糖尿病治療の最前線2023

第120回日本内科学会講演会(2023)年の要旨が日内会誌第112巻第9号に掲載されています。

糖尿病については「糖尿病治療の最前線」と題して以下の5つが講演されました。それぞれのタイトルと日内会誌に記載されたKey wordsを引用します。

1 コンセンサスステートメント「2型糖尿病の薬物療法のアルゴリズム」
Key words 2型糖尿病 薬物療法 アルゴリズム 血糖降下作用
      安全性 併存症 臓器保護 治療継続率 薬価

2 高齢者糖尿病診療ガイドライン2023が目指すもの
Key words 高齢者糖尿病 老年症候群 multimorbidity 1型糖尿病
       個別化医療

3 メトホルミンとイメグリミン-似て非なるもの-
Key words メトホルミン イメグリミン 経口血糖降下薬
      インスリン分泌促進系

4 GLP-1受容体作動薬の最前線
Key words インクレチン GLP-1 2型糖尿病 心血管イベント

5 糖尿病と心腎連関治療
Key words インクレチン GLP-1 2型糖尿病 心血管イベント


合格率7.5-8割とほぼ毎年決まっている(=必ず2割程度は不合格になる)糖尿病専門医試験では、他の受験生を蹴落として生き残らなければなりません(表現が生々しいけれど)。そのためには「ほぼ全員の受験生が正解する問題を自分も取りこぼさずに正解する」ことが必須です。

そのためには皆がマークしてくるであろう2型糖尿病の薬物療法のアルゴリズムと高齢者糖尿病診療ガイドライン2023は必ず押さえておきたいところです。

記述試験対策として「multimorbidityとはなにか」も書けるようになりましょう。

なお高齢者糖尿病診療ガイドライン2023やmultimorbidityについては日経メディカルオンラインの記事がわかりやすくておすすめです。著者も上記内科学会講演会と同じ荒木厚先生(東京都健康長寿医療センター糖尿病・内分泌内科)なので安心です。

頑張ってください。




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