TVアニメ『古見さんはコミュ症です。』第14話『台風です。』感想

TVアニメ『古見さんはコミュ症です。』
https://komisan-official.com/

※感想内に原作漫画の展開を引用している場合があります。
 原作未読の方はご注意下さい。

はい、二夜連続で投稿。
いい感じで休日使えてるんじゃないかのナカシャです。
実際それほどうまく使えてないんですが、この一時間ですべてを賭ける、
そんな感じ。さっといってみましょう、めざせ夢の感想借金0生活。

・気合い入れて学校行こうとして、台風に降られる古見さん。
 まあ、残念w

・てかOP来た!
 これはアレか、一期ラストの続き→一期OPの続きみたいな構成に
 なってるのね、イイ感じ。
 あと他のキャラが歌詞に沿って一緒に歌ってるような表現が入っていて、
 このあたりも素敵な演出。修学旅行コンビもここで初登場。ちょっとした
 しぐさもどんなキャラかを表してて、いいOPだなあ。
 ってかYY般若さん、新キャラじゃん、これw
 成瀬くんも数カット出てくるとか超中心的なキャラに見えるw

 最後、古見さん含めて五人くらいでジャンプしているのを片居君が
 後ろから見ているカット、片居君が登場する前のラッシュはいわゆる
 クラスメイトという表現で、ここで片居君だけ後ろから見ているのはまだ
 古見さんたちの友達の輪には入っていない(ぶっちゃけ只野君以外はまだ
 片居君の正体を誤解している状態なので)という表現だと思うんだけど、
 古見さん以外の女子制服組が二人(おそらく山井さんと中々さん)は
 ともかく、男子制服組が三人いる(只野君の他は成瀬君と米谷君?)の
 のよね。このタイミングでは、成瀬君・米谷君はまだ友達になってない
 ので、ちょっとだけ違和感。まあ、いいんですけどね。

・秀子さんから自宅待機の連絡をもらった古見さん。

 ここ、秀子さんのセリフは原作の流れを一部端折ってるので、わかり
 にくくなってしまってるかも。
 原作だと衣替えで新しい制服になって、何度も鏡で確認して嬉しかった
 のに自宅待機で悶々とする古見さんを見て、年頃の女の子は…って続く
 のに意味がつながるんですが、ここなんでカットしたんだろ?
 原作と時系列違うのは、ここはそれほど影響してない(初冬というのは
 原作と変わらない)ので、軽くなんでかなーと思いました。

・で、雷鳴ったりして停電したりでビビってる古見さんに一本の電話が。
 こういう時はそうですね、只野君からの電話。
 最初は大丈夫だというけど、最終的にもうちょっと話しててもいいか?と
 只野君に聞く古見さん。
 そのやり取りを部屋の外からニコニコしながら見ている秀子さん。
 と、そんな雑談をしている中で、雨は上がっていくのでした。

 これ、秀子さん、多分話し相手が只野君ってわかってますよね。
 にこにこしながら、ちょっと赤くなってて、二人の様子をほほえましく
 見守ってる感じ。後日の話でも出てきますが、秀子さんコイバナ好き
 なので、愛娘と只野君のやり取りはただただほほえましいんじゃない
 かなあ。

 あと、ナカシャはいつも中学生までの古見さんと比較して考えるんです
 が、おそらく中学生まではずっと雷が怖いときもこうやってリビングで
 震えてただけだと思うんです。携帯も持ってなかった、友達とのやり取り
 もなさそうな我が娘が、高校生になって友達ができてその友達と電話で
 無駄話してる、そんなある意味で当たり前の高校生活を楽しんでるのに
 ちょっとぐっと来ているのかもしれないですね。

