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KengakuCloud「無人見学機能」導入事例_株式会社アイム・コラボレーション様

KengakuCloud「無人見学機能」を導入いただいている株式会社アイム・コラボレーション マーケティング課課長代理の稻田 芳里様に「無人見学機能」を導入いただいた経緯や、導入前に抱えていた課題、実際に利用して感じた効果についてお話をお伺いしました。

KengakuCloud「無人見学機能」とは

「無人見学機能」は展示場の玄関ドアに機器を設置することで、見学会の予約完了とともに自動的に鍵のURLが送られることで来場者が簡単にロック解除ができる仕組みです。住宅会社と来場者双方の利便性向上を実現します。

株式会社アイム・コラボレーションとは

家づくりをもっとたのしく、“らしさ”溢れる住まいの為に。をコンセプトに、岡山県内全域を営業エリアとして新築住宅「アイムの家」を中心にリフォーム・ガーデン・賃貸住宅・商業施設・不動産など住まいを中心とした地域密着型の事業を展開しています。インテリアコーディネーターと創る自由設計の家づくりでは予算・計画に沿ったプランをご用意し、お客様の理想の住まい実現の為に、家づくりのプロフェッショナルとしてフルサポートしている会社です。

ー 稻田さん、本日はよろしくお願いいたします。

ー 早速ですが、導入前に御社が抱えておられた課題からお聞かせください。

以前は弊社事務所近辺に常設モデルハウスがあったので「見たい」というお客様がいらっしゃればご案内はできていました。それでも営業がお客様に同行してご案内するので時間はかかっていました。2年前にオープンしたモデルハウスが事務所から1時間半程かかる遠方だったので、今後どうしようかと。常に営業を待機させるほど人数もいませんし、待機するにもPC環境がなくお客様がいない時間が無駄になり待機している私たちの人件費がもったいない。でも、お客様が「見たい」ときに見られる体制は必要だし、という状況でした。

ー「無人見学」を導入される際、運営をされる現場の皆さんに混乱や戸惑いはございませんでしたか?

弊社社長から無人見学の導入を提案された時には「本当に無人で見学会ができるのか」と不安や戸惑いを感じる社員もいました。新しいことや知らないことを取り入れることはそもそも人間って苦手ですよね。ただ、やると決めたのであれば、まずはやってみようと。手取り足取りいろいろと教えていただきながら無事に設置できました。

ー会社の大切な資産であるモデルハウスを無人で開放することに不安を感じる方も多いかと思います。どのように不安の解消をされましたか?

とにかく全てが初めてだったので、予想できるリスクを書き出して、それに対してどう対策するかを考えました。例えばお客様、特にお子様が誤って物を壊してしまったり、それでケガをしたりしないか、家に傷がついたりしないとか。そもそもお客様の危険になるようなものは置かなければいいし、サービスのなかに監視カメラが含まれており状況は確認できるので十分に対応できました。見学の方法やルールがパッと見てわかるように、視覚ツールを貼って置いたりもしました。そのあたりは失敗もしながら皆で「これはこうした方がいいね」「これは必要ない」と試行錯誤しながら作っていきました。たとえば見学の際に装着をお願いしている手袋も、基本は持ち帰りを推奨していましたが、お客様の荷物が増えてしまうので、玄関に専用のゴミ箱を設置しました。また、お客様には常に新しい情報をお伝えしたいので、定期的な清掃や整理・点検の際に置いているチラシの入れ替えをしています。

ーでは導入に際して皆さんが期待されたことはありますか?

まずはお客様が見たい時に見ていただけるという点ですね。お客様から見学希望のご連絡があった時に人員配置の手間がなくなるので、営業をはじめ社員の生産性向上を期待していました。

ーでは実際に導入してからの効果をお聞きします。どんなところで良さを感じておられますか?

