェンジに関する要望を国交省の斉藤大臣に行いました。

圏央道の千葉県区間の全線開通が2026年度と間近となり、さらに新滑走路の整備など成田空港の更なる機能強化が2029年を目指して進められています。

交通需要の増大への対応、国際産業拠点の整備に向けて、圏央道の成田空港至近でのIC構想があり、県と成田空港会社で検討した結果、地域活性化インターチェンジ制度を活用を考えていますが、現在の要綱では高速自動車国道に限定されています。

一般国道の自動車専用道路である圏央道を対象に加える改訂等を要望し、斉藤大臣からは「対象とする方向で検討を進める」とのご回答を頂きました。

ご対応頂いた斉藤大臣や国交省の皆さま、ご同行頂いた林幹雄代議士、小林鷹之代議士、NAAの田村社長に感謝申し上げます。

関東DX・i-Construction人材育成センターは松戸市にある国交省関東地方整備局の関東技術事務所内にあり、5Gを活用した遠隔での重機の操作、VRを活用したインフラ管理の研修など、最新の技術を社会インフラ整備・管理にどのように活かすかを学ぶことができる場所で、千葉県の職員も研修でお世話になっています。

私も体験し、非常に多くの学びを得ることができました。

夕方からは東京都が実施する高校授業料無償化や月5千円給付について、東京都と千葉・埼玉・神奈川の3県ではあまりに財政力に格差があり実現できず、国に対し、居住する地域にとらわれない子ども施策の実現と税源の偏在是正を求め、3知事揃って要望活動を行いました。

「東京都と同じことがなぜできないのか」と言われる度に心苦しい思いをしているのは3県共通です。

同じ学校・クラスの中で、受けられる支援にここまで差が生じることは望ましいとは思えません。

盛山文科大臣、加藤こども施策担当大臣、松本総務大臣にご対応頂き、問題意識の共有を図ることができました。感謝します。

eコマースの進展やデジタル化によって、実態の生産活動や消費活動以上に東京都に税が集中する流れはさらに加速することも懸念されます。

国に制度改善を求めるとともに、引き続き千葉県の財源で実現可能な子育て施策の充実に取り組んでいきます。

参考までに東京都と同様の高校授業料無償化と月5千円給付を実施した場合、千葉県では年間690億円ほど必要ですが、貯金にあたる千葉県の財政調整基金は357億円で1年間実施することもできません(埼玉・神奈川も同様。なお東京都の同基金残高は6,003億円で毎年度の積立額も桁が一つ違う状況)。

※転載に当たっては熊谷知事の許可を得ています。

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