・で、山井さんですよ。平常運転だなあ。。。

 ってか、山井さんはアニメ化して完全ギャグ路線にしてよかったのかも
 ですね。原作だとある意味まじめに変態すぎて、落としどころが難し
 かったので、二年次以降はクラス替えられてどうみても登場頻度が
 下がったのですが、あのキャラだと二年次以降の万場木さんとの絡みに
 対してノイズにしかならなさそうでは ありました。
 アニメでの、パンツ見た過ぎてよだれ垂らしてるくらいで丁度いいのかも
 しれないw 

・で、校庭の水たまりを使って古見さんのパンツを覗こうとする山井さん。
 お誘いに結構前のめりで乗ってくる古見さん。

 ってか、古見さんあれよね。これまでに周りの人と絡まさな過ぎて
 かつ自己肯定感がすんげー低いのでこういう時に自分の下着を見ようと
 している人がいるって全く考えてなさそう。自身は高校生としては発育が
 よすぎるレベルで『周囲から高嶺の花扱いされる女の子』だけど、この
 あたり本当にアンバランスで、修学旅行で好きという気持ちがわからな
 かったのもうなずける。初めての友達が只野君でよかったんだろうなあ。
 只野君も恋愛に対してはトラウマ持ちだけど。

・色々やるけど、結局古見さんのパンツは見れず、虹を見て目を見張る古見
 さんを見て浄化される山井さん。
 で、オチが幕間のカットっていうね。

 この辺りも含めて、山井さんの声優さんの演技も素晴らしいし、演出も
 完全ギャグテイストにして原作での毒ッ気を薄める手腕はさすがだなと
 思います。

・クラスの女子で付き合ったらの妄想を繰り広げる地洗井くんら三人組と、
 それを片耳で聞いている只野君。妄想はとどまるところを知らないが、
 古見さんのみどうしても妄想できないのだった。

 これが最終的に妄想同好会に発展するのが趣深い。
 ここもある意味残酷で、誰も古見さんを普通の女の子として見てないこと
 と、只野君だけが普段の様子をちゃんと見てて妄想もできる、ってのが
 わかる。一年次の不幸ですね。女子組は何人か普通に接する子もいるので
 どちらかというと女子ズと仲良くやってるのを傍目から楽しむ、という
 くらいがちょうどいいのかもしれませんが。

 あと只野君は古見さん家に上がった人なので、こういう家庭の妄想とかも
 余裕でできるのはさすが。でもね、今想像できないだろうけど、この子
 実はめっちゃ甘いもの食いますぜ。いずれわかるけどねw

・TVで見た猫カフェに行きたいと言い出す古見さん。
 猫アレルギーななじみはパス。ほかの女子との会話のネタにしたら
 いいのでは?とパスする只野君。
 尾根峰さんを誘ってみると速攻OK出してくれるのが頼もしい。
 で、安定の尾鶏さんもお供。

一年次だと、この尾々っとコンビと修学旅行コンビがまっとうに友達して
くれる女子で、この子らが出るとほんと安心する。

・ここでもコミュ症を発症する古見さん。尾根峰さん・尾鶏さんが猫に
 すり寄られる中、怖がられて一匹も猫に触れない古見さん。寝ている
 猫にすら触れない古見さんに、この猫カフェのボス猫しょこらが古見
 さんに近づいていくのでした。

 しょこら(♀)なんよね、一人称おれだけど。
 この後、ずっとしょこらに懐かれてママになるのも含めて、これもまた
 運命的な出会いなんだろうなあと。
 あと只野君、一緒に行きたいんならそういえばいいのにw
 珍しくここは女子の友情を取らせた君は素晴らしい。猫を抱えてる古見
 さんはしばらくお預けになるけどねw

・愛してると言ってニヤけたり照れたら負けな『愛してるゲーム』を仕掛け
 る山井さん。
 なじみや山井さんに言われても動じない古見さんに、なじみは只野君を
 けしかけるのでした。

