FP1級実技試験(6月6日)part1 面接内容

※ご注意ください!
以下の内容は実技試験の回答ではありません。
あくまで私の面接官とのやり取りになります。
実技試験の雰囲気を感じてもらうことが主な目的です。

問題
以下のURL参照してください。

https://www.kinzai.or.jp/uploads/lib/question/202106/fp01_j_0606part1.pdf

《15分で読み込めた概要》
Aさんの事業承継について
長男は現在後継の意思なし、信頼できる部長を選ぶ、もしくM&A、さらに少数株主への対応必要

とにかく事業承継のみが問題となる内容

《この時の心境》
全部会話形式かーい!まじかー、問題に文句は言わないって決めてたけど斜め上だな。
ってか相続税の軽減対策、納税資金の確保、円滑な遺産分割いらないじゃん!
円滑な遺産分割のところ一生懸命勉強したのになー、話したかったな。。
悔しいからメモ欄には書いてやるぜ笑
(いらないけどマジで書きました)

面接官の雰囲気
会話する方 とても真面目そうな方
記録する方 同じく真面目そうな方
part2よりやりやすそうに感じる

それではスタートです!

《面接官》
ではこの問題からあなたの考えるAさんの課題を挙げてもらえますか?

《私》
事業承継について
株価引き下げ対策
後継者を誰にするか
少数株主からの株の買取
(少ないけどこの問題じゃ精一杯なんすよ…)

《面接官》
はい、そんなところですかね。では、今回のケースで長男、F事業部長、M&Aという三つの承継方法が検討できると思いますが各メリットデメリットはなんでしょうか。

《私》
(また突っ込まれなかった、よかった。でも、うーん、最初の質問そこかよ、考えてないぞ。)

長男さんを後継者にするメリットですが、心理面が1番大きいと思います。自分の会社を自分の息子に引き継げることは何よりも嬉しいはずです。
一方デメリットですが、未経験であること、そのため事業承継税制の特例を使うにはスケジュールが厳しいことが考えられます。

F部長を後継者にするメリットは、実績あるため安心できることです。社員の方もついていきやすいのでは、と思います。
デメリットは、他人が後継者になり、血縁関係のある者に自分の会社を引き継げないことです。

M&Aのメリットは株の売却によりキャッシュリッチになることです。
M&Aのデメリットは会社が消滅することです。

今考えてもスーパー普通の回答なのですが、この3つをすっと回答できたことは自分のリズムに繋がりました。
①part2で落ち込んでいた気持ちがなくなったから
②最初の質問が予想外だったにも関わらず自分の瞬発力が出たから

結果はまだわからないですし、勉強した内容全く聞かれることなかったけど(家族信託とか大好きでめっちゃやったのに!)この咄嗟のアドリブのために日々勉強したのかな、と今は思います。
すみません、続きます

《面接官》
今回のケースで仮に長男さんが株を引き継ぐとしたらどういう方策がありますか?

《私》
長男が買い取りをする。
生前贈与をする。
事業承継の特例を使う。

《面接官》
各問題点はありますか。

《私》
長男に資金が必要になります。
相続時精算課税を使っても贈与しきれません。
事業承継税制はスケジュールが厳しいです。

《面接官》
仮定の話になりますがもし長男さんが気が変わって後継者になる、と言ってくれた場合の事業承継税制制度について教えてください。長男さんが使うとして注意点も教えてください。

《私》
(これでまた一つ落ち着けるぞ)
一般的な制度についての説明をしたのち、

長男さんは今は他社に勤めています。
後継者の要件として役員経験が3年必要です。2027年12月31日までに贈与実行が必要でその際にはその要件を満たしている必要があります。つまり決めたならすぐに入社してもらわないといけないと思います。
(また入ってすぐに役員にしてしまうと社員の反発や本人も辛い思いをするかもしれません、と言えればよかったーと今でも思います笑)

《面接官》
はい、ありがとうございます。
基本的には猶予の制度ですが免除になる場合を教えてください。

《私》
Cさんが特例を使って次の後継者に引き継いだときです。

《面接官》
Aさんが死亡したときはどうですか?

《私》
免除になります。

《面接官》
ありがとうございます。話は変わりますが、
中会社の大というX社の株価はどのように算出しますか?

《私》
類似と純資産の折衷です。

《面接官》
比率はわかりますか?

《私》
類似業種比準価額方式が0.9で純資産価額方式が0.1です。

《面接官》
どうなったら100%類似業種比準価額の金額になりますか?

《私》
大会社になったときです。

《面接官》
大会社になるには何か条件はありますか?

《私》
(お、まじかこれ聞かれるんだ、準備しててよかった。一つはわかる。)
社員の人数があります。

《面接官》
何名以上ですか?

《私》
70名以上です。

《面接官》
他にはありますか?

《私》
(ここは深追いしないぞ)
今は正確な解答ができなそうなので持ち帰らせてください。

《面接官》
わかりました、あとは事業の規模等もありますね、覚えておいてください。次に株の引き下げ対策として具体策はありますか?

《私》役職退職金の支給をします。配当金の引き下げをします。

《面接官》
なぜ役員退職金の支給が株価引き下げの効果があるのですか?

《私》
(リズムよくなってきた、このままいきたい)
類似業種比準価額方式は利益、配当金、純資産で構成されており、役員退職金の支給はそのうちの利益と純資産を引き下げる効果に期待できるからです。

《面接官》
そうですね。わかりました。先程少数株主からの買い取りということも話されましたが具体的には誰が買いますか?

《私》
Aさん、もしくはX社が良いと思います。

《面接官》
Aさん、X社が買うにあたり、課税上の違いや留意点はありますか?

《私》
Aさんが買う場合は20.315%の申告分離課税となります。X社が買う場合は、みなし配当に注意すべきです。

《面接官》
ありがとうございます。
最後になります。職業倫理教えてくださいますか?

《私》
定番の6つ解答。

《面接官》
本設例において最も重要なことは?

《私》
(M&Aなら間違いなくこれだよな)
本設例においては、守秘義務の遵守が最も重要だと考えます。

《面接官》
理由教えてもらえますか?

《私》
M&Aは非常にデリケートな問題であり、話が漏れたりすると社員の士気が下がってしまったり、M&Aの話が破談になったりすることがあるためです。
そのため今回の設例では守秘義務の遵守が最も重要と考えます。
(俺何度インフォームドコンセントの練習したと思ってるんだよ、くそー、まあでも解答できたらいいっか。)

《面接官》
ありがとうございます、以上です。

《私》
ありがとうございました。

以上です、最後まで読んでくださりありがとうございました!

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