実際始めてみると、直前のご予約や我々の業務が終わっている夜に翌朝一番のご予約を入れる方も多いので、無人見学機能がなければ機会損失も多かったと感じています。営業の移動時間や待機時間も圧倒的に少なくなり生産性の向上につながっています。見学に同行するとなると移動時間も含めて1件で3時間以上かかることもあるので、それだけ対応できる数にも限界がありますから。即時予約に対応するためにモデルハウスの玄関外側にポップを掲示しているので、それを見ていただければ直前の予約でこちらがメール配信をできていなくても鍵が開けられるようになっています。また、無人見学のご予約があったお客様には見学が終わる時間に合わせてサンキューメールの予約配信を実施しています。そこにアンケートフォームも載せているのですが回答率が良いのは驚いています。お客様からは「無人で良かった」「家族だけでゆっくり見学できた」という声をいただくことが多いですよ。無人見学を機に「詳しい話を聞きたい」と思い、違うイベントや見学会にご来場いただくこともあります。とりあえず一回見てみたいと考えられるお客様にとって、無人見学があることで気軽にモデルハウスへ来場できているという印象ですね。

ーでは導入後に生まれた新たな課題はございますか?

お客様の見学に同行しないことで、商品説明や営業機会の損失を心配する声はありました。せっかくご来場いただいたお客様に、家の説明や家づくりに対する社員・会社の想いを伝えられないのはもったいない。無人見学のお客様がアイムの家と弊社に興味を持ち、次の行動に移していただくための何か必要だと。そこで室内にポップを掲示するために営業さんと一緒に「アイムの家について」「会社について」メッセージを考えました。インテリアコーディネーターや設計・施工担当者の思いを知ってもらえるような写真付きのポップを貼っています。また、現場で体感していただき、見学後も弊社との接点を持ち続けていただくためにメルマガやDM、LINEなどを定期的に配信しています。

ー無人見学を導入いただいて、御社の事業や組織・業務の変化はございましたか?

限られた人員で受注数を増やしていくためには、営業が初動で動かなくてもいいチャンネルで集客をしていくことが必要だと考えています。無人見学があれば営業がいなくても、資料請求などのお問合せをいただいたお客様に家を見ていただいたり、ご契約後のお客様も家づくりの参考として自由に見学していただいたりが可能なります。また、その時間を営業は別の営業活動に専念できるので、効率は本当に上がったと感じています。あと、今年の春から新たにモデルハウスを2棟オープンすることも決定しました。これも無人見学がなければ「増やそう」とは考えなかったと思います。タイプの異なるモデルハウスを見ていただけるようになるので、お客様の家づくりの参考になると期待しています。

ーそれでは、今後、無人見学に期待していることをお聞かせください。

今は自社で見学後のメールとアンケートを配信していますが、これが無人見学のシステムの中で自動配信できれば良いなと思います。あとは無人見学で使えるツールのテンプレートをセットでもらうとか、その会社に合った運営方法を相談できるオプションがあれば嬉しいと思いますよ。

ーそのご意見はぜひ持ち帰って検討させていただきますね!

ーそれでは最後に御社のこれからの展望をお聞かせください。

今期は「チェンジ + チャレンジ = チャンス」考えを変えて、挑戦すれば新しい機会が生まれるというのをテーマにしています。実際に無人見学も初めは不安や戸惑いがありながらも、とりあえずやってみて、ダメなところは軌道修正をして、それを通過することで社員の声も「無人展示場は良かった」「新しいモデルハウスにも当然システムを入れますよね」と変わっているので。とにかくいろいろなことを、まずはやってみる、試行錯誤してみる。そうすれば何かチャンスが生まれるという意識でさまざまなことに挑戦したいと考えています。

ー皆さんの「とりあえずやってみる」という意識は、実はとても難しいことだと思います。会社全体でその意識を持ち仕事に取り組まれている姿は、私たちも見習っていきたいと思います。本日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!


株式会社アイム・コラボレーション

会社名:株式会社アイム・コラボレーション
設立:2002年2月18日
代表者 :代表取締役社長 石橋 雅則
従業員数:64名(役員含む)
事業内容 :一級建築士事務所・建築工事業・不動産業、「戸建住宅 ・マンション・店舗・エクステリア」企画・デザイン・設計・施工トータルプロデュース


KengakuCloud「無人見学機能」の詳細はこちらから


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