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今更ながらTop Gun: Maverickについて色々と。

Top Gun: Maverick、見事にどハマりして、映画を2回(通常とMX4D)、渡米帰りの機内、そして、4Kブルーレイを買い、先月WOWOWで放映したのも録画済みという状況です。飛行機好きなので、まあ、ハマる要素はたくさんあるのは事実なんですが・・・。
なお、F/A-18E/FよりもF-14好きですが、一番好きなのはF-15だったりする人です。
あと、Top Gun: Maverickとコラボしていた ACE COMBAT 7: SKIES UNKNOWN 、Ultimate EditionにTop Gun: Maverickコラボの機体が含まれているので、セールの時に買ってみたんですが、まあ、落ちる落ちるw

ヘッダー、パンフの画像なんですが、顔だけになってしまったw(余談)

実はTop:Gunをちゃんとみてなかった人

そんな自分ですが、Top:Gunをちゃんと見てなかったんですよね。無論、なんとなくストーリーは知っていました。
なので、映画を見る前に録画をしてあったのを観てから行きました。

オープニング

かっこいいですよね。レインボーギャングの皆さんがかっこいいったらない。
本編に登場しない(一応話には出てくる)F-35Cが登場したりと、現在(撮影はもう少し前らしいですが)のアメリカ海軍空母機動部隊の空母オペレーションが垣間見える映像です。
なので、このオープニングは私はアメリカ海軍広報パートと思ってます。だって、ただ、カッコいいオペレーション流すだけのシーンですからね。
個人的には、F/A-18のフックに引っ掛かったあと、アレスティング・ギアがヘビのように戻って行くところが好きですね。

さて、空母どれだろうって思って観ていたら、リンカーンの人形が出てきたので、CVN-72 エイブラハム・リンカーンであることがわかって、映画館でおおっってなってました。
前作にも同様当然ありますが、80年代のアメリカ海軍の艦載機群、主役であるF-14はもちろんのこと、A-6イントルーダー、A-7コルセアⅡが映っていて、こちらもこちらでカッコいいです。
ちなみに、Danger Zoneがバックに流れていますが、日本語歌詞(字幕)がついてますが、あれはいらないなーって思っている人です。
でも、よくみたら、TopGunにも付いてた。

書いてある間に色々調べてたら、こんなサイトがありました。感謝。

そういえば、トム・クルーズがF/A-18Fで実際にカタパルト発進したシーンがありますが、実は一般人でもカタパルト発進、ついでに言うと着艦を体験できるそうです。
それは、海上にいるアメリカ海軍空母に取材に行く です。
航空ファンという雑誌で実際行っている方の記事を見たんですが、なるほどと思ってしまいました。

海上にある空母に行く場合にどうやって行くかなんですが、現状だと、C-2グレイハウンドという艦上輸送機(COD)を使って行きます。
無論、普通の艦載機なので、空母への着艦は、アレスティング・ギアを使いますし、発艦も当然カタパルトを使います。
なので、C-2グレイハウンドに乗れるような立場になると、体験できるみたいです。ただ、F/A-18ほどの凄さはないみたいですが。
しかし、これはもうすぐなくなってしまうんですよね。
それは、今C-2グレイハウンドは、CMV-22オスプレイに置き換えが進んでいます。CMV-22オスプレイは発着艦はヘリモードで行うので、おそらくアレスティング・ギアもカタパルトも使わないと思います。残念です。
なので、今がチャンスです(いや無理だろう)

色々深掘り

きになるところを深掘り&ツッコミしてます。

ダークスター

SR-71を開発したロッキード・マーティンのスカンクワークスがお手伝い(ダークスターの尾翼とか、操縦桿にロゴがついている)して、スケールモデルも作ったもんだから、中国軍の衛星が覗きにきたっていうダークスター。
よくよく考えてみると、空軍じゃなくて海軍が携わってるんだろうねっていうのは思いました。ただ、よく見てみると、412th TEST WING CAPTAINという銘板が出てくるので、海軍から空軍に出向してたのかな?と思っています。
ちなみに、ダークスターは、カリフォルニア州Mojaveを離陸後、ネヴァダ、ユタを過ぎ、コロラド上空で旋回し、ワイオミングを抜けて、アイダホ上空でM10になって、墜落したみたいですね。(ダークスター司令室のフライトマップより)