 この話、本当になじみが策士。
 只野君にいわせるのも、古見さんにいわせるのも、変に嫌がると意識
 してるみたいだぜって突っ込むところまで、本当に隙がない。
 で、言ってみてほしかった気持ちが半分、言われてたらと想像して
 手で顔を隠して顔を真っ赤にする古見さんが本当にかわいい。
 ってか、ちゃんと好きの感情わかってるやんとツッコミたくなる。

・でED。
 ピクトグラムみたいなちょっとイラストタッチな画像に、モーション
 トレース的な挙動でその日のクラスの下校の様子を俯瞰で見てるような
 映像。

 只野君がいない日。誰ともやり取りしない古見さん。
 古見さんに気付かれないながらもいつものアピールをしつつ、退場する
 成瀬君。
 古見さんに見つからずに掃除ロッカーに隠れて古見さん下校に合わせて
 後をつけようとする山井さん。
 
 で、只野君がいる日。
 山井さんと只野君と三人で話している古見さん。とそこに中々さん登場
 で、山井さんと中々さんが古見さんをめぐっての争い勃発。
 只野君の方を見つつも話しかけられない片居君。
 そそくさと下校する上理さん。別の友人とハイタッチするなじみ。
 加藤さんに一声かけて一緒に下校する佐々木さんたち修学旅行コンビ。
 ここで手を振って古見さんに挨拶するあたり、修学旅行後なのでしょう。
 尾々っとコンビと一緒に下校する井中さんに、話しかけるチャンスをうか
 がってたが結局只野君を誘えず名残惜しそうに下校する片居君。
 全員がいなくなったころに同時に下校の用意をする古見さんと只野君。
 用意が先に終わって只野君を待っている古見さん。と、只野君も準備が
 終わって二人で下校するのでした…と。

 おいおいおい、これで只古見付き合ってないとかマジかw
 冗談はさておき、只野君がいろんなハブになって古見さんがクラスメイト
 と高校生活を送っているのだなあという演出。本当に一年次だなって映像
 ですげえよくできてる分、本当に怖い演出をするなあと。

 一年次だとね、古見さんは一人では誰ともコミュニケーション取れないん
 ですよ、アプローチしてもらってても気づけないし、皆遠巻きに見ていて
 直接声をかけてくれるような人もいなかったと。

 だけど、只野君がいると山井さんは只野君にちょっかいをかけることで
 コミュニケーションが成立して、そこにほかの人も絡みだすっていうね。
 『只野君に依存して、初めて人並みに他人とコミュニケーションできる』
 っていう現実。一年次はここを描く必要があるのは当然ながら、本当に
 一年次は歪なのがもろに表現されているので、個人的には早くもっと
 女子ズと仲良くなってー---って思っちゃう。早く修学旅行来てくれ。
 そう考えると二年次はいろいろと健康的になったものだなあと思ったり
 しますね。

・おまけ しょこらに友人のハンコをもらう古見さん。残り85にゃん。

 まーこの後ネコ吸いさせてもらえるようになるんだから、これも奇跡なん
 じゃないでしょうかw

というわけで、前回の片居君登場に比べると、新キャラも出てこない、
いわゆる日常回でしたね。
古見さん自身が大きく成長するのって、修学旅行で加藤さん・佐々木さんと
友達になってからだと思っていて(ここで恋バナさせられて、只野君を思い
浮かべてしまう…とか、旅行後も話しかけてもいいのかなと思ったりした
あたりから)、尾々っとコンビだと尾鶏さんがあの性格上、成長の促し役に
なれないので、尾根峰さんの活躍は初登場時からあとはバレンタインまで
お預けになってしまうのが本当にもったいない。
その後の恋バナも万場木さんがくるまでは修学旅行コンビのエピソードに
なっちゃいますしね。とにかく中学までに惚れた腫れたの体験をしてきて
いない古見さんには、その手の話ができる同性の友人とのやり取りが必要
なので、さっさと修学旅行回がきたらいいのにって首を長くして待って
ますよ、俺は。

という感じで、今回はこの辺りで。

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