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たい焼きが食べたくなり、もっと頑張ろうと誓った話

偶然が感動に変わった

先日、NFTコミュニティ「web3おじさん育成計画」のオフ会に参加しました。
GENERATIONSのパフォーマーであり、NFTなど多方面で活躍する関口メンディーさんも参加した特別会です。
実は個人的には今年に入ってNFT熱が少し冷めており、気があまり乗らないままの参加でした。
会場は池袋駅東口にある
YAKINIKUMAFIA-IKEBUKURO

少し遅めのチェックイン。出入り口近くのカウンターに座ると、すぐ隣にビシッとスーツを決めた男性が私の左横に座りました。

メンディーさんや鴨頭嘉人さんの話、そしてオフ会参加メンバーとのトークは本当に楽しく、参加前の気鬱は吹っ飛びましたが、それの火付け役となったのは、その左横に座ってくれた男性。驚きと感動をくれた
ジョージさん
です。

「けん玉ですか!!」からの自己紹介は

男性は座るなり、カウンターの中にいるYAKINIKUMAFIA-IKEBUKUROオーナーであり講演家の鴨頭嘉人さんから
お!ジョージさん!!
と呼ばれ、にこやかに応対されていました。

私はいつものように話のネタにと、首にけん玉をぶら下げています。
ジョージさんはすぐに
「けん玉ですか!!」
と声をかけてくれました。実はこれ、なかなかできることじゃないんです。
場所は都内、池袋のオシャレな焼肉店。
NFTオーナーやファウンダーが集まるオフ会。
けん玉は日本では「子供の玩具」。
私が大人にけん玉を広めようとしている人だなんて誰も知らない。
普通に考えれば場違いな変なおじさんです。
そんな状況下ですから、前回参加した時は私からけん玉を指差して
「けん玉オジサンです」
と名乗っていました。
つまり、けん玉にクローズアップして声をかけるのは、なかなか勇気がいることなのです。それをジョージさんは、サクッと挨拶がわりに言ってくれました。

けん玉を通じて私の自己紹介をしました。今思えば、全くうまくできなかった。実績も自慢げな話になり、活動や今後の話もしっかり伝えられなかった。思い返すとプレゼン能力の無さを痛感しました。
本、読み直します。。。

それを気づかせてくれたのも、ジョージさんのメチャクチャすごい対応からでした。
まず、焼肉を焼く手際の早さ。そして焼けた肉を皿に置く所作のさりげなさ。実はジョージさんが焼いていた肉は、ジョージさんの分の肉だったのですが、それを気づかず食べていた私が、後にそれに気づいてハッとした時の私への対応もすばらしかったのです。
私が自分の肉を焼き始め、それをジョージさんが箸をつけ、少しした後、ジョージさんは「あ、トーゴさんの食べちゃいましたか?」と。
「私も食べていたので、おあいこです」
と私に言わせてくれる。わだかまりを無くしてくれる。私への気遣いなのです。実際、ジョージさんはそれほど食べていません。
めっちゃ勉強になりました。

「日本一たい焼き」も「オークション落札者」も知らなかった私

ジョージさんの本当の凄さは、ファンを作る達人であることだと思います。
自分の話ではなく、たい焼きの素晴らしさから、自らがフランチャイズオーナーをしている「日本一たい焼き」の話につながる。そして
「オークションの話をしてもいいですか?』
と恥ずかしげに切り出しつつも、鴨さんNFTのオークションにまつわる奇跡とも言えるエピソードから、約250万円でNFTを勝ち取った話を、すごく面白おかしく伝えてくれたこと。お金の話が全く嫌味にならない、自慢話に聞こえない。びっくりするほどの笑顔で裏話として話してくれました。
「日本一たい焼き」に行ったことはなく、「オークションの落札」は知っていましたが、落札者が目の前にいるジョージさんとは知りませんでした。
でも、今は「日本一たい焼き」をすごく食べたい。何よりジョージさんのことをすごく知りたくなりました。ファンを作る達人の凄さを目の当たりにしました。

もと私立高校の教師だった

オフ会には、今春から公務員を辞めて会社を設立する人もおり、その方がジョージさんに挨拶するシーンもありました。その時に、ジョージさんも教師からの転身だったことを明かしてくれました。
さっきまで凄さを目の当たりにしていたのに、いきなり等身大に感じたのです。目指せるかも。近づけるかも。

俺も一生懸命頑張らなきゃ。

そう思える、ジョージさんとの素晴らしい出会いのお話しでした。

ジョージさんはこのあと関口メンディーさんに「本物のジョージさんだ!」と言われてましたw


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