登場人物の階級について

主要登場人物の階級になっています。

  • 大将(Admiral): トム・"Iceman"・カザンスキー

    • アメリ海軍太平洋艦隊司令官

  • 中将(Vice Admiral): ボー・"Cyclone"・シンプソン

  • 少将(Rear Admiral): チェスター・ケイン、ソロモン・"Warlock"・ベイツ

    • この3人とも、劇中はAdminralと自分で呼んだり、呼ばれていますが、これは階級ではなく、呼称、つまり〜提督という意味になるかと。

    • 制服を見ると、肩に星が3つついているので、シンプソンは中将、ベイツは2つなので少将ですね。Maverickも星2つついていてもおかしくないとケイン少将に言われていますね。

  • 大佐(Captain): ピート・"Maverick"・ミッチェル

  • 大尉(Lieutenant): 集められた卒業生はみんなこの階級(まとめすぎ)

  • 准尉(Warrant Officer 1):バニー・"Hondo"・コールマン

アメリカ海軍太平洋艦隊司令官

アメリカ海軍太平洋艦隊といえば、太平洋戦争直前にハワイに艦隊司令部を移して、それ以来ハワイ、真珠湾に艦隊司令部を置いています。
が、映画では、アメリカ海軍太平洋艦隊司令官たるカザンスキー大将はおそらくサンディエゴにいます(Maverickがバイクに乗って会いに行っているので)。
そもそも、病気になっている状態で司令官職を勤めていられるのか・・・というツッコミはしちゃいけませんね・・・。
ちなみに2002年までは、太平洋艦隊司令長官(Commander in Chief)だったんですが(第2次大戦時のニミッツ大将は太平洋艦隊司令長官なのは正しい)、統帥は大統領のみになったとかで、in Chiefが外れたので、今はただのCommander(司令官)になっています。余談です。

シンプソン中将とケイン少将

この2人は何者やねん?というのはずっと思っていました。
なお、ゲーツ少将は、NAWDC Commanderと自分で言っている(英語字幕でも確認)なので、Naval Aviation Warfighting Development Center(アメリカ海軍航空戦開発センター)、つまりTOP GUNの親分です。まあ、そんな感じはしていました。
まずは、ケイン少将ですが、それの答えは、墜落したMaverickを迎えに行ったヘリに書いてあるVX-31かなと。VX-31というのは、カリフォルニア州チャイナレイクに所在するNAWC-WD(Naval Air Warfare Center Weapons Division)指揮下の評価試験飛行隊なんですが、NAWC-WD、海軍航空兵器センターの司令官職は少将が勤めることになっているみたいなので、この指揮官なんじゃないかなと思いました。

では、シンプソン中将は?特別作戦のためにペンタゴンから派遣されてきた人かな?と思ったんですが、よくよく見てみると、Maverickがノースアイランドに呼ばれた時に自己紹介で、"I am Air Boss"と言っています(字幕でも確認)。日本語だと司令官となっていますが。
そこから推測するに、太平洋艦隊の航空部門のTOPかなと思って調べたところ、海軍の全航空隊のTOP兼太平洋艦隊飛行隊司令官(Commander, Naval Air Forces(COMNAVAIRFOR)/Commander, Naval Air Force, Pacific(COMNAVAIRPAC))が中将職で、"the Air Boss"というニックネームがついているそうです。なので、この職なんじゃないかなと思っております。(Thanks WIkipedia)

