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抜き胴が苦手なあなたへ・・・

先日、メルマガ読者Yさんとやりとりしていたら、
『胴打ちが苦手』
というのです。

意外と胴打ちが苦手な人は多いようですね。
しかも、
「抜き胴?それとも返し胴?」
と、聞いてみると・・・

『胴、全部』

との回答でした。
あなた、胴打ちはどう???
さぶっ・・・

そこで、本日のトピックはこちら。

  • 抜き胴は誰でもできる

  • 抜き胴のタイミング

  • 抜き胴のコツ

  • 返し胴よりも抜き胴

少し偏った話をするかもしれません。
そこは、あなた自身の考えもあると思いますので、
『野川の考えはこうなんだな~』
くらいに、気軽に読んでください。

とは言え、胴打ちが苦手という方にはちょっとだけ役に立つ話かもしれません。
ほんのちょっとだけ。
重要度【中】くらいでしょうか。

では、行ってみましょう。

抜き胴は誰でもできる

【剣道審査員の目3】を読んでいると、こんなことが書かれていました。

抜き胴や出小手は誰でもできるものです。

長尾英宏範士(剣道審査員の目3より)

抜き胴なんて、誰でもできるものなのです。

あなたは、「ウソでしょ?」なんて思われたかもしれません。
確かに、この書籍は八段受審者に向けて書かれたもの。

しかし、まんざらウソというわけでもありません。

かなり前に読んだ剣道雑誌の中に、
『初心者にはまず、面抜き胴を教えます』
と書かれていたのをよく覚えています。

具体的な書籍名までは覚えていません。
しかし、衝撃を受けたので、その部分だけ覚えているという感じです。
あなたも衝撃ではないですか?

「いやいやいや、初心者にはまず面だろ!」

と、思われたに違いありません。
普通はそうですよね。
普通というと語弊がありますが・・・
多くの道場では最初に面打ちを指導するのではないでしょうか。

なぜ初心者に面抜き胴を教えるのかというと、

  • 有効打突がわかりやすい

  • タイミングさえ合えば打てる

というようなことが書かれていました。
したがって、まずはタイミングを覚える必要があるでしょう。

抜き胴のタイミング

基本的な抜き胴の打ち方を解説しておきましょう。
手順としては、下記の2ステップです。

  1. 元立ちの振りかぶりと同時に右斜め前に進む

  2. 元立ちが面を打つのと同時に刃筋正しく右胴を打つ

解説されている動画があったので、ご覧ください。

以上!!
抜き胴の解説は終わりです。(笑)

えっと・・・
タイミングの話でしたか。

抜き胴を打つタイミングは、相手が面を打つ瞬間です。
自分から攻めておき、相手の剣先が上がる瞬間に打ちましょう。

とはいえ、そのタイミングがわからないという場合には、いくつかの方法があります。

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