特別作戦の艦隊

飛行機も好きですが、軍艦も好きな人なので、特別作戦の艦隊はめっちゃ気になります。
途中、一瞬映る状況表示スクリーンでは、以下の艦艇が表示されています。

  • CVN-71 セオドア・ルーズベルト

    • Maverickたちの母艦

  • CG-55 レイテ・ガルフ

    • Dagger Attackこと攻撃担当艦

  • CG-49 ヴィンセンス

  • DDG-72 マハン

  • SSN-21 シーウルフ

さて、この艦隊ですが、矛盾が。
まず、CG-49 ヴィンセンス、この艦はレイテ・ガルフと同じく、タイコンデロガ級のミサイル巡洋艦ですが、初期艦のため、VLS(垂直発射装置)を持っておらず、2005年には退役してしまっています。なぜこの艦を出してきたのか・・・惜しいですな。脚本作った時には現役で・・・って感じなのかな。
続いて、各艦艇の所属ですが、退役しているヴィンセンスも含めますと、以下になります。

  • 太平洋艦隊

    • CVN-71 セオドア・ルーズベルト

    • CG-49 ヴィンセンス

  • 大西洋艦隊

    • CG-55 レイテ・ガルフ

    • DDG-72 マハン

    • SSN-21 シーウルフ

とまあ、太平洋側で行われていたにも関わらず、大西洋艦隊の比率が高いこと。
最近は、大西洋艦隊所属の艦艇も太平洋で活動するのはあるという話も聞きますが、なかなか不思議な構成です。
まあ、秘密作戦なので寄せ集めたという可能性もありますし、写っていないところに、他の艦艇がいるという可能性もありますが・・・。
あとは、両艦隊からの艦艇が派遣されてくる中東を担当する第5艦隊があり、そこでの作戦だった・・・という深読みもできますが、あのならず者国家、F-14持ってますしね。おっと、誰かが来たようだ・・・。

ちなみにトマホークで攻撃してる飛行場の緯度経度出てるんですけど、南緯48度52分6秒、西経123度23分6秒で、南太平洋のニュージーランドと南アメリカ大陸の間の海域、最も陸地から離れた場所(人口衛星を落とす場所?)、ポイント・ネモってところですね。
・・・って陸地じゃないやんw
これは完全に遊び心かなー。まあ、具体的な場所にするわけ行かないですしねぇ・・・。

Hondo

Top Gun: Maverickで何だかかんだ最初から最後までいるHondo。
実は一番好きなキャラだったりします。
階級としては一番下ですが、
Darkstarの司令室ではみんなを仕切っていますし、Maverickとも軽口を叩ける存在。
訓練時は、罰ゲームの監督したり、レフリーしたりと、メンバーの兄貴的存在(勝手な想像)。
最終的には、セオドア・ルーズベルトにも乗艦して、Maverickの出撃を見守り、CICにも入って、作戦を見守る。
多分、彼はすごいエンジニアであるとともに、Maverickの(今の)相棒なんだと思います。なので、ノースアイランドにも来て貰った。(Darkstarはプログラム中止になっただろうし)
そんな彼をMaverickはすごく信頼しているし感謝している。
その証として、出撃直前に、最後に話す人(戦死した場合、最後に話した人)である彼に感謝の言葉を述べている。ここはほんとよく聞いてほしい。
そして、Hondoもその言葉の重みがわかっているので、名誉であるといっていますし、敬意を持って返した。

Maverick : Thank you.If I don't see you again, Hondo.thank you.
Hondo: It's been an honor, Captain

Maverickの台詞の後、Hondoが話すまでの間が最高だし、ここのHondoの表情、ほんといい。
ここ、日本語だと、大佐抜けてるんですけど、ここは入れて欲しかった。大佐ってちゃんと言ったところに意味があるんだと思うんです!!!!
なんだかんだ、このシーン一番好きだったりします。

英語字幕で見てみることにした。

ということ?で、英語字幕で見た方がより深くわかりそうだなと思ったので、英語字幕で見てみることにしました。(途中までみてます)
それはそれで長くなりそうなので、次回に。

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